財務担当者について | 思うように資金調達ができない方へ

財務担当者について

4月19日

 

今日もパチンコホール経営の会社を例に挙げてお話を進めますが、他の業種でも同じです。

中小企業の資金調達は社長ご自身が担当し、金融機関と折衝されることをお薦めいたします。

                                            パートナー

地方都市に本拠地を持つ年商約300億円のパチンコホール運営会社ですが、

2名の財務担当者を置き社長に代わって、財務計画の立案から、銀行など金融機関との折衝をしています。

 

 

以前は社長ご自身が、事務的な部分は担当者に任せるも、財務の要所要所を把握チェックし、金融機関との折衝も行っていました。

 

 

この頃は、弊社がお手伝いをしていても、非常に対応はスピーディーで的確で、ある都市銀行からの融資もお手伝いできました。

財務資料など金融機関の嫌になる位頻繁な資料請求にも、会社にあるものであれば請求された翌日には弊社事務所に宅急便で送られてきたり、資料によってはFAXされてきたり、金融機関との折衝や手続は非常にスムーズに行われたいました。

 

 

ところが3年前から、財務担当者と称する2名が任命されて以来、社長の顔が突然見えない状況になり、

金融機関の要求に応じて日々小まめに対応されていた資料提出も、ひどい場合は1週間はおろか1ヶ月たっても送られてこないような状況になりました。

 

このようなことだけでなく、この会社にとって、奇跡に近い条件、しかも長期間で考えれば非常にメリットのある融資の提案が銀行からあっても、単純に金利水準が高いから、融資期間が短いからなどと、全く近視眼的な判断しかできないのか、弊社がお手伝いする銀行と取引をするのが彼らにとって何かデメリットになるのではないかと思われるような対応が行われるようになりました。

その後財務担当者から今回の融資を見送ることになった旨連絡があり、

驚いて理由を聞くと

「社長が金融情勢に疎く、今回の条件を私は良いと思うのですが、社長が納得しないので・・・・。」

社長にはメールで進捗状況を送っていましたが、念のために連絡しても、出張やらで取り難い上、

取れても、

「財務担当に任せているし、新店オープンやらいろいろ忙しく、財務担当者に話してください」

このように埒が明かないまま、この融資は没になってしましました。

ところが偶然東京駅で会い、立ち話の中で、

 

 

「○○銀行をお断りになったのは残念でした」と言うと、

びっくりしたような顔で

「銀行から断わられたのではないのですか?余りにも条件が厳しいので検討している中に銀行から断わられたと聞いています」

私も少し驚き

「いや、銀行は断わられたと言っていましたよ。それに新規だと銀行の提示した条件はリーズナブルですよ」

と言いますと、

社長は「いやー、いくらなんでも1年の返済はきついので、○○(財務担当者の一人)も断わったのかな・・。」

私は、これは社長に情報が伝わっていないと思い、

「メールでもご案内したように、当初は1年でしたが交渉で3年になりましたよ」

(社長)

「エーそうだったんですか。新店のオープンや出張でよく見ていなかったんですよ。○○銀行が駄目と言うから、余り条件は良くなかったんですが、△△(ノンバンク)で借りました」

(bhycom)

「条件はどうだったんですか?」

(社長)

「2年で、7%台で☆☆店を担保にしましたよ」

(bhycom)

「無言」

 

 

この条件は○○銀行より融資期間が短く、金利も高く、おまけに有担保ですから、

誰が考えても銀行を断わって、このノンバンクから借入をすることは合理的でなく、

理由は言いたくはないけれど、財務担当者とノンバンクの癒着以外にないと思います。

 

 

この会社は地方に本社があるため、以前都市銀行からの融資をお手伝いした時に東京支店を開設してもらい、この支店に2人の財務担当者のみが常駐していますので、社長の管理が行き届いていないのを良いことに、財務担当者が会社よりも自分にメリットのあるノンバンクからの融資を推進したわけです。

 

 

もちろん財務担当者が全員このようなことをすると言っているのではありませんが、

ファイナンスにはコミッションのキックバックはつき物なので、

社長は財務担当者がこのようなことができないような管理体制や情報の把握が必要です。

明日も違った観点から財務担当者についての話をしたいと思います。

 

 

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