番組:CGS
語り手:稲村公望氏

番組を見た、自分なりの解釈です。

稲村氏は、「簡単に説明できる話ではない」と言った趣旨のことをおっしゃられています。

分かりやすく説明してくださっていますが、動画内容は難しいです。

また、いろいろ経緯がありますので、理解するのは簡単ではないと思います。

郵便局は赤字ではない
郵政民営化の出発点は、「郵便局に税金を使うのはけしからん。」ってところだと思います。
しかし、郵便局は赤字ではなかった。
前提条件に誤りがある。
当時、もう少し精査し、冷静に考える必要があった。

再国営化が必要
再国営化が必要な理由1
増田社長が、民営化失敗を認めている。
都心部の局も、統廃合すべきと述べている。
サービス低下が著しく、あまりにも無責任。

再国営化が必要な理由2
簡保の資金が半減している
2014年頃115兆円あった。
現在は半減している。
(あくまで、知人から聞いた話とのことです。)
疑問点→なぜ、半減しているのか?流出経路は?

昔の運用方法
昔、簡保で集めたお金は、国内のインフラ整備に使われていた。
60年スパンで運用していて、基本的に赤字にならない。
また、郵便貯金の資金は、大蔵省が直接運用していた。
世界16か所に大蔵省の支所があり、ディーリングルームがあった。
現在は、日本トラスティ・サービス信託銀行に丸投げされている状態。
疑問点→日本トラスティに丸投げの、どこが良くないのか?
日本トラスティは、株式持ち合いで、誰が真の株主かよくわかりません。
動画では、「外資」と話しがありました。
配当金として、海外に資金が流れる仕組みが確立されているのでしょうか?
そのあたりの話も詳しく知りたいです。

株売却が良くなかった
主幹事証券11のうち4が外資系。
外資系で最も主導していたのは、JPモルガンとGサックスと考えられる。
疑問点→なぜ外資系だと良くないのか?基本的に初値やその後の価格は、需給で決まるので、主幹が影響力を行使できる範囲は少ない気がします。

巨額の赤字事件
2015年西室社長時代、豪州のトールホールディングスの買収に失敗。
合計8200億円の損失を出している。
疑問点→民営化したことで、経営側(取締り役)の裁量幅が広がり、買収劇が起こったことは間違いないと思います。
特別背任の話がありました。特別背任には当たらない気がします。

動画の中で残念だった点は、聞き手の質問をさえぎって、途中で話し始めたりして、論点が定まらないことが何度かあったことです。
でも、少し理解は深まりました。
しかし、完全に理解できていません。

あとは、なぜ小泉元総理が旗振り役となって、郵政民営化が進められたのか?
経緯を知りたいと思いました。