サブプライムローンの資金調達への影響は | 思うように資金調達ができない方へ

サブプライムローンの資金調達への影響は

8月22日

サブプライムローンに端を発した世界金融不安問題については、

数日前にざっと触れましたが、

中小企業の資金調達にも影響が出る懸念を感じています。

 

昨日会った、アメリカの大手金融機関の中堅幹部が言っていましたが、

自分の会社はもちろんのこと、

日本の金融機関も現在発表されている何倍も損失を被っている可能性があるとのことです。

 

前回でも書いたように、

サブプライムローンはローン会社だけではなく、

証券化され世界各国に飛び火しているので、

どこの会社がどのくらい損失を被っているか、

現時点では、分かっていないところが一番やっかいだと思います。

多分総額は150兆円ぐらいではないかと聞いたことがありますが、

これも確認できていません。

 

だから現時点では、影響が限定的なものなのか、

本当に世界恐慌になるほど大変なことなのか分かりません。

でも根拠を明確には言えないけれど、少し嫌な予感がするのは事実です。

 

ただ昨日あ会ったアメリカの金融機関の中堅幹部が言うように、

日本の主だった金融機関もかなり損失が出ていることはけっこう常識です。

 

と言うことは、損失が増えると、

銀行は必ず融資に消極的になります。

特にリスクのある中小企業への融資には控えめになりますし、

新規取引への会社への対応は過剰と思われるほど慎重になりがちです。

 

その理由は、融資をすること=自己資本比率が下がることなので、

融資の額を絞らないと、いけなくなるからです。

だからどうしても、リスクの少ない優良企業への融資が優先され、

一般の中小企業への対応はネガティブになってしまいます。

 

貸し渋りぐらいならまだしも、

貸し剥がしまで横行するようなことにでもなれば、

それでなくても、中小企業、特に地方の会社などは、現状でも大変なのに、

ますます窮地に立たされ、倒産が激増するような懸念があると思っています。

 

おまけに日銀は利上げをしたがっているようですし、

ここ数日から1ヶ月くらいは、本当に目が離せない状況だと思っています。

まさか大幅な利上げに踏み切ることはないと思いますが・・・・

 

ちょうど、新たにお薦めしている

ドル覇権の崩壊―静かに恐慌化する世界/副島 隆彦
でもアメリカの住宅のバブル崩壊について触れられており、

このことがアメリカの衰退につながっていくとの記述がありますが、

非常に納得するところで、ご一読をお薦めいたします。

 

私も他人様の資金調達のお手伝いをして長くなりますが、

10数年前は、銀行も不良債権で疲弊していて、本当に資金調達が大変でした。

 

その後、ビジネスローンができたりしましたし、資金調達の選択肢も増えたし、

金余り現象もあって、

そこそこ中小企業の資金調達の環境は好転したと思っています。

 

しかし、今度のことは、以前のバブル崩壊のようなことはないかもしれませんが、

まだ損失の状況が見えていないだけに、何が起こるか分からず、

状況によっては、また中小企業の資金調達は非常に苦しい状況になるかも知れず、

少し身構えてしまいます。

 

資金調達の計画のある方は、早めに手続をされるようお薦めいたします。

 

 

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