近未来痛心(通信) 続編
IP(インターネット・プロトコル)電話事業で投資家から多額の資金を集めて配当が滞っていた「近未来通信」(東京都中央区)は1日、主要な通信サービスを提供できなくなった。通信回線の主な契約先であるKDDIが、回線利用料の滞納を理由に契約を打ち切ったため。
関係者によると、近未来通信は今年9月からKDDIへの回線使用料の滞納が始まり、3000万円以上が未払いという。KDDIは、滞納分の使用料が最終期限とする11月30日になっても支払われなかったため、近未来通信の回線使用を止めた。これを受けて、プリペイドカードを用いた近未来通信のIP電話サービスは、1日午後から接続できなくなった。
近未来通信をめぐっては、総務省が電気通信事業法に基づく立ち入り検査をし、11月30日に結果を公表した。それによると、05年7月期の売上高のうち通信料収入は2%程度の約3億円しかなく、投資家が購入した通信用サーバー2466台も7台しか稼働していなかった。本業のはずの通信事業の実態が乏しいことが明確になっている。
まあ、読んで思うのは、数千万円程度の未払いが払えないというところに、非常に違和感を持ちます。
この会社、少しでも再生をする意志があれば、
回線使用料だけは絶対に支払うようにするのが常識です。
なぜなら、この会社にとってKDDIの回線契約が打ち切られたら、
それこそ崩壊を意味し、間違いなく倒産につながるからです。
零細企業ならともかく、また資金調達の方法には多大な問題があるにせよ、
200~400億円程度集めているわけですから、
この程度の未払いで会社を幕引きするのは非常に不自然で、
かなりの確立で計画倒産の可能性が高いと思います。
弊社でも日々の業務の中で、本当に資金繰りに窮しているような場合、
経営者に代わって支払い項目を冷静に判断して、
支払うもの、延ばすもの、支払わないものに整理する作業をすることがあります。
この時に判断の基準となるのは、
会社の運営を今後どのようにするのか、したいのかということで、
今回の判断は明らかに、事業の継続をしない場合の判断です。
前にも書きましたがこのような会社のケースでは、
必ずといって言いぐらい、
会社の事業以外のところに資金が流れているので、
資金の流れを解明し、資産を回収するのは至難の業だと思います。
こんな何年も前から明らかに詐欺のにおいがプンプンした会社に、
なんで投資する人がいるのか不可思議で仕方ありませんが、
今でも地方の顧客からは時々このような会社(実はこの会社も数件相談がありました)
への投資をすべきかどうかの相談があります。
一度なんか、たまたま弊社案件として資金調達の相談にきていた、
超最悪財務内容の風力エネルギーの会社への投資話がありました。
手の打ち様がないほどひどい状況で、
会社をいったん解散し、事業の再構築を考える以外にないと思っていた矢先、
九州の数人から、この会社への投資話の相談があって、
びっくりしたことがあります。
もちろん、まさか弊社に相談に来ているとは、
いくら詐欺寸前の会社に対しても、一応守秘義務はあるので、
言いませんでしたが、
うまく投資を止めるように言った、本当に笑い話のような話のようなこともありました。
大体このような詐欺的な話というのは、
妄想的としか思えないような壮大でグローバルスタンダードになるような話が多く、
この話の壮大さと比較して、なぜこの人が、あるいはこの会社ができるのという疑問と同時に、
資金的なバックボーンがなく、仕方なしに個人投資家から集める方法をとっていて、
要はプロがお金を出さないから、知識も経験もない素人から集めるという、
本当に稚拙な短路的な発想になっていることが多く、
こんなものに騙されては本当にいけないと私は思います。
投資した方には、お金を無くされたことには同情しますが、
あまりにも脇が甘すぎて、申し訳ないけど自業自得の域を出る話ではないと思います。
また数年経ったら、いや既にまた同じような話に騙されている方がいるかも知れず、
経営者と旧知の間柄であるとかいった特殊なかかわりもなく、
分けのわからない会社への投資を薦められたら、
ほぼ詐欺話と思っていただいて良いと思うぐらい、
この種の話はインチキな場合が多いので、
絶対に大切なお金なら、投資はしないようにしていただきたいと思います。
本当に美味しい投資の話は、不特定多数の人に来るはずがないということを、
まずは肝に銘じていただきたいと思います。
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