本当に資金ニーズがないのか 続々編 | 思うように資金調達ができない方へ

本当に資金ニーズがないのか 続々編

8月23日

 

 

 

昨日の続きです。

では、現在の銀行の審査する内容はどのようなポイントかと言うことですが、

これは明らか以前とは違っています。

 

この部分も何度も書いていることですが、

最も変化したのは、誰が審査しても、できるだけ同じような審査結果が出るようにしたことです。

巨額の不良債権を持った反省から、審査が情緒的、主観的な裁量の余地ができるだけ入らないように、

財務内容はもちろん、定性的と思われる会社や経営者の評価もできるだけ数値化して、

客観的な審査ができるようになってきています。

 

多く方は気がつかれたと思いますが、

このできるだけ銀行が客観的判断をするようになったことが、

今までの取引に慣れてしまっている経営者には理解できず、

銀行と顧客の意識の違いを生んでいると思われます。

 

この結果、

「今まで長く銀行と良い取引をしてきたのに、なぜ?」

「支店長とは同窓なのになぜ?」

「急に金利を上げたり、返済を求めたり、何を考えている?」

と言った経営者の不満が渦巻く結果となっています。

 

要するに、審査が数値化されるようになったので、

他の裁量がなかなか入る余地がなくなり、

特に財務内容の悪化は即、融資条件の変更や貸し渋り、あるいは貸し剥がしのような結果となり、

中小企業の銀行に対する不満の元となっています。

 

しかし、いくらここで銀行の対応を批判しても、国の金融行政とも連動している限り、

中小企業としては、文句を言っても正に遠吠えとしかならないので、

銀行など金融機関の審査方法の変化を受け止めて、

逆手を取って対応することが大切だと思います。

 

審査が数値化されたと言うことは、

逆に見れば、コネがなくても、実績がなくても、

条件さえ合えば、融資を受けることができるということで、

私はむしろこの部分を評価さえしています。

 

ですから、都市銀行でもリスクに応じた金利で融資をするようになり、

時々、6%も8%とも高い金利を取って、どういうことなんだと憤る経営者もいますが、

以前だったら、高い金利どころか、融資を断わられていた訳で、

この部分をぜひ受け止めていただきたいと思います。

 

ですからここで非常に重要になるのが、決算書の存在です。

融資の可否に、決算書の内容が非常に重要になったことは紛れもない事実です。

多くの経営者の方々が思う以上に、決算書のウェイトは高まってきていまして、

この意味では、税理士など会計事務所の選定も戦略的に考えないといけない状況になって来ています。

言い換えれば、今後、会計事務所の経営方針やサービスにも影響を与えることは必至で、

この部分について明日も続いてお話をしたいと思います。

 

 

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