資金調達と演出力の関係 | 思うように資金調達ができない方へ

資金調達と演出力の関係

7月11日


最近つくづく思うのは、

資金調達も経営者の演出力と非常に関係があるのではないかということです。


もちろん、演出力は資金調達だけではなく、顧客、社員、株主に対しても必要ですが、

資金調達に範囲を限ってお話をしてみたいと思います。


資金調達の種類は、その性格から、

デットファイナンス・エクイティファイナンス・アセットファイナンスと区別できますし、

また調達方法から、直接金融・間接金融と整理できます。


この中で、多数の会社にとって、まず直面するのが、創業時から2年間の資金調達だと思います。

この時期は、銀行からの融資(デットファイナンス、間接金融)は難しいので、

自己資金、知り合いからの調達(デットファイナンス・エクイティファイナンス、直接金融)と

公的資金(デットファイナンス、間接金融)にほぼ限られると思います。


この段階での資金調達の中心を、

知り合いからの調達(デットファイナンス、エクイティファイナンス)と考える必要があると思っています。

この時に必要なのが、お知り合いの方々に、快く安心して資金提供をしてもらうための、

演出力が非常に重要になってくると思います。


この時に必要な演出力と言うのは、単に話が上手いとか、表現がうまいとかいったことに限らず、

社長の人格、性格、器、リーダーシップ、知識、信頼性など、

かなり幅広い、すぐにメッキがはげないような、身体からにじみ出るような演出力を指すと思っています。


しかし、私にとって、広範囲な深い部分の話をするには力不足で、

自分でもまだ修業の身なので、日常的に体験している、

創業時の資金調達をスムーズにするための演出力と言うことに限ってお話をしたいと思います。


設立間もない時期の直接金融は、

ほとんどの場合、身近な方から資金を何らかの形で提供してもらうことが多いと思いますので、

社長の日常のお金に対する姿勢が大切であることは言うまでもありません。


普段からお金を貸しても返さないと言うことは論外としても、

お金に汚いと思われるようなことは日常からしないようにしておくことが大切です。


必要な時にはしっかり快く、支払う。しかし、必要のない無駄なお金は支払わないと言った、

お金に対してしっかりした意識を持っているという印象を与えておくことはとても重要です。


また、愚直なまでに、時間を守る、約束を守ることはもちろん、

先日も書いたように、急に応答がなくなるようなことのなく、

マメにコミュニケーションの取れる人と言った印象が、

資金提供してもらうときには、とても役立つと思います。


私も、前職の時に、何人かの方に出資など資金提供をしたことがありますが、

自分にとって用事のある時は、バンバン連絡してくるくせに、

一旦自分の体裁が悪くなったり、用がないと思うと手のひらを返したような対応をしたり、

急に音信普通になるような人には資金提供する気にはなりませんでした。

信用できないからです。

  

ですから、私だけかもしれませんが、会社の内容や事業の内容が大切なのはもちろんですが、

何よりも社長の人物自体を判断のポイントにしていました。


設立間もない会社に資金提供するということ自体、

いくら事業計画がしっかりしていて、将来性があり、収益性が高いと思われても、

リスクが高いことは百も承知の上でするのですから、

社長を信用しないと、また好きにならないとできるはずもありません。


会社を設立して間もない時の直接金融の可否は、

まず普段からお金としっかりした付き合いをしていて、

周囲の人たちと、誠実なお付き合いをしていることがまず基本条件ではないかと思います。

 

そして次に重要なことは、会社の内容と事業計画だと思います。

いくら信用していて好意を持つ人物に対した場合でも、

たとえば、急にディズニーランドを韓国にオープンするとか、

全世界で利用できる定額制の携帯電話のキャリアを設立するとか言った、

事業内容や計画が、それこそ誇大妄想ではないかと思われるような場合や、

また、明らかに社会性はあっても事業性がないような事業であれば、当然資金提供はできません。


実はこの部分の案内が、資金調達のブログで最も書かなければいけないところと思いますので、

この部分に焦点をあてた内容を明日に続けて書きたいと思います。

 

 

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