資金調達コンサルタントに一言
8月27日
余計なお世話とは思いますが、
同業の資金調達コンサルタント諸氏にぜひお願いしたいことがあります。
それは顧客から意味不明な着手金や入会金など、
成果報酬でない報酬を取るのは止めようではないかと言うことです。
できれば相談料もです。
顧客の中には冷やかしのような方もいることは確かですが、
善意の顧客、それも資金調達に困っている顧客から、
何の成果も上げていないのに、たとえその額が小額であっても、支払いを求めるのは筋が違うのではないかと私は感じます。
確かに、銀行に打診するための準備や打診にも時間も手間もかかるので、
この分のリスクを軽減しようと言う気持ちは、同業の私には良く分かります。
でも、このことはよく考えて見れば、コンサルタントの都合であって、
顧客に何のメリットがあるわけではありません。
悪い言い方をすれば、資金を斡旋する優先的な地位を利用して、
何の成果も上げていないのに、顧客にコンサルタントのリスクをヘッジしてもらっていることになります。
このことはどう考えても、顧客を向いたサービスをしているとは言えないのではないかと思います。
中には、出資法の紹介料の上限である5%とは別に、着手金を取っているケースもあり、
これは明らかに法律違反ですので、必ず着手金などをとった場合は、この5%の中に収めるように、
最低限このことは守って欲しいと思います。
10年間この仕事をしてきて感じるのは、
確かに5年くらい前までは、銀行を中心にまともな金融機関は中小企業に本当に融資をしませんでした。
この理由は何度か触れているように、バブルの後遺症で、金融機関自体の財務内容が滅茶苦茶で、忌憚なく言えば、リスクを取るような融資をできる状況ではありませんでした。
ですから資金の支援自体非常にリスクのある仕事であったのは事実です。
しかし、5年位前から、条件が合う会社には銀行を始め、ほとんどの金融機関は融資をする方向になりますので、以前に比べると、ミスリードをしなければ顧客の支援はし易くなっています。
だから、このような時期に、本当に金融機関から融資のお手伝いをできるノウハウさえあれば、
着手金など取らなくても十分にやっていけるとはずと私は確信します。
一時、誰だったか分かりませんが、
コンサルタントのコンサル料を取るノウハウとして、顧客に諂うな、むしろ顧客を選択しよう。
コンサルタントが時間を取られる相談時も相談料を、そして顧客の本気度を試すためにも、成功報酬だけでコンサル料を取るのは愚の骨頂だというようなことが言われた時期があったかと思います。
この話にも頷く点もありますが、でも私に言わせれば、相談料や着手金を取ることによって、
間違いなく良質な顧客を獲得する機会を喪失している事は否めないと思います。
少なくとも、私や弊社は、今まで一切相談料も、着手金も取ってこなかったことが、
大した成功ではありませんが、今の状況につながっていると思います。
時々、本音を言えば、全く時間の無駄だったと思われるような相談を受けることもありますが、
でも私は、一人でも多くの方々や会社と名刺交換することが、
良い人脈を構築する基礎だと思っていますので、まったく苦になりません。
今まで日陰のような仕事だった資金調達コンサルタントも、
少しずつ、その成果を認められて、社会的認知も若干は上がってきたと感じていますので、
資金調達コンサルタント業界なんてあるのかどうか分かりませんが(笑)、
業界のイメージアップのためにも、相談料や着手金を失くすことを提言したいと思います。
もちろん、資料を作成したりした作成費や、遠隔地の会社に呼ばれた場合の旅費など実費は、
先に頂いて当然だと思います。

