よくある錯覚 | 思うように資金調達ができない方へ

よくある錯覚

12月15日

 

             

 

長い間この仕事をしていると様々な噂や話を聞きます。

今日もある年商120億円の会社が、代議士に融資の仲介頼んだところ、25億円の融資が決まり、

この代議士側に3%ですから、7500万円の仲介手数料を支払ったと言うのです。

 

これはある提携する社労士から聞いた話なのですが、

彼の話の中にも、国会議員に仲介を頼めば巨額の融資でも、

どのような会社でもOKなんだなというニュアンスが出ています。

 

でもこのことは、現在では錯覚の部分がかなり大きいと言って良いと思います。

もちろん世の中何が起こるかわからないのも事実ですから、

自分の首覚悟、背任の刑事訴追覚悟でも不正融資を行う奇特な行員がいるかもしれないので、

政治家がらみの不正融資があっても不思議ではありませんが、

私の独断と偏見で言えば、多分今回の融資自体は事実としても、

別に政治家に頼んだからできたわけではないと思います。

極端に言えば、誰にも頼まなくても、多少条件は悪くなっても、

融資が実行された可能性はかなり高いと思います。

 

良く聞いてみると、年商120億円で、財務内容も良く、

おまけに今月中に融資算を是が非でも増やしたい某都市銀行。

確かに、新規取引でいきなり25億ですから、ついつい代議士の威光も信じたくなるところですが、

もちろん紹介者の力が全くないとは言いませんが、

代議士に頼まなくても、この会社なら25億円の融資と言うのは、特に驚くことではありません。

 

時々弊社にも、この代議士のような力を借りて、

融資のお手伝いをしていると勘違いする顧客もいらっしゃいますが、

弊社では、融資を受けるレベルに達していない会社に、

力技を持って、無理やり融資をつけるようなことは一切していません。

 

融資受けるレベルに達していない会社に融資をつけることが、

一見、弊社の当然の役割だと思う方もいるかもしれませんが、

これは全く見当違いと言わざるを得ません。

 

顧客側だけを見れば、

非常に資金繰りの苦しい財務内容の悪い会社でも、

融資を受けることができればOKだと思います。

しかし、融資をする側も、事業としてやっている訳ですから、

リスクをかけ、それに見合ったリターンを得ることによって成立するわけで、

リスクをかけることのできない状況まで悪化した会社に融資すると言うことは、

融資をする会社にすれば背任行為になります。

 

ですからこのようなことを仲立ちすることが、果たして事業と言えるのかと言えば、

これはなり得ません。

 

融資に限らず、資金調達は、

資金を提供する側と受ける側の明らかな商行為なのですから、

双方が納得しメリットを共有することで成り立つものだと思いますので、

いくら弱者である顧客であっても、

資金を提供する銀行とメリットが共有できなければ、

継続性はないし、社会性もないし、

まして粉飾をしたり、強いコネなどでごり押しをするようなお手伝い、

どんな状況の顧客にも、ただ闇雲に資金のお手伝いをすることを目的としない部分で、

金融ブローカーとは一線を画しているつもりです。

 

では、弊社は何をしているかと言えば、

顧客と、銀行など資金を提供する側双方の合意ができるように、

メリットも共有できるように、

顧客のニーズと状況を見て、相応しい資金調達の方法を提供し、

その実務をお手伝いすることにあると思っています。

奇麗事ではなく、

誰かに口を聞いてもらったことだけで、以前のように融資ができると言った錯覚は、

早く忘れていただきたいと思います。

 

 

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