資金調達の話 3
11月27日
今日は資金調達の基本の話の3回目です。
この間は資金調達を、直接金融と間接金融という分け方で説明をしましたが、
今日は3つの種類に分ける区別でお話をしたいと思います。
それはアセットファイナンス、デットファイナンス、エクイティファイナンスです。
このことも基本中の基本のことなのでご存知の方は眠たい話題かもしれませんが、
イマイチ整理のついていない方はご一読ください。
専門書にはこの3つの区分けについてもっと細かい違った説明がなされているかもしれませんが、
弊社が業務を行う中では次のように考え区分けし提案しています。
まずは今既に持っている資産を現金化するのがアセットファイナンス。
返済が必要な資金調達がデットファイナンス。
良く言われる融資というやつです。
それから、株式など資本金になって返済する必要のない資金調達がエクイティファイナンスです。
ですから、この3つの区分けに直接金融と間接金融という2つの区分けを掛け合わせて、
資金調達には6つの種類に分けることができる訳です。
つまり、
1.直接金融のアセットファイナンス
2.間接金融のアセットファイナンス
3.直接金融のデットファイナンス
4.間接金融のデットファイナンス
5.直接金融のエクイティファイナンス
6.間接金融のエクイティファイナンス
以上6つの種類に分類し、この6つの調達方法を、
会社の状況、資金調達の資金使途などによって使い分け、
最善の方法を考えていくわけです。
ところが日本の場合、とかく資金調達といえば、
間接金融のデットファイナンスが主流で、
事業を立ち上げる時も、設立後何年もなっていても、
資金が必要になった時は真っ先に考えるのが、この間接金融のデットファイナンスです。
具体的言えば、銀行、信金、保険会社など民間金融機関と、
中小企業金融公庫、国民生活禁輸公庫などの公的金融機関と、
いわゆるノンバンク、下は日掛け金融や商工ローンから上はORIXまで、
また不動産担保ローンや有価証券担保の専門会社や、
さらにはリース会社、信販会社もこの中に入ります。
この辺りは専門的には違った区分けになるかもしれませんが、
弊社の日々の業務の中では以上のような認識で区分けしています。
いずれにしてもこのように考えると、
多くの方々が資金調達といえば、ほぼ間接金融の範疇で考えているとは思いませんか?
そしてこの間接金融のデットファイナンスと言うのは、
資金調達において、その成否はほぼ次の3つの要件のいずれかが満たされないとできません。
その要件とは、借り手の実績、属性などによる与信、
不動産や有価証券など担保力、
そして保証人による保証です。
そそて例外的なものが、
国金や保証協会の保証する公的資金による創業者支援と言うものです。
でもこれは属性調査や自己資金の有無や額などを審査するので、
私は会社としての実績はなくても代表者の与信を考えるわけですから、
やはり与信を基にした融資と考えることができると思います。
ですから、保証人による保証には社会的問題があり、
必ずグレーゾーン金利の次に見直されるのはこの連帯保証のことだと思いますが、
この保証人による保証を含めて、
与信、担保の3つのいずれかの要件を満たさない場合は、
間接金融のデットファイナンスによる資金調達はできません。
このように考えると、実に多くの方が、
できもしない資金調達を求めて無駄に時間を過ごしていらっしゃるとは思いませんか?
もちろん、メガバンクは中小企業に無担保では金を貸さないといったまだ錯覚を持っている方もいるので、
このような先入観念でメガバンクに打診していないような場合は、
既存取引先の信用金庫が貸さないからといって、
他の金融機関をあたることは無駄なことでないのは言うまでもありません。
しかしたとえば、業績が悪かったから前期の決算をしていないんですなんていうケースでは、
この与信による調達は100%NGと考えないといけません。
ところが、時々このようなケースなのに、
あっちこっち銀行回りをしている人がいるので、時間の無駄をしている人がいると言わざるを得ないのです。
では、このような方は、どのような選択肢があるのかについてまた次回ご案内したいと思います。
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