事業プランだけで資金調達が可能な最低条件とは?
7月21日
財務内容が悪かったり、創業したばかりで、銀行からの融資が難しく、
もちろん担保提供できる不動産もなく、
しかし新しくやる事業は絶対に儲かるので(殆どの方がこのように言います。(^-^)),
事業の将来性を見て、融資や出資をしてくれるところはないかと言う相談を、
時々受けることがあります。
本当に将来性もあり具現性が理解できるしっかりした事業プランがあるのなら、
条件によっては可能性はまったくゼロではありません。
ところがよくある勘違いは、
事業のコアになるノウハウとか、知的所有権を持っていない、
まるで他人のふんどしで相撲を取るようなビジネスモデルなのに、
事業プランだけで資金調達ができると思っている方が時々いることです。
では他人のふんどしで相撲を取るようなビジネスモデルとはどんなビジネスかと言えば、
たとえば代理店ビジネスやFCビジネスのようなビジネスです。
さすがにコンビニやコーヒーショップのFCのフランチャイジーになるのに、
絶対に儲かるので事業計画だけで資金調達をという相談はありませんが、
なぜか廃棄物の処理ビジネスとか環境ビジネスのような場合の相談が多いですね。
ビジネスの中核を占めるノウハウは他人が持っていて、
自社は設備や人的資源を用意してこのビジネスをするスタイルです。
と言うことは、
まず長期間にわたって、このビジネスを同じ条件で継続できるかどうか微妙だと言う問題点があります。
さらに、自社と同じポジションの会社がいっぱいできるわけですから、
事業を拡大しようとしても当然限界があります。
このようなことから、いくら絶対に儲かるといっても、
資金を提供する側に立てば、あまり有利で面白い案件とは言えず、
この会社に投資したり融資したりする奇特な会社や個人投資家はまずいません。
先日「典型的にまずい決算書」と言うテーマで書いた会社を昨日訪問したのですが、
やはり同じようなことでした。
新しい商品を展開する、新しい組織を立ち上げるための資金調達が希望で、
新しい商品の説明を受けたところ、
確かに大きな市場も期待できるし、独自性もあるようなので、将来性はあると思いました。
しかしながら、現状は、この商品を開発した訳でもないし、
この商品の知的所有権を持つ会社と独占的な販売権や使用権を持っているわけでもないのです。
他の融資とかの可能性がほぼNGなので、
収益をシェアするプロジェクトファイナンス的な可能性を考えたのですが、
とてもこのような状況では資金提供を考えるところはなく、
独占的な販売権を持つような契約の締結の可能性を聞いたのですが、
まずは実績を残さないと総代理店とか、独占的な販売権は握れないとの事。
なるほど、よくある常識的な話だとがっかりしました。
実は、この辺りの認識が資金調達を非常に困難にしています。
成功する経営者は、ある意味、
非常に個性が強かったり、豪腕であることが多く、
常識的に考えて、とても有利な条件で契約ができない状況でも、
持ち前のパワーや交渉力で締結をやり遂げ、この契約を締結したことがきっかけで、
大きく発展したような事例が数多くあります。
ともかく事業計画だけで資金を、見ず知らずの会社や個人から引き出すには、
将来性、具現性+独占的なポジションを確立していることが不可欠です。
自社で開発している場合でも、独占的なポジションを確立すべく、
知的所有権の保全は非常に重要ですし、
他社の開発した商品を販売する場合は、
独占的な販売権が不可欠なので、
今は無理などと諦めないで、事業を成功させようと思うのなら、
ここは生涯の勝負の時と気合を入れて、
非常識と思っても、何が何でも実現できるよう交渉すべきなのです。
この交渉ができるか、できないかは、
極端に言って、大会社の発展するか、倒産するかの分岐点といっても過言ではなく、
この勝負に勝たないと成功はできないと言う意識で、
他のことなど全て捨ててもと言うぐらいの意識で、独占的なポジションを得る努力をする必要があります。
また時々知的所有権を取ると、返ってノウハウが知られて良くないと、
屁理屈を言う経営者がいますが、
これはこの経営者の勝手な見解で、
こんな言い訳は資金を出すものの立場になれば、何の保全にもならず、
じゃ勝手にしたらと言うことになります。
他人から資金を導入したいのなら、こんなアホらしい言い訳は通りませんので、
自分の人脈から資金を引く前提で資金調達をするしかありません。
本当に資金調達をしていて感じるのは、
お金を出す側の心理を全く理解できない、いや、しようとしない経営者が多いということです。
お金を出す側の心理に立って、納得できる状況にない場合は、
99.999・・・%お金を提供する、会社も人もいないという事をぜひ理解して欲しいと思います。
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