資金調達を自分で壊した顧客 3
4月27日
一日空いてしまいましたが、一昨日の続きです。
なぜK氏の顧問弁護士の動きが遅いと言うか、解決を拒むような行動をするのか、
またK氏もなぜ、財産や住むところまで無くすような危機を回避できることを拒否するのか、
?????でしたが、次のようなことが分かってきました。
K氏の顧問弁護士は、弊社の提案する案が完結するよりも、自分が不動産の売買や資金調達の斡旋にも関わったほうがメリットがあると思ったらしく、弊社案のノンリコースローンの所有権がSPCに所有権が移転されることの危険性(全く虚偽の内容)、売買予定の不動産の価格の安さについて、ありとあらゆるネガティブな話をでっち上げして、K氏やK氏のお母様の知識がないことを良いことに説得したようでした。
実際は、弁護士と組んでいる不動産会社を紹介して、この会社の仲介で売却予定の不動産を売買し、K氏の自宅もある残す予定の不動産を、この不動産会社に買取らせたようにして、金融機関の抵当権を削除する計画だったようです。
K氏もかなり口の軽い人で、我々の詰問に対して、居直って以下のようなことを平気で言い、
本当に笑うしかない状況でした。
「弁護士の提案だと、売買価格も実際より低くして、金融機関に支払った後の余剰の部分から、裏で自分ももらえる。更に仲介手数料のキックバックももらえる。」
(★私の本音・・・小額の現金よりも、残す予定の不動産を残すとことが大切じゃないのかな????)
「弁護士が組む不動産会社が、残す予定の不動産の所有権移転に名義を貸してくれるので、訳の分からないノンリコースローンを使わないで済む。」
(★私の本音・・・この不動産会社。ひょっとすると爪を伸ばしているんじゃないかな)
私の本音の続きですが、
「へエー、弁護士がB勘をやる不動産屋を紹介して、ピン撥ねまでやるんだ。商売人だなあ・・・。」
「この不動産会社はリコースローン※で不動産取得の名義貸しをしたら、かなりリスクが高いのに良くやるな?」
※リコースローン
ノンリコースローンでない、債務不履行の場合には、他の財産まで弁済の義務のある通常のローンのことです。
ここからは私の推測と事実が混じりますが、忌憚なく書きますと、
K氏は、弁護士から、
「B社(弊社のことです)の提案する方法で処理をすると、
売却する不動産は、不当に安く売られ、あなた(K氏のこと)は1銭も取れないし、
ノンリコースローンなんかでSPCに所有権が移ったら、いずれは取られる懸念がある上、
生活費なども自由に取れなくなるし、自分のビルでありながら、自分の裁量で何もできない。」と言われ、
すっかり弁護士の言うことを信用したK氏は、もう一人の所有権者である高齢の母親をも同じ内容で説得したようでした。
結果は、確かに売却予定の2つの不動産の売却でK氏は、いくらかは分かりませんが、現金を取ることができたようですが、肝心要の自分の自宅があり、今後の生活の基盤となるビルについては、K氏は大変な状況になっています。
まず融資を予定していた弁護士斡旋の金融機関の融資額と、抵当権の解除をお願いしている金融機関との金額上の折り合いがつかないため、競売の危機が日に日に迫っていることと、
ここにきて競売を申し立てる危険性のある金融機関の抵当権解除するために、所有権を一時的に移すこととなった弁護士と組む不動産会社が、抵当権を解除する額が予定より増額されそうなことを理由に、
当初決めていた家賃の分配では、とてもできないと主張をし始めたようで、
この不動産会社の主張を呑むと、K氏とお母様の取り分は生活費どころではない小額となる模様で、
競売になるか、競売にならない場合でも、実質上K氏が残したかったビルを手放した形となり、
進むことも、戻ることもできなくなった状況になっています。
弁護士にも抗議をしたらしいのですが、K氏が決断したことをお手伝いしただけで、抵当権を外さない銀行が悪いと逃げにかかっているとの事です。
この弁護士は特殊な方かもしれません。
しかし、このような弁護士を信頼したK氏も不運ですが、
物事の優先順位や本質を理解できなかったK氏にも大きな責任があると思います。
弊社や当方にとって非常に残念な結果となってしまった案件でした。