BtoB企業とは、いわゆる物流における企業間取引を行う会社、商人のことをいうワードです。
会社類型としては卸販売、中間物流、商社などがそれです。
BtoB企業においては、中間物流という特性上、1つの商品が消費者まで届く間にいくつもの企業を跨ぐことから、①商品の製造者の把握や透明性②金額の妥当性③利益率の悪さという点から自社においてもまた全体主義としての経済においても①〜③のようなデメリットを生む事となります。

①商品の製造者の把握や透明性について。
 消費者が商品を選ぶとき、またはその製品についてトラブルが発生した場合、その過程にBtoB企業が携わっていることで特に消費規模の小さな製品では、消費者は製造者や管理責任者を見つけられないという事があります。
これにより、製造者は自社製品について品質を担保せずに広告効果としてのキャッチコピーに大半のコストをかけるだけで販売するような態様を得やすくなります。商品そのものの品質が担保されないと、結果的に商品を購入した満足感も薄れ、消費者にとっても企業にとっても良い結果が見出せない事となります。


②金額の妥当性
 上記の①の理由によって商品販売価格の妥当性が低下するのみでなく、実質的な販売手法という点からもBtoB企業では商品価格の妥当性を見出せなくなりやすいです。それは、物流機転としてBtoB企業を通過する事は結果的に1つの商品が消費者の元へ届くまでに携わる人間の数を増加させ、高コストになりやすいためです。
対して、自社ブランドのみで製造から物流、販促、店舗まで管理する事ができる場合、軽快な社内連携による仕事の効率化やトラブルの社内解決など、すべての工程が高効率かつトラブルレスになるというメリットすらも存在します。

③利益率の悪さ
 ②で述べた内容から、1つの商品に携わる会社の数や人数が多ければ多いほど、商品価格とのマッチングがうまく取れなくなり、利益率の悪さを発生します。
利益率の悪さは商品品質の確保という所へ負のベクトルを生じ、利益率が悪くなると商品へかけるコストも減らさなくては上手く物流が回らなくなり商品品質の低下という作用も発生させることとなります。



では、これからのBtoB企業はどのような視点を携えてゆくことが、自社や市場全体の経済向上につながるのでしょうか?
デメリットが分かると、それに伴ってこれからの方針も見つけられると僕は思います。

僕なりに考えた手法を以下に書きたいと思います。

⑴まずは、BtoB企業はその製造元や卸先の企業の子会社となることです。
BtoB企業の株式保有率について製造元会社や卸先会社が株式を保有し、その業務決定について物流の関連会社が携わることによって、製造から販売まで全て1社で行うような企業にとても近似した態様を生み出す事ができます。
株式交換による完全親子会社創設とまでしなくとも、特別支配会社もしくは半数保有親子会社とすることによって、BtoB企業はBtoA企業(会社と消費者間取引)としての立ち位置を見出すことができ、結果として今までに無駄な労役であったような職務が高効率で市場経済に見合った、利益率の向上した態様を生み出せるものと考えています。

⑵ 次に、親会社の商号を一部使用することによって、BtoB企業の消費者認知度を上げ、この会社のものなら!と、消費者が商品に対して安心して信頼して、沢山買いたいと思えるような状態を作り出す事です。(これも上記⑴の株式保有による親子会社創設の中で商号変更を交渉し、その結果できる内容です)
既に上場しているような大規模BtoB会社では、会社間での認知度も十分に確保されているためその必要はありませんが、これからまだまだ伸びしろを得てゆきたいBtoB会社においては、とても有益な手法であると感じます。

現に、今まで、取引先の上場企業との間で親子関係創設によって、親会社の商号の一部を得て、急成長した中小規模BtoB会社は世の中に数えきれないくらい沢山ありました。
そしてその企業は、結果的に親会社が経営に参加することによって自社の無駄が多い商いの仕方が改善され、利益率も取締役や社員の給料もアップしたケースの方が圧倒的に多いのです。

僕からは、単なるBtoB企業様へのコンサルという面だけではなく、全体主義としての市場経済の発展という観点からこのような記事をここに書かせて頂きました。是非参考にして頂けたら幸いです。