資金調達と演出力の関係 創業時編 | 思うように資金調達ができない方へ

資金調達と演出力の関係 創業時編

7月12日



人物

昨日の続きです。

 

創業時の直接金融を、身近な方や会社に説明するする時、

会社の内容や事業計画は、どのような内容が良いのかと言う点を書いて参ります。

 

残念ながら、現在は自己資金を直接金融をする立場ではなくなってしまいましたが、

前職の時の経験と、今も本当に優良な会社へは、個人投資家を紹介することもありますので、

私がこの内容の会社なら個人投資家にお話ができるなと思うポイントを中心にご案内いたします。

 

①社長の人格、信頼性と会社内容、事業内容がバランスが取れているか?

なんだ、またそれかと思われるかもしれませんが、まず創業時の会社は社長ありきです。

社長の人格や信頼性は絶対的な要件であるということはご理解いただいたと思いますが、

この社長と会社の内容や事業内容のバランスが取れているかどうかはとても大きなポイントです。

どのような偉大な事業家も創業時においては、

夢は大きくても、創業時に現実的に取り組む事業は、その時の社長の力量や持っている経営資源と、

非常にバランスが取れているものです。

 

まず事務所を訪れて、売上など業績に比べて、

必要以上の華美で広いスペースのオフィスだと、こりゃアカンナとすぐに思います。

店舗も同じです。

投資額はいくら大きくても、華美で豪華であっても、

このことが事業をやる上で、明らかに他社との差別化になっていて、

投資額に見合う収益が上がる要因と見えていれば全然問題ではありませんが、

年商がやっと数百万円の会社が、丸の内にそれなりのオフィスを持っていれば、

私なんかは、この会社はオフィスでカマシテ、出資を仰いでいるなと疑ってしまいます。

 

また、事業の内容を聞いて、

資金ができれば、日本制覇できるとか、世界制覇できるとか、世界基準になるとか、

こう言う話も、この時の社長の力量や器と明らかにおかしいと思う時は、

ほとんど、投資家の紹介などする気がなくなり、早く切り上げて帰りたいなと思ってしまいます。

 

現在、世界基準や日本一を目指す会社のお手伝いもしていますが、

やはり現時点での、社長と会社の力量と志のバランスが取れています。

 

同じ大きな話でも、興味を持ってしまう会社の場合、

本当に世界基準とか日本制覇が現実的になるまでの行程が、非常に現実的で明瞭です。

さらに、資金ができたとしても、

人と物と情報のそれぞれのステージにおける確保もマネジメントも現実的でしかも戦略的です。

 

ところが、一発で興味をなくしてしまう会社の場合は、

資金さえ確保できれば、すべてOKという姿勢の場合が多く、

またか、止めて欲しい!時間がもったいない!と思ってしまいます。

 

 

②自社の長所や問題点を把握しているかどうか?

誇大妄想型の社長は、「凄い」、「他社にない」、「日本一」、「世界唯一」などと、

今は小さい会社だが、資金が付けばすぐに大企業になれるようなプレゼンをしがちで、

とにかく良い点しか言いません。

 

このような仕事をしていると、けっこう意地悪な質問がすぐに浮かぶので、

この問題点はどうするかと聞くと、ほぼ99%まともな答えが帰ってきません。

あまり追求すると、このタイプの人は切れる事が多いので、おっかないので執拗には追求しませんが、

興味を覚える会社の場合は、良い点も悪い点も、強い点も弱い点も、

100%ではなくても、ある程度理路整然と、納得のいく説明が返ってきます。

 

事業を進めるにあたって、現在の会社と事業の現状と現実的なポジションを把握しないで、

経営計画も戦略も立てることができないのは当然で、

ワザと弱い点などを説明し、結果として逆に、強い点を相手の脳裏に刻み込むような説明方法は、

非常に効果大なので検討の余地があると思います。

 

 

③有名な会社や人に頼っていないか?

これも危なくて投資家を紹介するなんてとんでもないと思ってしまうことなのですが、

必要以上に、有名人や有名会社の後ろ盾を協調する社長です。

会社と事業の強みは、有名人と大手会社と親しいだけなのか思ってしまうと、

何らかの理由で、もしこの会社の社長と、有名人や会社が仲たがいをしたら、

何も残らないと思ってしまい、1社依存の下請け型企業と同じリスクを感じ、

とても投資に結びつけるような会社ではないと感じてしまいます。

 

時々トヨタ、キャノン、ソニーなどの名前をバンバン言う社長がいますが、

私の経験では、このような会社との提携や契約をプレゼンで真っ先に説明する会社で、

まともな会社を1社たりとも知りません。

たとえ社長と個人的で密接な関係があっても、

創業者でも大株主でないサラリーマン社長と親しくたって、

いつ退任するかもしれないわけですから、

この人脈が唯一の強みのような会社に投資家を紹介するなんて、とんでもないことです。

 

 

まだまだ書き足りないので、この続きは明日に書きたいと思います。


 


 

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