不可能な融資の申込をすると | 思うように資金調達ができない方へ

不可能な融資の申込をすると

10月31日


 

最近の案件であったのですが、気をつけないといけないことがあります。

 

それは、もともと99.999999・・・・・%不可能な融資であったのに、

打診したことが仇となって、いざ可能な融資を申し込んだ時に、

このことが原因となって、本来なら十分可能であるはずの融資が×になることがあるということです。

 

弊社がご支援申し上げている東京都下の不動産会社A社ですが、

再販用に仕入れたマンション1棟の借入が12億円、

実はこの借入も弊社がある不動産担保ローンのノンバンクからご支援させていただいたのですが、

やっとこの9月に完全2期の決算を終え、

無担保ローン5千万円程度が、やっと銀行からの借入でも可能な状況となりました。

 

弊社としては、都市銀行2行などからの融資のご支援をする予定にしていたところ、

予定した某都市銀行の都下の支店に顧問の税理士の先生の紹介で、

無担保ローン5千万円どころか、ノンバンクからの借入12億円の借換を申し込んだのです。

 

最初から12億円の借換を申し込むということをお聞きしていれば、

絶対に止めていただくようアドバイスしたのですが、

まさかこんな99%どころか100%不可能な融資を申し込んでいるとは知らず、

先週になって、この都市銀行の融資も手伝って欲しいとお聞きし、

またこの時初めて、この無茶な融資の申込をしていることを知ったのです。

 

もちろんこの申込は却下されたのですが、

実はこの却下されたと言う事実が、

弊社がお手伝いをする時の大きな阻害要因となります。

 

一応この銀行の都内の有力店に打診をしていますが、

以前申し込んで却下されていることが邪魔をして、

なかなか良い回答を得ることができない状況なのです。

 

今回のことは、単に同一銀行の1セクションが却下した場合、

他のセクションでも、このことが原因で駄目になるケースが多いということも言いたいのですが、

それ以上に、この辺りはあまり公表したくない部分なのですが、


以前お手伝いをした12億円の融資で、現在の自己資本比率は大きく悪化しています。

ただ本来1年の融資期間をプラス1ヶ月にして、

融資の審査の基準となる決算書では短期借入金ではなくて、

長期借入金として計上できるように仕組んでいましたので、

流動比率の数字は悪化していませんし、

高い比率で、決算後すぐの融資申込みですから、

試算表を銀行が見ることもないと判断して、

良いか悪いかは別にして、

この12億の借入金には触れないで無担保融資に漕ぎつける方針を取っていた訳です。

 

ところがこの12億円の借入金の借換の申込みなんて言う事で、

知られたくないことを、わざわざ銀行に言ったのと同じですから、

今回の無担保融資の審査の時、この借入金の存在を無視しては銀行も審査できず、

融資の可能性は限りなく低くなっているのが現状となっています。

 

A社の社長も安易に、この話に乗ったのは非常に軽率であったと思いますが、

何よりも責任が重いのは、この100%不可能とも思える融資を可能性があると信じて、

よりによって、ボリュームの小さい都下の支店に持ち込んだ税理士です。 

もしこの税理士がコンサルタントであれば2流どころか3流コンサルタントと言わざるを得ません。

 

今回結果、ぶんA社のこの銀行からの融資は、

12億の借入で購入したマンションの売却で完済するか、

半年以上経過しないと、融資の道は閉ざされたと言わざるを得ません。

 

このように不可能な融資の申込は意味がないどころか、

今後、可能な融資を申し込む時の大きな懸念材料になりますのでお気をつけ頂きたいと思います。

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