年末の資金繰り 税理士の方々へのお願い
8月4日
ある雑誌社からの依頼で、今、「年末の資金繰り」と言うテーマで原稿を書いています。
この雑誌が出るのは10月だったと思うので、タイムリーなような感じですが、
実は10月からでは遅く、本当は、年末の資金繰りは夏の今ぐらいから検討しないといけません。
普通の中小企業の代表的な資金調達が、銀行融資とするならば、
前々から書いていますように、直近の決算書の内容はとても重要です。
決算月から2ヶ月以内に決算を確定して、決算書を添付して申告するので、
7月が決算月の会社は9月末までに申告しますし、
8月が決算月の会社は10月末までに申告し、
当たり前ですが、9月決算の会社は11月の末までに申告をします。
つまり、この3ヶ月の間に決算を迎える会社で、
年末の資金調達を、銀行融資で考えている場合は
この決算書の内容で、ほぼ年末の資金調達がOKか、NGかが決まるので、
まさに今が重要な時期と言えます。
こんなことを書くと、時々早合点して、粉飾をすることだと思う方もいますが、粉飾は絶対に止めましょう。
それでなくても銀行は、数多くの粉飾決算のケースで損害を被っていますし、
以前ブログでも書いたように、
100億円も粉飾で騙し取った化粧品会社がありました。
こんなことから、以前と比較すれば、粉飾決算へのチェックは以前より厳しく、
融資を今後受けることができなくなるだけでなく、
詐欺罪になる可能性もあるので、
迂闊なことは未来永劫大きなペナルティーになるので、
絶対に止めて欲しいと思います。
でもぜひ税理士の先生など、会社の決算書を作る指導をされている顧問の方にお願いしたいのは、
1年以内に返済できる充てのない借入金を短期借入金で計上したり、
収支トントンだからといって、減価償却費を計上しないようなことだけはしないようにお願いします。
多くの先生方はこんな決算を指導されないと思うのですが、
でも弊社に持ち込まれる決算書でも、
この2つの融資にとって致命的なミスを、ちゃんと税理士欄にサインがある決算書でも、
驚くほど多く見受けられるので、ぜひ宜しくお願いしたいと思います。
書けばいっぱいありますが、
後は流動資産の資産査定はぜひしっかり検討していただきたいと思います。
それから業態が大きいのに、資本金1000万円の会社もいただけません。
ともかく自己資本比率の数字や債務超過か否かの問題はとても大きな査定ポイントですので、
チェックをお願いしたいと思います。
また数年にわたって、代表者への貸付金が動かず存在している会社を見受けますが、
それも高額な場合は、
誰が考えても、会社の資産として、本当に価値があるのかどうかを考えれば明らかで、
これは資産としてカウントしてくれないので、
こんな資産、貸付金だけでなく、仮払金、立替金などで、
同じような資産計上をしている場合は、早めに償却をして、
本当の流動資産の価値を確定しておいて頂く必要があります。
この結果、債務超過になる場合は、
資本の増強が不可欠であることを、ぜひ経営者に指導していただきたいと思います。
また、経営者で先生方に、節税を要望する場合も多いと思いますが、
資金調達が難しくなることをぜひお伝え願いたいと思います。
売上が5億もあるのに、経常が100万円以下なんて、
これだけで融資の可能性は低くなります。
それともう一つ先生方にお願いしたいのは、
融資を申し込み時期が、決算月から6ヶ月以上経過している場合は、
必ず試算表を提出しないと融資が実行されないので、
会社が迅速に経理処理せず、先生の事務所に資料がなかなか来ないような場合、
ぜひ早め早めに経理処理をして、試算表がせめて2か月遅れぐらいでできるよう指導していただきたいと思います。
弊社の顧客で、試算表が間に合わず融資が実行されず、
大変な事態になった会社がありますので、ぜひ宜しくお願い致します。
今、税理士の先生方へのお願いとして書いたことは、
経営者の方にもぜひ理解していただきたく、
このように書くと、今から年末の資金繰りを考えないと遅いのが、よくお分かりいただけると思います。
12月になってから大慌てで、弊社に相談に来られる方の多くの場合、
試算表をと言うと、3ヶ月前の試算表ができていないケースが本当に多いので、
宜しくお願いします。
また絶対と言って良いぐらい納税証明者は融資前に必要なので、
いざとなって慌てないようチェックしてくださいね。
本当にあわただしい顧客に限って、試算表と納税ができていないことが多いので、チェックが必要です。
中には決算をしていない・・・・!勘弁してください・・・ アホかいなと思います。
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