コムスン 4
コムスンと折口雅博会長を糾弾し、社会的制裁を加えれば、すべて丸く収まるのか。
不正請求で暴利をあげ、サービスの中身も劣悪なら。
福祉でぬれ手であわを狙い、老人を食い物にしていたなら、話は単純だ。
しかし、コムスンの訪問介護分野は利益面で振るわず、
ワタミの渡辺美樹社長に「老人ホームには関心があるが、訪問介護はいらない」と言われた。
一方で、「24時間営業」など他社にないサービスが利用者に高く評価され
、離島まで拠点を持つのはコムスンだけ。
業界2位のニチイ学館は「24時間体制を全面的に引き継ぐのは無理だ」と語っている。
つまり、ディスコのノリを重視する野心家が、独自のサービスで顧客の支持を受けながら、
社員に厳しいノルマを課し、不正を積み重ね、それでも採算に乗らないのが訪問介護事業と言える。
さらに現場のヘルパーの多くは年収300万円未満で、離職率も高い。
介護は、ビジネスとして職業として、夢も希望もないどころか、成り立っていないのが現実だ。
そもそも介護事業には、まっとうにやって利益を上げられる仕組みが備わってないふしがある。
厚生労働省が06年度に、
介護保険会計の健全性を維持するためとして、
業者への介護報酬を引き下げたせいと指摘する関係者は少なくない。
介護を「無償の奉仕」として家族や地域だけに押し付けるのでなく、
「事業」として民間に委ねたはいいが、
例によってお役所仕事に終始する厚労省こそ問題の黒幕ではないか。
このままではやがて何十万、何百万人の介護難民が生み出される日がくる。
昨日も書いたように、コムスンが悪いのは当然で、
国民の税金が絡む業界なだけに、
こんな泥棒のような会社が介護事業から退場するのは喜ばしい限りですが、
この記事にもあるように、コムスンが悪いと言うだけでは本質的に問題は解決しません。
むしろコムスン糾弾と言うようなことに目くらましをされ、
本質的、構造的な問題が存在し、
厚生労働省のいい加減な仕事から起きたことを見逃されるようなことがあっては、
本当に困ると思うのです。
この問題は、厚生労働省だけではなく政府の政治課題でもあるはず。
高齢化社会を迎えた介護の問題は、本当に大切な問題で、
安全保障と社会保障は国の役目の両輪なはずです。
今の頓珍漢な首相はどうも安全保障関連のことに以上に熱心に思います。
集団的自衛権で、自分と同じ偏向した考え方の人ばかり集めた、
おかしな懇談会を開いて喜んでいるような場合かと言いたくなります。
私だって来年60歳だから、そう遠くない現実的な問題なので、
この問題と年金問題への対応の仕方だけでも、
こんないい加減な、プライオリティーが滅茶苦茶な政権は本当にノーサンキューです。
それにしても、今回の場合、特に折口会長は叩かれやすい特徴を持った人だから、
政府も厚生労働省も自身の責任を転嫁するには格好の会社みたいですね。
折口会長のイメージとか経歴からか、
会社の不正の問題よりも、どうかすると折口会長の金満生活とか、愛人問題とか、
どうでも良いことに、興味が移るような傾向があって、
今後もいやと言うぐらい取り上げられて行くと思いますが、
間違っても私たちは本質的なことを忘れないように、
こんな男のスキャンダラスなことではなく、
今後の政府及び厚生労働省の対応を見ていく必要がマジであると思います。
正直なところ私だって、折口会長の落ちていくところは見たいし気がするし、
ある種の快感を感じるような感じを持たせるようなところがある人物ですものね・・・。
それから、もちろんコムスン以外の会社や、
コムスンから譲渡を受けた会社の経営からも目が離せません。
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