借入金過大会社の実例 6 | 思うように資金調達ができない方へ

借入金過大会社の実例 6

9月23日

 

               

 

何回かにわたり書いてきましたように、

この会社の場合は、所有不動産と所有店舗のオフバランスによって、

自己資本比率や実質長期比率の数字の改善をは図るのですが、

歴史の長い会社や規模の大きい会社に限って、

不要の資産や、本来の事業に関係のない資産が計上されていることが多く見られます。

 

よく見られる、不要あるいは事業に関係のないと思われる資産とは次のようなものです。

①社長や役員の自宅、別荘

②社長や役員の自動車

③社長や役員のゴルフ会員権などの会員権

④事業に関連しない会社の株式(社長の友人の会社など)

⑤不要な機械設備 など

 

①~③については、

本人どころか家族の使用するものまで会社に計上されれいるような場合がありますが、

このようなことをすること自体が、現在では経営者失格と言わざるを得ません。

この会社については、まだこれから精査していきますが、

上記のような不要な資産があるようでしたら、

売却するか、経営者に所有権を移すなどをして処理することを提案していきます。

 

このことによって、かなり上記数字の改善につながり、このことが即銀行の格付けの改善となり、

融資条件の改善や、新規取引につながりますので、

この会社のような場合は不可欠なのことと考える必要があります。

 

この会社の社長は非常に柔軟性と理解力のある方なので、

事態を納得すればスムーズに処理が進んでいくと思います。

今回の案件では、何回かにわたって書いてきたことが本当に実現されれば、

会社の財務内容は格段に良くなり、融資がスムーズに行われるだけでなく、

十分、上場も狙える会社になると思います。

  

ただ、中にはこの重要なことが理解できない経営者もいます。 

残念ながら、このようなことを理解できないようでは、会社の発展どころか、存在の危機も懸念されます。

弊社のような仕事をしていると、

成功する会社、潰れる会社、いろいろ見ている訳ですが、

会社も野球同様、指揮官(会社の場合は経営者)の資質、能力、判断力、決断力などによって、

本当に会社は左右されることが良く分かります。

 

何回かに分けて、実際現在コンサルをしている会社を例にとって案内してきましたが、

お読みいただいている方の中にも、自己資本比率や長期実質比率の数字が悪いため、

資金調達が上手く行かない方も多くいらっしゃると思います。

 

ややもすると、資金調達の不調を、売上のアップや、必要な費用のカットに求めてしまいますが、

それだけではなく、今回書いてきたバランスシートのスリム化にもぜひ目を向けていただきたいと思います。



 

 

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