銀行の選択
1月24日
まずは連絡事項からお伝えいたします。
2月よりブログ自体のメンテナンスの時以外、毎日更新してきましたが、
26日の夜より30日の間、所用で海外に行きますので、
27日~29日については更新をいたしませんのでご了解下さい。 m(__)m
今後ともできる限り毎日更新していきたいと思いますが、
今年は海外出張なども多くなる可能性が高く、その節はご容赦をお願い致します。
今日のテーマは、これから会社を設立する場合の銀行の選択についてですが、
このテーマは、今日読者からいただいたご相談メールの内容でもあります。
これから会社を設立する場合、
銀行など金融機関の選択は、とても重要なことであると私は思います。
銀行の選択については、まず会社がどこにあるかが問題になります。
いくら都市銀行の○○銀行と取引がしたいといっても、
店舗や営業部がその地域になければ取引は無理です。
しかし、私見を言えば、このような場合を除いて、
首都圏、中部、関西の場合は、地方銀行よりも都市銀行との取引を私はお薦めいたします。
以前は、中小企業を軽視していた感のある都市銀行ですが、
現在は非常に積極的なので心配はありません。
ただ札幌、仙台、広島、福岡の大都市圏には、
各都市銀行の拠点はありますが、
各地域とも有力な地方銀行が存在していますし、地方銀行のネットワークは強力なので、
地方銀行は無視できない存在であり、地方銀行との取引は重要です。
この地域では、地銀1行と都銀1行+信金の選択をお薦めいたします。
次に設立後、会社をどのような会社にしたいかと言う問題になります。
資金ニーズが大きい場合、
海外取引がある場合、
このような場合は絶対に都銀との取引が重要になりますし、
まして上場を視野に入れる場合は、都銀との取引は不可欠と思います。
また、現在都銀が会社の地域にない場合でも、
上記のようなニーズのある場合は、
コストなどが無理でない場合は、
できれば都銀の店舗がある地域に支店と言うか拠点を設けることが重要です。
それもベターなのは東京23区です。
弊社も数多くの案件で実績を残してきましたが、
忌憚なく言って、東京23区にある会社と地方にある会社とでは、
お手伝いできる選択肢が大幅に違います。
弊社がお手伝いしやすい=資金調達がしやすい と言うことなので、このことは重要だと思います。
資金調達のしやすい地域と言う点で言えば次のようになります。
もちろん一番しやすいのは東京23区で、
23区を除く首都圏がこの次で、次が関西と中部、
次が札幌、仙台、広島、福岡で、
次が福島、新潟、金沢、長野、山梨、岡山、北九州、熊本、鹿児島などで、
これ以外の地域の方には申し訳ないのですが、非常に資金調達のお手伝いがしにくい地域です。
特に沖縄については本当に難しいのが現状です。
このような地域間の格差は、融資=デットファイナンスだけの問題ではありません。
エクイティーやその他の資金調達でも、
東京23区に本社あるいは拠点があるとないとでは、
資金調達を考えた場合は、本当に格差があります。
このようなことから、本当に大きな資金調達の必要となる会社を立ち上げた場合は、
早い時期に、東京23区に拠点を設けることをお薦めいたします。
また次に重要なことは、私の経験でもそうでしたが、
都銀にしろ、地銀にしろ、一つの金融機関だけに頼るのは絶対にお止めになったほうが良いと思います。
その理由は、リスクがあるからです。
北海道拓殖銀行や足利銀行が破綻した時に、
多くの地元企業が連鎖倒産したり、非常に資金調達に困ったことは記憶に新しいところです。
また、都銀については、現在メガバンクとして、
経営内容も良くなり、現時点では破綻の危険性は大きく後退したものの、
1行のみの取引は、銀行との力関係の点や融資枠の問題からも、得策ではありません。
私も前職の時、某都市銀行に非常に偏った取引をして、大失今日敗をした経験がありますが、
銀行との関係も商取引ですので、やはり緊張した取引関係が、
銀行の優先的な地位による様々なリスクを軽減しますので必要と思います。
最後に、もし私が東京23区で起業した場合、
どこの銀行と付き合うかと言えば、
まず最初は、みずほ、三井住友、三菱東京UFJの中から1行と、
地元の信金一つから取引を始め、
業態が少し大きくなってきた時点で、
既存取引行を除いた、上記銀行+りそな銀行から1行と、
新銀行東京を選択していくと思います。
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