抵当権減額の具体的案件
9月28日
昨日書きましたように、
抵当権減額により、金融機関とトラブルを正常な状況にする案件を、
今日から進捗状況に合わせて、時々お伝えしていきたいと思います。
この案件は、親しくする大物弁護士からの紹介でお受けした案件です。
この案件の会社は、東京の中心部のその地区では名門と言われる会社で、
業種は差し控えますが、本業の年商約30数億円、硬く毎年利益を上げ、順調と言えますが、
某都市銀行の提案で、その都市銀行が入居することを条件で建築したビル投資が原因で、
借入と資産のバランスが崩れた上、一方的な銀行の融資の条件変更で、
大変な苦境に立っている状況の会社です。
この案件は正に着手したところなので、まだ結果が出ていません。
ですから、ひょっとすると弊社のご支援は失敗に終わるかもしれません。
しかし、上手くいく、いかないは別として、リアルな状況を、会社が特定されないレベルで、
忌憚なく書いていきたいと思います。
今回の案件は、まさに某都市銀行の、その優先的地位を利用した横暴極まる仕業に、
翻弄されている名門会社の物語と言えます。
長くお読みいただいている方はご存知と思いますが、
私も某都市銀行から、内容は違うものの、
根底に流れているベースは同じような仕業に翻弄された経験を持っています。
(2月9日の当ブログの記事とプロフィールを参照)
いずれこの話も、このブログでも書く機会もあると思いますが、これは後日に譲るとして、
今回の案件の銀行のやり方は常軌を逸しています。
簡単にこの会社の経緯を書くと次のようになります。
上述しましたように、ある業界で名門と言われるこの会社は、
自社も入居するビルなど不動産を含め、多くの資産を持ち、
本業も特に成長することはないものの、
業界でそれなりのポジションを持ち、堅く収益を毎年積み重ねる状況でした。
ところが、ほぼ一行取引をしている某都市銀行から、
自分の銀行の支店も入居するし、資金も面倒を見るからと言う条件で、
本社の近くに新しいビルを建築することを提案したきたそうです。
この提案が条件も融資期間20年で、金利水準も低い良い条件であったので、
十分返済に耐えられるとの判断をして、この会社の社長は提案を受け入れたのでした。
ところが、ご存知のように金融機関の再編で、この都市銀行も合併をして、
店舗の統廃合が進み、このビルの1階と2階に入居していた銀行の支店が退去してしまい、
これだけならまだしも、
嘘か本当か分かりませんが、金融庁の指導で、20年なんて長い融資は是正しろと言うことで、
まず融資期間が一方的に5年となったそうです。
ところが、5年の融資期間と言うものの、
実際は1年毎の証書貸付で、今年の春になって、所有するビル2棟を売却しないと、
融資の延長をしないという、当初から見れば驚くぐらいの話となった訳です。
これは大変ですよね。
20年の住宅ローンが、突如として5年で返済しろと言われたら、
誰だって返済は不能となるのは当たり前です。
さらに、持っている別の資産を売ってローンの元金返済に充てなければ、
ローンを打ち切ると言われているような状況ですから、
誰だってパニックになると思います。
ところがこの会社の社長も社長で、
融資期間の条件変更の段階でケンカすればよかったのですが、
この無理難題とも思える銀行の条件変更を呑んだだけでなく、
一度も遅延することなく返済をして来たのです。
ところが銀行は、この社長の約束を守る姿勢を良いことに、
全く非道とも思える方法で現在の大変な状況に追い込み、
債権回収を図るようになったのです。
続きは後日に。
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銀行融資のことにポイントを置いた、このブログと連動するCDです。

