資金調達の話 5 | 思うように資金調達ができない方へ

資金調達の話 5

12月12日



 

昨日の続きです。

まずは本当に支払いを優先しなければならないかどうかを検討しながら、

一方では、まず現金化できる資産がないかどうか考えます。

 

そんなものあれば苦労しないよという場合を除いて、

もちろん、不動産があれば不動産を、

有価証券があれば有価証券を、

また、ゴルフ会員権があればこれを、

時々こんな状況になっても、趣味を優先する人がいますが、

新しい事業や経営改革が本当に必要なのであれば、

現金化できるものは、片っ端から現金化する(売る)べきです。

 

結果として、会社のBSに載っている資産であれば、

総資本が小さくなって自己資本比率も高くなるので、

財務内容の改善の相乗効果も期待できます。

 

ここで固定資産の売却やオフバランス化とともに考えたいので、

売掛金や受取手形など流動資産の現金化です。

最近はこの分野には銀行をはじめとしてノンバンクや、

このファクタリング専門のサービスを行う会社も多くなってきているし、

商業登記簿謄本の巻頭のページに記載もされなくなったので、

使いやすくなったことは確かで検討の価値ありです。

 

実際問題として、あらゆるデットファイナンスがNGの会社に対して、

このサービスで何件も支援できていますので、

何人も保証人が必要とかいった事業ローンよりは私は良いと思っています。

 

それと最も考える必要があるのが、直接金融による資金調達です。

 

この部分は、顧客の会社を見ていて感じるのは、

導入しているところは非常に積極的に利用している一方、

頭からありえないという先入観念で毛嫌いしている経営者が多いのが特徴です。

 

方法としては単純にお金を借りる融資や社債などデットファイナンスと、

資本として計上するエクイティーファイナンスがあります。

 

どの方法がベターかは、

事業の内容や会社の状況、

それと何よりも大事なのは資金使途によるどんな条件の資金が良いのかということです。

簡単に言えば、資金使途の資金について、

回収が長期でなければならないのか、あるいは短期でいいのかということと、

どの程度の資金コストに耐えうる資金なのかということです。

 

さらには、資金提供者との関係やその性格によって、

支援的な性格の資金でもいいのかどうか、

利回りが良くて安全であればいいのかどうか、

また、将来大化けした暁には大きなキャピタルゲインや、

会社の経営まで興味があるのかどうかによって、

現実的にその選択肢は変わってきます。

 

この部分についてはいろいろ議論あるところですが、

可能であれば、私は社債による資金調達が一番良いと思っています。

 

それは、まず経営権には影響が及ばないことが一つ。

次は財務上も長期的資金の性格があるので、

悪影響を及ぼしにくいことが大きな理由です。

 

実際キャッシュフロー上も、

償還期日まで元金の返済がないし、金利も年2回程度まとめて払えるので、

毎月金利支払いで追いまくられるようなこともありません。

 

それに、お金を提供してくれる人にとっても、

この辺りは専門ではありませんが、

配当の収入は税務的の大きな特典がある上、

現在の預金の金利水準を考えれば十分に有利な投資になり得るからです。

 

ですから、実は私自身が関わっている今度の新規事業も当初計画していた内容よりも、

事業規模が大きくなったため、現在社債の発行を検討しています。

 

でも、こんな話は現実的でないと、

頭から否定する経営者が多いのも事実です。

 

私のような仕事をしていて感じるのは、

昨日書いたように、支払い自体が本当に必要なものかという検討とともに、

銀行などから融資がNGであれば直接金融止むなしと思えるような、

ある意味柔軟な思考回路を持っていない経営者があまりにも多いのも、

大きな問題と思っています。

 

この部分だけでも、商工ローンや消費者金融を儲けさせることもなく、

多重債務者も少なくなるのではないかと思っています。

 

また、極端なことを言って申し訳ないと思いますが、

これぐらいの柔軟性のない方は、会社の経営はしない方が良いと、

正直なところいつも思っています。

 



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