抵当権減額の具体的案件 2
9月29日
そもそも銀行は20年返済を一方的に5年返済にし、
毎月元金を数千万円も返済させ、
資金繰りが苦しくなり、資金ショートの可能性が出てきた段階で、
返済条件の見直しを検討することなく、一挙に優良不動産の売却を顧客に迫ること自体、
顧客無視もはなはだしい限りです。
社長が銀行の言われるがままに対応してきたこともまずかったと思いますが、
この会社の社長が銀行の言うとおり返済する真摯な姿勢を逆手にとって、
本業の運転資金まで、不動産投資の返済に回させ、
不動産の売却以外に再生の選択肢がないかのようなインチキな事業計画を立案するコンサルタントや、
優良不動産の売却を強力に運ぶために銀行の子分の様な不動産コンサルタントまで動員して、
社長を精神的にも金銭的にも、どうしようもない状況に追い詰めてから、
優良不動産を無理やり売却させて、融資額の80%ほどの額を回収を計画する様は、
まさに自分勝手、顧客無視、銀行と担当する行員には良心の欠片も見えません。
さらには、優良不動産を売却した後、残った古いビルのリニューアルの計画を銀行から言われているようですが、「よく言うよ」という感想です。
私の体験から言えば、多分優良不動産の売却で債権回収が終わったら、
この銀行はこの会社の支援を一切止め、デフォルトが確実になった時点で、
法的処理を迫ると思います。
どう考えても4つの所有収益ビルのうち、
現在の市況の良い時期に、後々のことを考えて、古い二つのビルの売却を進めるのならまだしも、
新しいビルの売却をまずやるのは、銀行にとって債権回収の割合が増えるだけで、
もし銀行が、残った古いビルのリニューアル資金の融資をしなかったら、
テナント退去リスクは増し、その上、銀行の回し者のコンサルティング会社の提案書を見ると、
継続して本業の収益を、ほぼこの銀行への元金利払いの充てるようになっているわけですから、
この会社が復活する可能性はないが、債権を少しでも確保したい銀行には有利な計画案を突きつけているとしか思えません。
このような状況になった現在、この銀行とは話し合いによる解決は100%難しく、
最終的には銀行とケンカをすること以外、この会社の再生はありません。
このようなことから、弊社としては、まず次の方針でご支援を着手します。
①社長に銀行と戦う決意を固めてもらうこと
まず、リスケの交渉。上手くいかない場合は返済利払いを一切止める。
②本業の運転資金の確保
新規取引先銀行での、新規融資と手形の割引枠の確保をして、銀行と戦う準備をする。
そして、次のような順番で会社の再生をお手伝いしていきます。

