生保の営業について ○○気質の喪失
12月17日
この話題はもう分かったと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、
この問題は、今日本で起きている、たとえば今回の耐震構造偽造問題や、
三井住友銀行の優先的地位を利用した商品の押し売り問題、
JR西日本の事故の問題、JALの事故続出の問題など、
それなりの企業が、一時的に思考停止としか思えない状況で暴走したり大事故が起きる原因と、
同じルーツを感じるからです。
今日また書こうと思ったのは、
昨日の夜11時から放送されているワールドビジネスサテライトで取り上げられた、
明治安田生命の問題と、この問題から考えられる保険業界の問題点についての放送を見たからです。
まず驚いたのは、明治安田生命の前社長が、保険金の支払いを渋るような方針を、
その支払いの手続を行う保険部に示したことから、
保険部自体が暴走して、他社を圧倒する保険金未払い事件が起きたという下りでした。
私は昨日まで、関連記事をよく読んでいなかったからかもしれませんが、
過去の社内の慣習か、担当するセクションと社員が自己保身のため暗黙のうちに上司の顔色を伺い、
行われ、結果として暴走してしまったのではないかと思っていました。
ところが昨日の放送お内容が本当であれば、
敢えて言います。前社長は保険会社のトップとして、全く無能力者というよりも犯罪者と言われても仕方のない大馬鹿社長であると言われても過言ではないのではないでしょうか。
保険会社のトップとして信じられない方針を出していたことになります。
保険金が支払われる段階になって、契約内容に少しでも反しているとか、
あるいはでっち上げして難癖をつけられて支払われないのですから、これはかなり悪質です。
皆様も経験があると思いますが、契約内容を盾に言う割には、
加入する時は、多少の病歴が合っても不問にするどころか、積極的にどこも悪くないですねと、
誘導されることさえあるではありませんか。
このように入る時は何でもウェルカム、肝心の保険金を支払う時には厳格にする。
こんな馬鹿なことが、一応日本を代表する保険会社がやっていたのですから、???????です。
生命保険って、考えてみれば、一般の国民からしてみれば、
住宅に続いての大きな支払いではないかと思います。
住宅は、今回のようなことは別にして、
ローンで購入して、支払いが苦しくても、買えば住めるわけですから、
支払額が大きくても、買ったと同時に、使用価値としてはそれなりのメリットを享受できるわけですから、
本人はそれなりに満足し納得もできます。
一方生命保険は、万一のために、
計算すれば誰でも分かりますが、有利な投資対象ではなくても、
本当に万一の時のために、他の必要な出費を抑えてまで支払ってきている訳で、
もちろん満期になれば相応のメリットはあるかもしれませんが、
最も顧客のメリットであるはずの万一の時の保険金の受取ができないのであれば、
何のために支払いをしてきたのか、
むしろ万一の時までは、顧客から見れば、支払いと言うデメリットしかないのですから、
詳しいことは書きませんが、端折って書けば、難癖をつけて保険金を支払わないようなことを、
トップの社長が指示していたと言うことになれば、
まさに会社ぐるみで支払う意思のないサービスを上手く言って買わせていた、
詐欺師商法と言われても仕方のない事件であると思います、
このことが事実なら、前社長はもちろん、当時の役員全員に責任を追求しなければいけないと思います。
万一、このことが原因で自殺者や一家離散、家庭崩壊のようなことがあれば、
損害賠償はもちろん、
実際上は困難かも知れませんが、刑事上の訴追がなされても当然と思います。
この問題で明らかになってくるのは、
この保険会社にしても、姉歯元一級建築士にしても、ヒューザーにしても、平成設計など今回の偽造事件に関連した全ての会社と人々にも、三井住友銀行、JR西日本、JALなど全てに共通する一つの原因は、
たまたま、今日見た愛川欣也のパックインジャーナルと言う番組で言っていたので、
引用させていただくとすれば、
今の日本、全てとは言いませんが、
ある意味職人気質というか、
専門家としての○○気質のようなプライドがなくなって来ているのではないかと思うのです。
ドイツのマイスター制度ではありませんが、
これからの日本を支え、また国際競争を勝ち抜き、
この国を豊かにするために、最も日本がしなくてはならない、
高付加価値の商品やサービスの元となる、専門家としての誇りに裏打ちされた意思決定のできない人間が、間違って企業のトップに座るような社会になっているという懸念をどうしても抱いてしまいます。
保険会社も、顧客の人生のリスクを補完することが死命であり、
このことを実現するために、その経営資源を最大限に利用して、最良のサービスを提供することで、
社会に貢献し、結果として利益を得るという誰もが分かる基本的なことがなされていれば、
まさに自分で自分の首を絞めるようなアホな経営判断をする訳はありませんし、
あえて古い言い回しをするのなら、保険屋としてのプライド、気質があれば、
今回の明治安田生命のような事件はありえなかったと思うのですが、いかがでしょうか?
JR西日本やJALにしても、
いい意味での鉄道屋、飛行機野郎としての気質があれば、
安全よりも、単路的に、安全コストを削減して収益を上げる方針なんて出るわけないと思います。
弊社も、コンサルタント気質なんて言葉があるとは思いませんが、
ある意味職人気質のようなものを失わないことを自戒したいと本当に思いました。
更に明日は、ある生保のマニュアルに書かれていた、
馬鹿馬鹿しいことを中心に書いていきたいと思います。
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