なぜそんなに急ぐの?
12月25日
資金調達のアレンジメントの仕事をしていると、
不動産などの仲介、ホテル、パチンコ店、ゴルフ場、病院などのM&Aに関わることがよくあります。
この時感じるのは、売主の意思を確認していないのに、
ひどい場合は売主とほとんど関係がないのに、
いかにも売主から売却のお手伝いの依頼を受けたようなフリをする、
いったい何のために、メリットも無いくだらないことをするのか????の人と時々出会います。
また売主から直接つながっている様なことを言いながら、
いざ売買の可能性が少しでも出てくると、
急に、実は数多くの人を経てつながっていると言い出すような信用できない人が、
このような案件にはよく存在します。
このような方々の問題はさておき、
インチキ臭い人に限って、不思議に売買成立の可能性や、
売買自体をとても急ぐ傾向があります。
本当に売主が売買を何らかの理由で急いでいるのなら、
それは売主の意思ですから容認できるのですが、
間に入っている人が売主の意思に関係なく、自分の都合で急いでいる場合は、
こんな人が絡んでいると成立するものもしなくなるので、
私は売主の意思ではないような急ぎの話が来た場合は、
100%どんな案件でもお断りするようにしています。
なぜかと言えば、よくよく考えていただきたいのですが、
何億円も、場合によれば十数億円、いや数十億円の買物を、
あなたは急いで買いますか?
もちろん、超一等地の超優良物件でれば、急いで意思決定をする場合もあるとは思います。
しかし、金額が張れば、いくら意志があっても、
手持ち資金に余裕があったり、資金調達能力がなければ、いくら意思決定をしても始まりません。
しかしながら、ともかく急いで方向性を出して欲しいと言う紹介者の物件ほど、
はっきり言って、たいしたことのない2流、3流の物件が多く、
こんな普通の物件を、急いで買うような馬鹿な会社がいるはずもありません。
また、万一物件が買主のニーズにピッタリで、しかも資金が用意できている場合でも、
売主側がただひたすら、売却を急いでいるような場合、
あなたなら足元を見ませんか?
私だって売却を急いでいる物件の場合、
前職の時に体験しましたが、絶対に買値の減額交渉をしますし、実際結構下がります。
こんなに誰でも、売却を急がせることが、売り手にとっては不利ということが分かるのに、
なぜ急ぐか?
それは間に立つ人がお金を急いでいるか、急ぐと不利ということが分からないかのどちらです。
でも、
急ぐことが不利ということが理解できない⇒だからビジネスが上手く行かない
⇒儲けがない⇒資金繰りが悪化⇒お金が忙しくなる⇒入金を急ぐ
と言うようにリンクしていて、
要は、成約を急ぐ人はビジネスができる人とは言いがたいので、
当然売主から信用をされていないので、売主から依頼されるはずもなく、
売主の意思の確認できていないような物件にまで手を出してしまうのだと思います。
このようなことから、私及び弊社は、
成約を闇雲に急がせるような紹介者の案件には絶対に手を出さないようにしています。
現実的に先週あったゴルフ場のM&Aの件でも、
この年末の押し迫った時に、年内に方向性を出して欲しいなんてたわ言を最初に言ってきたので、
間髪置かずに断わりました。
ゴルフ場を本当に買うことのできる会社が、それも10億円も超える金額なのに、
年末でそれでなくても忙しい時期に、それほど特徴のないゴルフ場を、
年末までに買うかどうかを決めるなんてことができないことぐらい、
分かりそうなものだと思うのですが、いかがですか?
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