建国記念の日曜日、ボクシングジムへ顔を出しました。

 

8月のお盆休み以降休会していました。

 

ケガが良くなれば戻るつもりだったので

 

敢えてお月謝の引き落としはそのままにしていました。

 

久しぶりに行ったので知らない会員さんが何人もおられました。

 

なかなか盛況で嬉しい限り。

 

 

手首をかばいながらトレーニング。

 

格闘技はやっぱり楽しいです。

 

 

2月25日に試合を控えたコーチが声をかけてきました。

 

『カラダをひねると腰が痛くなるんです。後でみてもらえます?』

 

『ワタシでよければ。いいですよ。』

 

 

休会前、何度か整体の練習をさせてもらった事があります。

 

あの頃は整体塾に通い出して半年ちょっと。

 

完全にコーチは練習台でした。(笑)

 

 

 

ようやく1年が経過し、日々仲間の先生方にこってり絞られ

 

練習の数だけは増えています。←実践が圧倒的に足りていない

 

 

 

たった一度の施術でどうなるものでもないのですが、

 

誰かから助けを求められた時に『かしこまりました』と言える

 

今の状況を素直に嬉しく感じております。

 

 

 

コナミやボクシングジムで『肩が痛い、肘が痛い』と言われても

 

軽く揉んであげたりさすったり(誰でもやるような)しか出来る事がなく

 

とても残念で歯がゆい思いをしていました。

 

カラダの事をもっと知りたいし

 

スポーツマッサージ的な事が出来るようになりたいなぁ

 

といつも考えていました。

 

 

 

車のトランクに積んてある簡易施術ベッドウインク大切な相棒です!

 

『今日はお互いに時間があるから、頭のてっぺんからつま先まで全部やりますよ!』

 

痛いのは腰でもその原因は全く別のところにあることが多い。

 

カラダは繋がっていますもんね。

 

 

 

ワタシはいつも頭蓋から施術を始めます。(逆にラストの先生も多い)

 

頭蓋に触れると相手と自分の相性の度合いを感じられます。

 

よしっ・・・コーチとはまぁまぁ良さそう、いけるかも。

 

【カラダを触らせてくれてありがとうございます】と心の中で唱えます。

 

 

頭蓋を5分ちょっと行い施術の手を作ります。

 

コーチのカラダと自分の手の感覚を合わせてから本格的な施術に入ります。

 

この時点でワタシの手の温度が高くなり始めるようです。(相性が良いパターン)

 

『nonさんの手 めっちゃ熱い!』

 

施術を受ける人、皆さんびっくりされます。

 

何故そうなるのかはわかりません。

 

 

次はつま先。

 

【足先は宝の宝庫なんだよ】

 

と仲間の先生方から教わりました。

 

足趾だけでもやるべきことがたくさんあります。

 

ヒトのカラダは奥が深い。

 

 

痛いと訴える腰を直接施術するまで大体40分ぐらいかけました。

 

祝日なのでのんびりやりました。

 

集中しすぎて会話する余裕はありません。泣き笑い泣

 

めっちゃ無言。

 

ごめんね。

 

 

 

股関節から腰、下半身をたっぷり施術した後は再び頭へ。

 

頭のてっぺんから背骨(仙骨まで)を狙って施術します。

 

 

ボクサーだけあって肩の可動域は広く、上背部はとても柔軟でした。グッ

 

それに比べてお尻の固い事。ガーンガーン

 

『コーチ、お尻が普通の人よりも、なんならお年寄りよりも硬いですよ。

ストレッチ宿題に出しとくので必ずやって下さいねー。』

 

確かに下半身、お尻のストレッチは全くやっていない、との事。

 

なんでやねん。

 

試合に勝ちたければ尻ストレッチやってくれぇ~。

 

尻の硬さが腰に負担をかけているのかもしれないなぁ。

 

 

施術後、久しぶりだったので軽く雑談をしました。

 

半年お会いしていないので積もる話がたくさんあります。

 

コーチがポツリと言った言葉がとても印象に残りました。

 

 

『上手く言われへんけど、nonさんおったら安心感がすごい。

安心出来るというかなんやろ?とにかく安心感が半端ない。

今日は僕、ほっとしてます。なんかよくわからんけど。』

 

 

ああ、そういう事か・・・・。

 

腑に落ちた。照れ

 

 

カラダだけじゃなく心も、なんだ。

 

 

ワタシにカラダをゆだねる人。

 

カラダを無条件に預けてくれる人。

 

 

カラダだけじゃないんだ。

 

心もゆだねてくれているんだ。

 

 

 

もしかしたら先に心を預けてくれているから

 

カラダを差し出してくれるのかもしれない。

 

だから施術する人は施術される人に寄り添う事が大切なんですね。

 

どこまで寄り添ってあげられるか?

 

施術にとってはそれが一番大切かもしれない。

 

 

 

ワタシの施術を心から欲している人は

 

到着を毎回とても楽しみに待ってくれている。

 

心が近いのを感じています。

 

 

 

1月の練習会で仲間の先生に質問されました。

 

『nonさんまだ誰からも施術のお金もらってないの?』

 

『はい、あくまでも練習させてもらっているというテイですので。』

 

『そろそろお金頂いた方がいいよ。そういうレベルになってきてるから。

ちゃんと治してるし。』

 

『えっマジですか、これでいいですか?(笑)』

 

『わかってるクセに。無料はアカンよ~。』

 

『ん~、まだ自信ないからお金はいいです。』←本当に。お金が欲しい気持ちは無い。

 

なんて会話をしていたらあらビックリ。

 

 

2月からはお金を払いたいと言い出されたお客様。

 

『お代金を支払うので今後も継続して欲しいです。無料だと気がひけます。

今後は仕事としてうちに来て下さい。』

 

との事。びっくり

 

 

こちらとしても毎回お礼のお菓子やお野菜を頂くのもアレなんで

 

お礼の品は一切無しにしてお金を頂く事になりました。

 

 

『うふふ、記念すべきお客様第1号です!』

 

 

 

多分一生勉強し続ける事になると思います。

 

いや、一生勉強し続けたいですね。

 

 

人のカラダってやってもやっても終わりが見えなくて

 

毎回、毎回違う。

 

あぁ宇宙だ・・・。

 

 

正解が在って無いような感覚。

 

終わりが無いからとことん追求したくなる。

 

 

 

『nonさん本当にありがとうございました。

スッキリしてカラダが軽くなりました。試合頑張りますね!』

 

と言い残してコーチは帰られました。

 

 

 

整体塾の先生によると大体の塾生が2年目にぐっと技術が向上するそうなので

 

とりあえずその言葉を胸に凹まず上達を期待して練習を続けます。

 

 

1年目終了時点で脱落した人もチラホラいました。

 

ワタシは辞めることは考えなかったな。

 

入塾前から【どんなに難しくても先ず2年継続】って決心していました。

 

 

お客様に寄り添うのは税理士業も同じかもしれないですね。

 

両方とも頑張るよー。

 

だってどっちも大好きだもん。

 

ご縁のあった人はとことん大切にする気持ちで頑張ろう。