時々、なんとも言えず淋し~い気持ちになることがあって。
だいたいキッカケになるような出来事や考えさせられる言葉がある訳ですが…。
夕暮れ、一人で車を運転しながら、
「うう、オサビシ山~」とつぶやいてしまいます。心の中で。
あ、このオサビシ山というのはムーミン谷の本の中に出てくる「お淋し山」のことなんですが
寒い寒い雪山があって、そこにはモランという氷の魔物(女)が住んでいるのです。
モランはいつも怯えていて、彼女が歩いたあとはすべてが凍り付いてしまう…
という悲しいキャラクター。
(作者トーベ・ヤンソンの作品はこういう救いようのない登場人物が結構たくさんいて、
そこがまた魅力でもあったりするのです。きっと彼女自身が無人島に一人で住んで創作活動を
していたからこそ産み出されたのでしょうね。)
なんか、このオサビシ山~な感じにね、なるんです。私。
そしてこの寂寥感(せきりょうかん)を表すぴったりの言葉が
「ぽつねん」なの。
ぽつねん…
デジタル大辞和泉の解説
[副]ひとりだけで何もせず寂しそうにしているさま。「―としてひとりたたずむ」
ああ、ちゃんとした(?)日本語だったんですね。知らなかった。
家に帰ったら娘が
「おかえり~。ママ、ハグ~」
といって抱きついてきてくれました。
おまけに「ああ、ママってなんていいにおい!」
モラン溶けた。
でも、案の定風邪ひいてしまいました。
今夜は葛根湯飲んで早く寝ようっと。
こんな日もあるけど私は大丈夫です。
おやすみなさい。