軍事評論家 田岡俊次氏
7月7日
今日は七夕なんですね。
でも今日の天候は曇り空で、
とても写真のように、天の川や、おり姫星とひこ星の1年に1回の出会いを見て、
ロマンを馳せるような状況ではありません。
ところで昨日北朝鮮のミサイル発射のことを書いたので、
どうしても今日のタイトルである、軍事評論家の田岡俊次氏について触れない訳にはいきません。
朝まで生テレビやサンデープロジェクトやパックインジャーナルでおなじみですが、
私は彼の発言はどちらかと言えば好きですし、
内容もけっこう当っていて、
私は他の軍事評論家より高く評価をしています。
たとえば、イラク問題についての氏の発言は非常に当っていて感心しているところです。
ただどうしても相容れない部分が2点あります。
その一つは、巨額な双子の赤字を抱えるアメリカは、北朝鮮を攻撃する余力はないと言う点と、
もう一つは、
中国が台湾を攻撃するはずもないし、ましてアメリカと中国が衝突する懸念はない言う点です。
私はアメリカの双子の赤字、特に貿易収支の赤字については全く問題がない訳ではありませんが、
大したことではないと思っています。
もちろんドルが基軸通貨であることが条件ではありますが・・・。
それは、金に裏打ちされていない不換紙幣なのですから、
あれだけの巨大な軍事力や政治力を保有していればドルは維持できますし、
私は誰が書いた本だったか忘れましたが、
レーガン時代を境に、あーそうだ増田俊男氏だったと思いますが、
アメリカは消費する国に徹することを決め、
そのために金融と軍事の分野に集中して投資をし、
世界からカネを集めて、そのカネで世界から物を購入し消費することに政策転換を図ったという論は、
私は非常に一理あることと思っています。
よく考えてみると、アメリカの国債を大量に買ったり、ドルを大量保有しているのは、
日本、中国がその代表で、
他の国もドルが基軸通貨である限り、決済にドルは不可欠で、
この両国を中心にどの国も、
買った国債や保有するドルの下落は大変なことなので、
当然アメリカの国債の大量発行で、通常なら下落するはずのドルを支えることは、
自国の損失を防ぐためにも不可欠で、
ドルを支えることを必ずするから、よほど別の何らかの要因で、
それこそアメリカと戦争をする気にでもならない限り、
ドルを売りまくるようなことはあり得ないと思いますので、
双子の赤字が原因で、アメリカが北朝鮮を攻撃する訳がないという田岡氏の話は、
私は少し違うように思っています。
そしてもう一つの中国と台湾、中国とアメリカの点ですが、
中国と台湾のことは、もう一つよく分かりませんが、
少なくとも中国とアメリカはとても共存できるとは思えないんです。
一番の問題点は、やはりエネルギーの問題です。
今も中南米やカナダや、ありとあらゆるところで石油の覇権問題は深刻化しているように思うので、
人口がメチャクチャ大きい中国の全国的な近代化には、
多分このエネルギー問題と水の確保が不可欠なので、
中国とアメリカとは正面からぶつかる可能性は高いと言う気がしてなりません。
代替エネルギーなどで深刻化はないという人もいますが、
今の中国の省エネや代替エネルギーへの低い意識や技術レベルでは、
エネルギーとしての石油は、これから先も長い期間にわたって必要なため、
石油の安定的な確保は不可欠で、
アメリカとの石油覇権争いは不可避ではないかと思っています。
それにあの好戦的なだけでなく、
今やアメリカが数少ない先進国となっている軍事産業を放棄するようなことはないし、
ましてドル防衛のために不可欠な軍事力の圧倒的なレベルを保とうとすれば、
国民の間だけでなく軍隊の中でも、
仮想敵国なしにコンセンサスを保つことは難しく、
それに今から発言することは偏見かもしれませんが、
私の家族でもあるアメリカ人の親戚の周辺は、そのようなことはなくても、
アメリカ人のエリートを見ていると、
今でも日本や中国に対する心の底にある蔑視的な気持ちを私は否定することができず、
原爆を日本には落としたような国なので、
中国が万一アメリカを抜くような懸念が見えた瞬間、
過去の日本が受けたようなことを画策するような気もしてしまうのです。
アメリカは、自分より明らかに力がなく、自分に従順なうちは、
とてもフレンドリーで肩入れをしますが、
一旦自分と肩を並べるような状況になり、
従順でなくなった時のアメリカの怖さは尋常ではないと思うのは私の偏見でしょうか。
このようなことから、直接的な戦争はないことを祈りますが、
基本的に将来の蜜月はないと思っています。
このようなことから、軍事評論家の田岡氏の意見に対して、
以上の2点については、私はすこし違うなと思っています。
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