弁護士さん、何がしたいのですか? | 思うように資金調達ができない方へ

弁護士さん、何がしたいのですか?

9月10日

 

                  

先月末に東京都下の資産家の不動産事業再生の案件で、

弁護士の意味のない行動が、危うく事業再生のチャンスを潰してしまう危険があったことがありました。

 

今日の本意は弁護士の方々をこき下ろすことが目的ではありません。

しかし、弁護士という肩書きに信用し過ぎて、結果としてひどい目に合うことが、

特に金融トラブルの時は多く、気を付けるように注意を喚起したいからです。

 

今回は知識のない弁護士が、知りもしないのに弁護士風を吹かしただけの実に幼稚なことでしたが、

一歩間違えば、某ファイナンス会社大手のサービサーからの借換が潰れ、

競売が開始されたかもしれない状況でした。

 

過大な不動産投資で収益と借入のバランスが崩れ、

都市銀行からの融資が某大手ファイナンス会社のサービサーに債権が移り、

法的な処理を防ぐために、別のファイナンス会社から借り替える案件でした。

 

サービサーに移った抵当権の額、11億円を約6億円に減額する作業もやっと終わり、

やっと借換の契約の日を迎えたのですが、

抵当権減額の作業でも全く無力であったというよりも、むしろ実質上邪魔をしているような状況でしたが、

資産家の顧問弁護士という立場があったのか、この契約にも出席したわけです。

 

ところがなんとこの弁護士は、契約の場で、

借換をするファイナンス会社の契約書の内容に文句を言い始めました。

この契約書は、別段この資産家のために特に変わった条項が盛り込まれているわけでもなく、

通常の不動産担保ローンのどの案件にも使われている契約書です。

 

資産家が頼んだ訳でもないのに、

契約書の条項について、細かい部分をゴチャゴチャ難癖とも思えるチェックを入れるので、

資産家の人達も不安になってきたのか、一時的に、

弁護士の質問がクリアになるまで契約しない方が良いと言う空気になりました。

 

しかし、ファイナンス会社の決まった契約書の条項を変化させることは、

簡単にできることではありません。

 

銀行でもそうですが、カードローンや消費者金融で借入をする時に、

契約内容の変更を言い出せば、多分、借入を断わられることはあっても、

変更してくれることはほとんどないと思いませんか?

 

この弁護士も本当に金融のことが良く分かっているのであればまだしも、

この弁護士は金融の知識がほとんどないに等しいような人なので、

そもそも顧問弁護士という立場があるにしても、

今回の件でこの弁護士に依頼すること自体に無理があったと思われるのですが、

自分の立場を主張したかったのか、訳の分からない行動に出たのでした。


借換の融資をするファイナンス会社も最初は丁寧に答えていましたが、

あまりにも常識的な契約条項にまで文句を言うので、

今回の融資はなかったことにしたいということになりました。

 

ところがサービサーへの期限の期日は迫っていて、

この日の契約ができないと、法的な処理の懸念が高かったので、

資産家の家族の代表をしている子息の顔色が変わったことを察知した弁護士は、

 

慌てて「いや契約を潰す気はありません。」・・・・・・・

 

結局文句を付けていた条項を変更することもなく契約締結になったのですが、

この弁護士はいったい何を考えて、このようなことをしたのか私には理解できません。

 

多分弁護士という立場での、何らかの影響力を示しておきたかったのではないかと思いますが、

このことが大変な事態を引き起こす可能性があったので、迷惑な話です。

 

今日言いたいことは、金融トラブルに関する案件を弁護士に相談する場合は、

単に知り合いだからとか、顧問弁護士だからということではなく、

金融に明るい、また金融機関とのトラブルの交渉については、

実績のある、経験豊富な弁護士を選ぶ必要があります。

 

私も含めて、弊社の顧客でも、金融に明るくない弁護士のお陰で大変な目にあったケースは非常に多いので、ぜひお気を付けいただきたいと思います。


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