シティバンクに銀行業免許
金融庁は20日、米金融大手シティグループのシティバンク銀行(本店・東京都品川区)に銀行業の免許を付与した。
同グループは現在、シティバンク在日支店として営業しているが、日本法人に衣替えし日本国内での銀行業務を加速する。
外資系銀行が日本法人に転換するのは初めて。
これまでは外国銀行の支店として扱われたため支店開設は認可制だったが、今後は届け出制となり自由度が高まる。
7月に6年ぶりに支店を新設するほか、4カ所の支店・出張所も開設予定。また、新たに預金保険制度の対象となる。
シティグループは日興コーディアル証券のTOBを成功させ、
子会社化したことも大きなインパクトがあることでしたが、
今度の日本法人に転換して銀行免許を取ったことも、
日本の金融業界にとって相当大きなインパクトのある出来事だと思います。
記事の中にもあるように、
日本法人の銀行になって何が一番違ってくるかと言えば、
支店や出張所の開設が自由になることです。
以前このブログでも書きましたが、
日本の銀行の弱点として、支店なども拠点の数が、
外資と比較すると非常に少ないと言う事実があります。
邦銀は、バブル崩壊後の失われた10年を契機として、
多額の不良債権を抱え、公的資金を受け入れたこともあって、
まず目に見えるコスト削減のため、店舗の統廃合をかなり急激にやってきました。
何度も書いていますが、
あの意味不明な経営をする三菱東京UFJ銀行の前身である東京三菱銀行なんか、
顧客の利便性なんかまったく知らないとばかりに、
私が住む桜上水などは、一時直営のATMがまったくなくなり、
この時何かで読んだのですが、直営のATMのかわりに
提携したコンビニをご利用くださいなんて言う、ふざけた広告を読んでムカついた記憶があります。
ここまで利便性を無視した銀行は珍しいですが、
他行も拠点数をかなり減らしてきています。
こんなことから、東京でさえも、
ATMはともかく、場所によっては最寄の店舗がない、
不便極まりない空白になっているエリアが存在しています。
しつこいようですが、私が住む京王線桜上水は、
以前は三井住友とUFJの2つの有人店舗がありましたが、
現在は両方とも閉鎖され、三井住友の店舗は信用金庫の店舗となり、
UFJの店舗はBOOK OFFになっています。
あともう一つの最寄の駅の井の頭線西永福も、
以前は中央三井信託銀行(北海道拓殖銀行)の店舗がありましたが、
今はこれも閉鎖されたままになっており、
この駅の周辺に有人の銀行はもちろん信金の店舗もありません。
私の生活圏の中だけでも、
自分が取引する銀行に行こうと思えば、電車に乗らないといけなくなっていて、
明らかにサービスは低下しています。
こんな状況の邦銀の中に、
シティバンクのような巨大資本の銀行が同じ条件で参入してくるのは、
銀行、特に個人向け営業の部門で考えると、これはかなり脅威だと思います。
法人営業に関して言えば、
別に1駅や2駅遠く離れていても、融資をしてくれるのであれば、
法人の顧客はこれくらいの労を厭うことはありませんが、
こと個人の顧客は法人の顧客よりも、
銀行に対して選択できると言う強い立場であることが多い分、
マジで怖い存在になるような気がします。
ルール上できるのかどうか分かりませんが、
日本郵政の店舗内にシティーバンクの出張所が配備されたりしたら、
これはすごいビジネスになると思いませんか?
あるいは法人向け営業でも、疲弊している地銀などに代わって、
地方都市の県庁所在地に、地銀ではできないファイナンスのサービスができる、
シティバンクの拠点ができれば、これも脅威だと思います。
アメリカに行かれたら分かると思うのですが、
日本より銀行の有人店舗の数は滅茶苦茶多いですよね。
それも小型の店舗も多く、街ではなくてはならない存在になっているように思います。
コンビニのATMも深夜などは確かに便利かもしれませんが、
大体1店舗に1台しかないところが多いし、
利用できるサービスも限られていて、
銀行のATMには負けるし、有人店舗と比較すれば遥かに利便性は低いと私は思っています。
日本の銀行のややもすると、お金を扱う商売柄、
何となく意識的に優先的な地位に安住していて、
顧客の利便性を軽視してきた歴史があります。
こんな潜在的な顧客の不満を解消し、
もっとニーズを満たすようなサービスをする銀行ができれば、
日本の銀行にとって見れば、マジに脅威だと思います。
何と言ってもシティグループは、あのロックフェラーの息のかかっ金融グループです。
きっと上手いこと、日本市場を席巻するために、
政府や金融庁にも強烈な圧力をかけたり、すかしたりして、
とんでもない戦略を展開するような気がしてなりません。
★お願い!
お一人でも多くの方にお読みいただけますよう、ブログランキングに参加
☆クリックありがとうございました。
★お勧めする書籍は・・・・
少し読みづらい本ですが、私が日々疑問に感じていたことが、
「やはりそうなんだ」と目から鱗が取れ、
疑っていたことが確信的になった本です。
- 次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた〈上〉技術・諜報篇/ヴィクター ソーン
- ¥1,785
- Amazon.co.jp
次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた〈下〉謀略・金融篇/ヴィクター ソーン
¥1,785
Amazon.co.jp
アメリカに食い尽くされる日本―小泉政治の粉飾決算を暴く/森田 実
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
- そして資金調達関連でお勧めする書籍は、次の2冊です。
この2冊ほど、都市銀行や有力地銀の融資を受ける時に、参考となる本はないと思います。
また、何よりも読みやすいのが良いですね。
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
- 小さな会社 借金のルール/池井戸 潤
- ¥1,500
- Amazon.co.jp

