銀行融資に対する常識との乖離 12 (決算書編) | 思うように資金調達ができない方へ

銀行融資に対する常識との乖離 12 (決算書編)

1月11日

 

                

 

今日は良い決算書の第2のポイントである、資金繰りが楽に見える決算書とは、

この件について書いていきたいと思います。

決算書のどの部分が資金繰りの状況を表すかと言いますと、

流動比率の数字で判断します。

つまり、流動資産と流動負債の比較をするわけです。

 

ご存知のように、

流動資産と言うのは、現金、預金と現金化しやすい資産のことです。

一方、流動負債と言うのは、すぐに払わないといけない、

概ね1年以内に支払う必要のある負債のことです。

ですから、当然の事ながら流動資産が流動負債を上回っていないと、

資金繰りが厳しいと言うことになります。


つまり、流動資産>流動負債ではなく、流動資産<流動負債になっている場合は、

資金繰りが厳しいと判断され、融資には懸念材料となります。

 

でも、ただ流動資産>流動負債になっていれば良いということではなく、

できれば2:1になっていることが望ましいようです。

 

ただまた、流動資産:流動負債=2:1であれば良いと言うものでもありません。

流動資産の内容が問題になります。

それは、何年にも渡って回収のできていない売掛金、貸付金、未収入金が過大にあったり、

計上されている金額ではとても売れない商品が入っている場合も問題になります。

 

特に、売掛金が前期と比較して大幅にどうかしている場合は、

必ずヒアリングされ、事実を確認されます。

なぜなら、売掛金を過大に計上して利益を出す粉飾の懸念を持たれるからです。

 

この流動比率以外にも、

当座比率(当座資産/流動負債)とか現金比率(現預金/流動負債)もチェックされる数字ですが、

ともかくまず、流動比率の数字が融資の可否を大きく左右しますので、

チェックしてみてください。

 

 

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