銀行のセクション間の格差の問題
6月2日
この仕事をしていて、つくづく思うのは、同一銀行内の店舗やセクションに格差があることです。
例を上げますと、
最近の例では、東北のパチンコホールの案件です。
某都市銀行の都内の某法人営業部に打診したところ、
東京に支店があるものの、営業の拠点が遠隔地と言う理由で、
ほぼ門前払い的に断わられましたが、
同じ銀行の別の法人営業部に打診すると、
非常に良い条件で、短期間で2億円の無担保融資が実行されました。
また、東京の大ターミナルを挟んで立地する某都市銀行の2つの法人営業部では、
次のようなこともありました。
このターミナルに立地する小さなスロット専門店の運営会社の案件でしたが、
一方の法人営業部では、部長の方針から、規模が小さい理由から断わられたのですが、
他方の法人営業部に持ち込むと、あっさり無担保融資が実行されました。
このように、同じ銀行の法人営業部なのに、部によって対応が全く違う場合があります。
実はこのようなことは良くあることで、
営業部長を中心とする部の裁量がある程度認められていることは、
ある意味、杓子定規なルールに縛られず、柔軟な対応が可能と言うことでもありますので、
顧客にとってはメリットもあるとは思います。
しかしながら、弊社のような仕事をしていない限り、
普通の会社の社長の場合、たまたま融資を申し込んだ部に断わられれば、
銀行全体に断わられたと判断し、まさか、駅向こうの別の部に申し込むと、融資が行われるとは、
通常の場合は思わないと思います。
このように、銀行のセクション間の格差があることを銀行は正式に認めることはないと思いますが、
間違いなくあるのは確実です。
銀行にとっても、この問題を失くすことは非常に難しいと思いますが、
銀行のビジネスチャンスを失くしているだけではなく、
顧客にとっては、かなり迷惑なことで、企業努力が必要だと思います。
そういえば、政府系金融機関も、担当によってかなりラッキー、アンラッキーがあると、
よく聞きますが、政府系金融機関のようにお役所仕事をしているところは論外として、
民間の銀行にも同様のことがあるのは改善する必要があると私は思います。
ただ現実問題としては、店舗やセクションによって格差があるわけですから、
どのような支店や部に行けばラッキーな場合が多いのかが大切なことになります。
きっと今から書くことを銀行に聞けば、考えすぎと多分否定すると思いますが、
私の体験を忌憚なく書きますと次のようになります。
もし、あなたの会社が首都圏、名古屋周辺、関西のように都市銀行の店舗数が多いt地域にある場合は、
間違いなく都心の店舗で大企業などが林立するところではないところにある営業部や店舗を勧めます。
その理由は、
部署の予算が大きい割りに、予算の達成が難しそうなところの方が、良いだろうと言う簡単な理由です。
嘘ばっかりと思われるかもしれませんが、
このことがあたっていることは私の体験では何度も実証されていますので、
信じていただいても多分良いと思います。
ただ、会社の所在地、社長の自宅、主要取引先などからあまりにもかけ離れたところだと、
場合によっては、銀行内での調整が難しくなる場合もあるので、
なぜこの部署に打診をしたのか、説明のつくところを選ぶことも大切なことです。
次に、地方都市やその周辺で、都市銀行の店舗や融資セクション自体が少ない場合は、
これは仕方なく最寄のところに行くのがベターだと思います。
最近、銀行は積極的に中小企業への融資を考えていますので、
比較的良くなりましたが、
地方の県庁所在地にある店舗やセクションは、
今までは、どちらかと言えば東京や大阪にある企業の出先機関や、
地元の有力企業に対する対応には熱心でしたが、
地元の中小企業との取引にはイマイチ熱心でない傾向があり、
多額の資金ニーズが予想されるような会社には、
できるだけ東京に支店を設置し、東京の融資セクションと取引をするように薦めていました。
でも、最近銀行も、
かなり地元の中小企業への対応にも力を入れないといけないような状況になっていますので、
やはり最寄のセクションに行かれるのが良いと思います。
ところが場所によっては、会社の所在地の県内に店舗も融資セクションもなく、
さらに近隣の県の県庁所在地にあっても、行くのに何時間もかかる場合は、
東京に拠点を持って、東京の融資セクションと取引される方が良いかもしれません。
もちろん、今お話していることは、確率の問題なので、全く外れることもあると思いますが、
このようなことを心がけて、融資を申し込むだけでも、
かなり融資の可能性は上がるので、トライされると良いと思います。
もちろん、どの融資セクションも喉から手の出るような、
売上、利益とも大きく、更に増加傾向であって、
自己資本率も高く、流動比率、営業利益、経常利益も高い会社であれば、
取引をするのに便利なところを選ばれると良いと思いますが、
このような会社こそ、多分資金ニーズが半端でなくなることの可能性が高いので、
東京や大阪など都市部に拠点を持たれ、都市部のセクションと取引をされる方が良いと思います。
もちろん現在は銀行融資だけが資金調達でないので、
あなたの会社の経営計画や資金調達計画をよく検討することが大切で、
闇雲に、融資のために東京支店を持つことをお勧めしている訳ではありません。
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