銀行融資で大切なこと
7月9日
今日から2回に分けて、最近弊社の二つ案件で、
銀行融資が上手く行かない方にとって、非常に参考になると思われることがあったので、
ご案内をしたいと思います。
この両社とも、弊社にとって非常に大切なお客様です。
経営者の人格、事業の将来性が申し分ないからです。
まず今日は融資の手続は迅速にしないといけないと言うことについてです。
この会社はスポーツ関連の事業をしていて、まだ設立3年目の新しい会社ですが、
資金調達もいろいろ工夫をして、すでに複数の施設を稼動させ、
業界でも有力な地位を築きつつある会社です。
ただ有力な都市銀行との取引がない為、
2か月ほど前に、ある金融機関の紹介で弊社に依頼があった案件です。
直前期の決算の内容は、やっと繰損がなくなった状況ですが、
売上も収益も激増していて、非常に将来性のある会社で、
某都市銀行に打診したところ、すぐにでも融資は可能と言う回答でした。
ただ1点、問題は、代表取締役が2人いて、両者の個人保証が必要なのですが、
代取の1人が個人保証を拒むところでした。
2人の代表取締役がいる場合は、当然、2人の個人保証が必要ですので、
この点を調整しないと融資を受けることができないため、調整してもらったところ、
1人の代取は退任する代わり、持っている株式を買い取って欲しいということになりました。
ところが、この買取金額や、支払方法について、なかなか合意ができず、
1ケ月ほど経った先月の末になってやっと合意ができ、代取の退任も完了し、
銀行に新しい謄本を持って行った所、
社長の話では、
以前(1ヶ月ほど前)の時と銀行の担当者の話や雰囲気が変わっていたと言うのです。
以前は、代取の変更ができた新しい謄本の提出後、
3日ほどで正式に契約ができ、融資ができると言っていたのに、
2週間ほど時間がかかると言われたようでした。
弊社も、銀行に確認したところ、
少し時間が経過したので、もう一度審査し直す必要もあるし、
行内調整で少し時間がかかるという返事でした。
なんとなく引っかかるところもあったのですが、
会社も役員も、過去の金融のトラブルなどには全く無い会社ですし、
まずもって大丈夫と思っていました。
ところが融資の実行予定日の数日前になって、
なんと融資は断わられてしまいました。
今回の場合は、融資の手続をしている中で、時間がかかってしまいましたが、、
理由が理由なので、仕方なかったと思います。
ところが、多忙を理由に、銀行との手続き中、ぐずぐずしてやたら日を延ばし、
融資機会を逃す会社が、弊社の顧客でも相当数あり、この点はぜひ気をつけていただきたいポイントです。
中には夏休みを理由に先延ばしして、融資が上手くいかなくなった方もいます。
一見、大したことではないと思われるかもしれませんが、
①銀行との初面談のスケジュール
②追加資料の提出
③融資の申込のスケジュール
④正式契約のスケジュール
この4つについては、間髪置かず、テンポ良く、処理して欲しいと思います。
時々、早く資料を提出するよう求めたり、
銀行と会う日を早く決めたほうが良いと言うと、
こちらが客なのだから、忙しいからもう少し先にして欲しいとか、
銀行とは対等の関係なのに、待たせろとか、
威勢のよい顧客もいるのですが、
会社が融資を受ける必要があるのなら、
くだらないことをごたごた言っていないで、
融資が実行されるまでは、何にも優先して、銀行と接点を持ち、
必要な資料は迅速に提出するのが得策です。
さっさと手続をしていけば、、
銀行のモチベーションも上がりますし、
何よりも、何度も審査され、必要以上に問題点を詮索されたりもしませんし、
人事異動によって、セクションの基準や方針が変わることや、
銀行の融資基準とかも変更になってしまうこともありません。
今回の件は、理由が理由なので仕方のない面もありましたが、
多分時間がかかりすぎたため、詳細な審査がされたのか、
セクションの方針が変わったことが原因であったと思われます。
代取の問題を1週間ぐらいで処理できていれば、多分融資を受けることができたと思われます。
ともかく、融資の手続は、他の用件を差し置いても、スピーディーに対応することが重要です。
そして、銀行とはまず取引をしてしまうことです。
既存取引先になれば、良い条件の融資が、俄然受けやすくなるからです。
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