経営の流れ 正社員化の波
11月24日
もういまさらの話ですが、一時の非正規社員(非正社員)化の流れが、
ここに来て正社員化の流れに変わってきています。
このことは弊社の顧客の会社でも明らかでが、
今回の記事は、アルバイトやパートがもともと多かった小売業界における正社員化の話です。
まず次の記事をお読みください。
ワールド:5000人を正社員化 安定雇用で人材確保
大手アパレルのワールド(本社・神戸市)は21日、直営店の販売業務を行う販売子会社「ワールドストアパートナーズ」(同・東京都港区)のアルバイト・パート約6000人のうち約5000人を今年の4月1日付で正社員にしたことを明らかにした。人件費は年間約22億円増えるが、景気回復による人手不足が予想される中、「長期の安定雇用で優秀な販売員を確保できる」と判断した。今後も新規採用は原則として正社員とする考えだ。
ワールドは昨年11月、「短期的な利益より長期的戦略に基づいて経営のかじ取りを行う」との理由から、経営陣による企業買収(MBO)を実施し、上場を廃止した。アルバイト・パートの大量の正社員化もその一環で、約1万900人の販売職のうち正社員は9割の約9600人(9月末時点)になった。
百貨店などの店頭で販売を担当する販売職は非正社員が多く、同社の対応は他社にも影響を与えそうだ。
先ほども書いたように、小売業界、
私が若かりし頃勤務した百貨店業界でも、
売り場のスタッフの多くがメーカーが派遣した非正社員スタッフで運営されていましたし、
現在でもこの状況は大きくは変わっていないと思います。
この中で、この記事のようなワールドの流れは、今後加速すると私は思っています。
確かにパートやアルバイトを正社員に変えると、
一時的、短期的に見ると、コスト増により財務的な数字は悪化します。
しかしながら、正社員化→サービスの向上→顧客満足度のアップにつながれば、
中長期的には売上増、利益増につながって、財務的な数字も好転します。
さらには、このことで同業他社との差別化に成功すれば、
長期的な会社の成長と安定につながる可能性が高くなり、企業価値のアップにつながります。
正社員化による優秀な社員確保の流れは、弊社の顧客の中小企業でも顕著になってきています。
前回のバブル崩壊後、失われた10年と言われる時期を中心に、ついこの間まで、
価格で訴求する会社やビジネスがもてはやされましたが、
まだら模様とは言え、景気回復の傾向が出てくると、
必ず訴求ポイントが、価格→付加価値にシフトし、
この流れの中で社員も正社員化の流れが加速します。
これは、家電などの生産拠点の、海外から国内へ移転と同じ傾向と同じで、
短期的にはコスト増になっても、長期的にはプラスになるという考え方、
同業他社との差別化ポイントが価格だけではなくなくなることによるものです。
私も資金調達のサポートと言う仕事を長くしていると、
成長、発展している会社には必ず良い人材が揃っています。
明日明後日の資金繰りに窮している会社に限って、
たとえ、代表者は良くても、社員に良い人材が見当たらないのは事実です。
私の場合営業社員と接点を持つことはほとんどありませんが、
たとえば、接点の多い経理財務担当の社員の場合も、
優秀な社員とそうでない社員の違いは明らかで、
たとえば、細かい経営数字や試算表や資金繰り表などの準備をお願いしても、
優秀な社員の場合、非常に対応がよく、問題ないのですが、
そうでない社員の場合、資金繰表一つ準備するのに1週間も2週間もかかったり、
準備できても内容がお粗末だったり、
そして話をしても、非常に理解力がなかったり、もっとひどい場合はモチベーション自体が下がっています。
ですから、会社の営業を担当する社員でも同様で、
優秀な社員の確保はかなり経営数字に反映されますので、
非正規社員=良くない社員とは言いませんが、
会社への帰属意識や会社への忠誠心は少なからず正社員の方があり、
このことによる顧客サービス
日本のように超成熟化したマーケットでは、
普通の経済状況になれば必ず、プラスαの商品やサービスで競われるので、
日本経済が活況になればなるほど正社員化流れは加速していくと思います。
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