三菱東京UFJに対する金融庁の処分案に疑問
1月28日
まずは次の記事をご覧ください。
三菱東京UFJ銀、一部業務停止命令へ・不正関与で金融庁
金融庁が三菱UFJフィナンシャル・グループに対し、一部業務の停止命令などの行政処分を下す方向で調整に入ったことが26日、わかった。三菱東京UFJ銀行に対しては、財団法人「飛鳥会」の元理事長の不正に長期間かかわったことが判明したため、新規の企業向け貸し出しを大阪などで数カ月間凍結する案が有力。これとは別に、三菱UFJ証券は自己売買取引に法令違反が見つかり、業務改善命令を発動する見通し。金融機関の法令順守が改めて問われそうだ。
三菱UFJフィナンシャル・グループの中核銀行と証券会社がほぼ同時に処分される異例の事態になる。三菱東京UFJ銀は畔柳信雄頭取ら経営陣の報酬を一定期間カットするなど責任を明確化する考え。三菱UFJ証券も社内処分する。
今回のことはお話にならないくらい、銀行として大問題のトラブルとは思いますが、
今日書きたいのは、その処分の内容です。
金融庁の役人は自分で会社も経営していないので分からないかもしれないけれど、
新規の企業向け貸し出しを大阪などで数カ月間凍結することには大反対です。
なぜなら、消費者金融や顧客の必要としない商品の販売を停止するのと、
銀行の企業向け貸し出しを停止するのとでは、
社会に与える影響がまったく違うからです。
それでなくても、中小企業に対する融資が、以前ほど積極的ではないのに、
こんな行政処分を行えば、
この行政処分を良い事に、銀行は、自行の都合の良いように拡大解釈して、
既存先の融資や、社会的にも財務内容でも問題のない企業に対しても、
融資を断る良い理由になるからです。
この処分が実行されれば、この影響で、倒産する企業だってあるかもしれませんし、
中小企業の数少ない資金調達の選択肢を狭めてしまうので、
そのビジネスチャンスをの芽を摘んでしまうことにもなるかもしれません。
もちろん今回のことで、行政処分をしなければならないのは当然ですが、
もっと他に処分する方法があると言うもので、
正直なところ、この記事を読んで私なんかは目を疑いました。
まさか、ペナルティとして、誰にでも融資をしろとは言えませんが、
新規の企業に対する融資を止めさせるとは・・・。
それでなくとも、銀行の本音は、銀行の本来業務とは思えない商品を販売して稼ぐ、
リスクもないし、銀行の財務内容を悪くならない手数料ビジネスに転換したくて仕方がないので、
極端に言えば、渡りに船で、返ってこの処分を喜ぶかもしれないとさえ思います。
特に何もしないことが功を奏して生き残った東京三菱が牛耳っている銀行に、
こんな行政処分をやったら、必要以上に、融資に慎重になるのは目に見えています。
行員だって、新規の融資のノルマをやらなく良いし、
もちろん良い案件があった場合、銀行にとっても機会損失の懸念はあるにせよ、
私はこんな処分は、社会的に影響も良くないし、
銀行にとっても堪える処分ではないと思うので、
断固、この処分案には反対です。
企業に対する銀行の融資は、
資金調達が多様化されてきているとは言え、
特に中小企業にとっては、本当に頼みに綱的な存在なので、
パイプを広げることはあっても狭めることは絶対にしてはならないと私は思います。
それも一元的に大阪などの地域に限ってやるなど、
それでなくとも、まだ経済回復の軌道に乗っていない地域ですから、
絶対に大反対です。
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