今回の江戸歩きは、「溜池山王から四ツ谷を歩く」。
江戸城の外堀を5回に分けて歩くシリーズの3つ目。
大変興味のあるコースですな。
まずは赤坂の料亭街や飲み屋街。
どこからでもあの大きな円盤みたいなテレビ局が見える。
赤坂は江戸時代の道がそのまま残っている地域だそうで、
クネクネ曲がって、坂を上って下って、またぐるりと上ってけっこうな運動量。
坂の上の氷川神社へヨイショヨイショ。
吉宗によって建立ですわよ。
松平ケンでなく西田トシユキです。私の中では。
町の中の神社の境内は、落ち葉焚きの人やら
石の階段をドングリころがして遊ぶ子ども達とか、
ベビーカーでお散歩の親子とか、
生活に密着している感じがなんとも心地よい。
坂を下りて、赤坂見附という江戸城の城門のひとつへとまた坂を上る。
見張り番所があったところだから、小高いところにあるのね。
横断歩道から城門の石垣が見えて、参加者のテンションも上がる。
外堀だ~!触れるし~!
氷川神社でも見たマークが石垣に。
几号水準点っていうんだって。きごうすいじゅんてん。高低を計る基準。
三脚と机を表してるとか。
何百年も前の人がコンコンって彫ったそのままを触れる喜び。
触った瞬間タイムスリップして映画になりそうよね。
クリスタルなパレスという赤プリでトイレ休憩するも、
我々の興味は街行く人々が素通りするあんなのやこんなの。
清水谷公園で大久保公の哀悼碑にお参り。
まさに今見てるアレだからみんなで興味津々。
いちぞうどん、立派な日本国を造ってたもんせ!
公園から見える、あの普段なら無縁の有名なホテルも、
リュックを背負ったガイドさんは正面からズンズンと入っていく。
大学生の聖歌隊のクリスマスロビーコンサートに後ろ髪を引かれるも、
華やかな人々をすり抜け庭園へと出た我々は、
灯籠の字を読み解いたり、あの石この石のいわれを聞いたり。
岩倉具視が襲われたのもこの近所。
埋め立てられてない外堀散歩はとても楽しかった。
「家康、江戸を建てる」が映画化されるっていうし、
あの本もう一回読み直してみようかな。
満足な一日でした。