アスベストの不動産評価への悪影響
9月16日
ご存知のようにアスベスト問題は、その健康への被害が大きな社会問題となています。
その被害は、アスベスト製品を生産していた労働者や工場のある地域の住民だけではなく、
吹き付けアスベストの建物に住んだり、働いていた従業員にまで被害が及び、
またその被害の潜伏期間が長いことも相まって、静かな時限爆弾と言われています。
最も危険で問題のある吹き付けアスベストの利用は1988年頃までは使用されていた思われ、
アスベストを使った建材も2004年の秋まで禁止されたいなかった現状から、
これ以前に建築されたビルにおいて、アスベストは多く使われていたと思われます。
実はこのアスベスト問題が不動産の価値⇒担保価値に大きな影響を与えるようになっています。
アスベストの吹き付け部分が丸見えの建物は論外として、
特に築古ビルの様な場合、その解体費用にアスベストの処理コストが大きな影響を与えています。
私は予てから、融資を伴う個人投資家や中小企業の現時点の不動産投資の危険性を、
このブログでも執拗に繰り返していますが、
特に1988年以前に建てられたビルについては、地震リスクにこのアスベストのリスクを勘案して、
投資を考えねばならない状況になっています。
一方、東京を中心に大都市圏では、不動産価格が確かに上昇し、
不動産の売主は強気の姿勢を崩しておらず、
市況的に売手市場で、買手はそれでなくても高買いする懸念があるのに、
さらに地震リスク+アスベストリスクが加わり、
再販したり、この物件を担保に融資を受けるような場合の悪影響は、
想像以上に高くなっているとご認識いただきたいと思います。
特に年金の代わりにアパートのオーナになって自分年金を作ろうなんて馬鹿馬鹿しいことを言っている、
業者やコンサルタントはこのアスベストの問題をどのように考えているのでしょうか?
弊社のように金融から物事を考えてしまう習慣が身に付いている立場から言えば、
このような連中は、忌憚なく言って、悪質リフォーム業者と同じくらい悪質といって差し支えないと思わざるを得ません。
このような連中が飯を食っていけるのも、騙される人がいるから成り立つのであって、
もう好い加減に詐欺師商法に近いことに騙されるのは止めようと強く言いたいと思います。
※前半のアスベストの説明はリアルエステートマネジメント・マガジンの記載をかなりの部分引用参考にさせていただきました。
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銀行融資のことにポイントを置いた、このブログと連動するCDです。

