第420篇:北インド・黄金三角地帯の旅「ジャイプール」(14) | 画像ブログ『駐在員のインド漫録』

第420篇:北インド・黄金三角地帯の旅「ジャイプール」(14)

ジャイプールにあるハワ・マハール(風の宮殿)は芸術愛好家だったサワイ・プラタップ・シン(Sawai Pratap Singh)氏によって1799年に建造されました。5階建てのいくつもの出窓が全面を覆っています。


建築素材は、モルタル(Mortar)と石灰(Lime)となっています。更に、窓壁の厚さは20Cmという薄さ。個々の窓枠を地上にてモルタルで成形し、それらを積み上げてモルタルで固定し、石灰で表面仕上げ装飾、塗装されたものと推測できます。


DK Eye Witness Travel Guide INDIA」に建物の裏部分が写真情報として掲載されていますが、立て看板のようになっていて部屋があるわけではありません。ユニバーサル スタジオの中に映画のロケで、西部開拓時代の建物が造られていますが、表だけが時代に合わせた建物になっていて、裏は衝立て(ついたて)があるだけです。それと同様の構造です。風の宮殿は、街の通りを芸術的に飾る目的で造られたのでしょう。(続)









「駐在員のインド漫録」-JP138

ジャイプールにある風の宮殿。芸術的である。







「駐在員のインド漫録」-JP137

個々の窓の装飾が魅力的である。








「駐在員のインド漫録」-JP140

これは宮殿という名前になってはいるが部屋がある訳ではなく、表の通りを芸術的に飾る目的であったと思われる。






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