日経新聞では、大学1年のレポートのような記事があります。
自分の書きたい結論に対して、デタラメの肉付けをする。
以下のような手法です。
具体的数字を示さず「莫大」と表現、北朝鮮の国際状況を日本に当てはめる、離島侵攻で核使用とありえない仮定をベースに話を展開
記事タイトル:核武装「安上がり」の虚実 万能でない究極の兵器
引用【しかし、核武装を目指せば北朝鮮のように国際的な制裁を受ける可能性が高いうえ、開発にも数年を要するとみられています。核兵器を搭載するミサイルの開発や核戦力全体の運用にも莫大な資金が必要になり、全く安上がりではなくなります。】
>核武装を目指せば北朝鮮のように国際的な制裁を受ける可能性が高いうえ、
北朝鮮とは、まるで状況が異なる。
制裁を受ける可能性が高いとは言えない。
>開発にも数年を要するとみられています。
当然のことであり、書く必要がない。
文章の書き方もいやらしい。
「しかし」に対比する文がない。
「制裁を受ける」と言うマイナスイメージに、「開発にも数年」と言うプラスでもマイナスでもない文を合体させて、マイナスイメージを増幅させています。
>核兵器を搭載するミサイルの開発や核戦力全体の運用にも莫大な資金が必要になり、全く安上がりではなくなります。
莫大とはいくらなのか。
北朝鮮だと年間1000億ぐらいとのこと。
( ICANによると、北朝鮮が核開発に費やした推計額は21年が約6億4千万ドル、20年は約6億6700万ドル。)
1000億は莫大か。
1000億もったいないから議論放棄するのか。
「莫大」について具体的に説明する必要がある。
「安上がりじゃない」って主張したいなら、もっと説明が必要。
【北朝鮮は米国の介入から自らの独裁体制を守るために核を必要とみなしましたが、日本にはそうした事情はありません。結局「核の傘」を提供した米国の働きかけや圧倒的な反核の世論もあり、日本は70年代に非核三原則を国是とするに至りました。】
>北朝鮮は米国の介入から自らの独裁体制を守るために核を必要とみなしましたが、日本にはそうした事情はありません。
日本には日本の事情がある。
北朝鮮の事情を、無理矢理、日本に当てはめるのは意味がない。
【最近では、米国の核の傘が将来の日本への侵略を抑え込めるか不安視する見方が出ています。例えば核保有国が日本の離島に侵攻した場合、米政権が戦術核を投入するとは想定しにくく、通常兵器による間接支援にとどまるとの観測もあります。内向き姿勢を強める現在の米政権が同盟国のために核戦争に巻き込まれるリスクを取るとは考えにくいためです。】
【そうなると、国内で核保有による自主防衛論が一気に高まる可能性があります。日本は戦後、唯一の戦争被爆国の立場から国益を考え、非核を訴えてきました。被爆者の核なき世界への願いに応えるためにも、日本は世界の安全保障環境に目を光らせ、侵略の試みを未然に抑え込むための方策を考えていく必要があります。】
>例えば日本の離島に侵攻した場合、米が核投入するとは想定しにくく、通常兵器にとどまるとの観測もあります。
離島侵攻で、いきなり核投入などありえません。
めちゃくちゃです。
誰の観測でしょうか。
>そうなると、国内で核保有による自主防衛論が一気に高まる可能性があります。
仮定をでっち上げて、自分の結論を無理矢理もってくる。
>被爆者の核なき世界への願いに応えるためにも、日本は世界の安全保障環境に目を光らせ、侵略の試みを未然に抑え込むための方策を考えていく必要があります。
議論の目的は、国民の生命財産を守ることじゃないでしょうか。
目的が、「被爆者の核なき世界への願いに応えるため」らしい。
起承転結の「結」でくくったつもりでしょうか。
稚拙です。
印象操作
◯強い言葉で印象付ける(莫大)
◯悪いものと関連付ける(北朝鮮)
◯仮定に基づいて批判する(離島侵攻で核使用)