H4ー2 OTAKU日和 -59ページ目

H4ー2 OTAKU日和

愉しいヲタク L I F E

毎度お馴染み、チエル・ごん・アスカでございます。


お待たせ致しました。
Gファン12月号・御本家黒執事ネタバレ・感想です。


※黒祭りはまだまだ開催中です!!


さて、
お待たせしました!!


GF12 ネタバレ&感想行ってみよう☆




殺人犯に仕立て上げられたウッドリ-。


いきなり、グレイに刺されてしまったよ☆


シエルの鼻柱折ってやりたいなんて、ヒドイ!!


グレイってば、ツボだったのに…下降気味だわ☆

フィップスに説教されるグレイ。お子ちゃまだわ-。


フィップスってば、お・と・な・です!


陛下は何考えていようが、執事風情は知らずともいい。全ては女王陛下の御心のままに-。



所変わり…
ファントムハイブ邸。


使用人達への業務連絡中。


お屋敷に使用人が増える事になりました。


セバさんのキリリとした顔が素敵♪♪


蛇の登場にビックリする使用人S。


彼の命令があるまで噛み付きません。


もじもじ?しながら、スネーク登場。


もじもじしているスネークにセバさんが近付き、背中を叩き、気合いを入れてあげる。


背筋を伸ばして、大きな声で自己紹介を!!


さすが、セバさん。
悪魔でも教育熱心だね。

スネークくん。
オスカーくんを首に巻き挨拶(笑)


オスカーくんの他、
エミリ-さん。
ブロンテさん。
ワーズワ-スくん…
全て 蛇達の名前(笑)

スネークくん、本日より、ファントムハイブ邸の従僕(フットマン)となります。


疑問)(゚ω゚?)
従僕とはなんぞや??



所変わり…
朝食時、新聞を読むシエルさん。


記事に…
死者が蘇る!?
奇跡を起こす
カルンスタイン病院


…見た途端、セバさんをじ-っと見るシエルさん。


そこで、朝食狙い目でラウ&らんまおチャンご登場!!


セバさんの姿を見て、君、こないだ死んでなかったっけ? ハハハと笑ってごまかすセバさん(笑)


わざわざ朝食だけたかりに来たわけでもあるまい?


さすが、シエル-!!! 惚れる---!!!
(これを叫びたかった) (すみません。)


ラウのご登場の理由。
新聞の記事にもあったカルンスタイン病院についてだった。


ラウがシエルから管理を任されてる裏の港で、カルンスタイン病院がよく人を買い物しているようだ。
国外から違法で奴隷を買い付けてる量が尋常じゃない。
とても病院に収まるとは思えない。


そんな病院が表社会でこんなにニュースになるのは、よろしくない。


つまり、非合法な人体実験の成果によって死者蘇生を行っている可能性があるということ。


もし、それが本当なら一種の裏の力による表社会への干渉だ。


手に傷を作る前に、
薔薇のイバラは落とすに限る。


…という訳で、
セバスチャンすぐに調査を。


おまかせください。


(イヤ-ン。こんな二人のやり取りってば、ツボリです。)



所変わり、
一台の馬車が到着。


シエル-!!!
聞いて、聞いて!!!

(イヤァ-ン、リジ-サン、登場)(カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ)


4月に家族旅行に行くことになり、豪華客船で行くニューヨ-クの三週間の旅にシエルを誘いに来たリジ-。


(シエリジ萌え発動スイッチオン)


リジ-、シエルの手を握る。(ギャアァ、カワイイ)

誘いをあっさり断るシエル。(手を握られながら…ツボリ)


リジ-、懸命にシエルを誘う。
お父様が一緒にどうかって。
お母様がシエルはたまには休んだ方いいって。


シエル、困りながら…
気持ちはありがたいが僕はそんなに休めない。
(カワイイ、カワイイ、シエルがカワイイ)


そんな…しゅ~んとなるリジ-。
(カワイイ、カワイイ、リジ-がカワイイ)


ふ-っとため息をつきながら、「近場なら行ってもいい」の一言に、リジ-大喜びっっ♪♪
(アタクシも、大喜びっ)


数日なら時間を作る。
お前の行きたい所に付き合おう。


いきなり、シエルってばめちゃくちゃ優しいっドキドキ (リジ-じゃなくても、惚れてまうやろぉ-)

ここから、シエリジ萌えの方々には、溜まらないっっ!!!!!


ぎゅっっ♪♪♪


ぎゅうぅっっ♪♪♪
一緒ならどこでもいい! 嬉しい!!!


ぎゅ---っっ♪♪♪
リジ-に抱きしめられながら、シエルってば、 どこでもいいが一番困るのだが…と言いながら、照れてます♪♪♪♪


照れてます!!!!
あの、シエルが照れてます!!!


リジ-に抱きしめられながら、シエルが照れてます!!!


しつこく、照れてます♪


馬車で帰るリジ-を見送るシエルってば、微笑んでいると……



「何をニヤニヤしておいでなのです?」



ぬっ、とミカエリスさん登場致しました(笑)



ミカエリスさん、白衣姿でコスプレ-!!!



ギャアァ、
萌え萌えるぅ~~!!!



さて、
例のカルンスタイン病院ですが、院長のリアン・スト-カ-をはじめ上層部の医師が学会と称した会合を開いているようで、学会の実態は、医学による人類の完全救済をモットーに、医師のみで結成された秘密結社…


構成員は日々病院内で非合法な人体実験を行っている事が判明。


口を割ったナ-スによれば…
(ミカエリスさん何をしたのでしょうか?)


学会は定期的に実験成果の発表会を催し、貴族などから寄付を募っているとか…


院内には奴隷の姿は無く、人体実験と死者蘇生の関係については不明。


学会に何か決定的な手掛かりがあるとみて間違いないかと。


次の集会は…


4月17日、
サウサンプトン港出港の客船上にて予定。


4月17日…
リジ-の家族旅行と同じ日にち!!!


船の名前は、
ブルースターライン社、 豪華客船…


カンパニア号!!!


シエルさん、
ミカエリスさん、
スネークさん、


カンパニア号に乗船。


使用人Sに見送られながら、出航。


その時、メイリンがナンパされた。


乗り遅れそうな一人の男性。


順風満帆。
前途洋々。


死神派遣教会派遣員。
ロナルド・ノックスだった…


何かが起きる船の旅。




(^0^)/
…という訳で来月に続くわけなのです!!!


長々とネタバレのお付き合いありがとうございました。


黒祭りは、引き続き開催中ですので、よろしくお願いします。



※今後のH④の活動としましては、黒祭り・シエル誕生日企画。H④MemberによるX’mas&お正月企画と目白押しですので宜しくお付き合い下さいませ。


※ピクシブやH④blogにて、チエル・ごん・アスカの停滞気味小説の更新も予定しております。


そちらも宜しければ、お付き合い下さいませ。


それでは、
また、お会いしましょう。
毎度お馴染みが遠ざかりつつあるチエル・ごん・アスカです☆


さて、黒祭りはまだ開催中ですので、お付き合い宜しくお願いします。

御本家様の黒執事、Gファンが発売になりました。


実は、先月11月号のネタバレ感想をやっていないので、二ヶ月分を今回やっちゃおうと思っております。


今更とは突っ込まずに、復習としてお付き合い下さると有り難いです。


先ずは、
先月11月号の黒執事ネタバレ&感想行ってみよう!!



☆事件解決と思いきや?


ア-サ-帰宅後、
フェルペス殺害についての説明をセバスに問うシエル。


実は、ゲスト以外にも客が居た。


特別室(箱)から、犯人を案内。


中を開けると、蛇がシエルに飛び掛かり、セバさん手で捕まえて危機一髪。


シエル、かなりビックリしたらしく、床に腰を落としてしまった。


それを見ていたセバさんがクスっと笑っていた☆


蛇達が、シエルを大層恨んでいるらしい。


そして、箱の中に蛇と共に居たのは、スネークだった!!!


フェルペス殺害の真犯人、13人目は存在していた。


☆フェルペス殺害


フェルペスが苦しんでいる最中、セバさん、招待状を持っていないゲストの存在に気づき、様子を見に来ていた。


テラスに行くと上から蛇が降って来て、セバさんに噛み付き、身体に巻き付いた。


ファントムハイブ家の執事たる者、この程度の毒が耐えられずどうします?



☆助けたい


ブラックとスマイルがジョ-カ-達のテントに進入した翌日、皆がいなくなったからとスマイル(シエル)の衣装の匂いを辿り追いかけて来たスネーク。


セカンドハウスに辿り着くと、平和ボケコンビのアグニン&ソ-マによって本邸に送り届けられた。(笑)


シエル&セバさん、呆れ返る(笑)


スネークはジョ-カ-達の失踪にシエルが関与していると疑っている。


ジョ-カ-達は、スネークの姿を見ても、仲間だと家族だと受け入れてくれた。


それをお前ら(シエル達)が奪った! 絶対に許さない!!と叫ぶ。


シエルには、ド-ルちゃんの涙の叫び声とスネークの姿が重なる。


サ-カス団の誘拐犯を追っていた事をスネークに話すシエル。


ジョ-カ-達が誘拐犯だとは知らなかったスネーク。


証拠を掴む前にシエルの素性がバレてしまい、彼らは行方をくらましたとスネークに嘘をつく。


セバさんの白々しい顔が…(笑)


スネークを助けたいと手を差し出すシエル。


☆僕の屋敷に来い


シエルもジョ-カ-達を事件解決の為に探している、誘拐犯の罪を償い、幸せを手にして欲しいと言いスネークを説得するシエル。


シエルの手を取るスネーク。


セバさんの冷たい目線が…。


☆嘘もつき通せば、真実になる


屋敷にスネークを置くとは思わなかったセバさんの質問に、ペットも欲しかったしなとにこやかに言うシエル。


あんな嘘までついて…と呆れた顔のセバさん。

シエルは、嘘も付き通せば真実になると一言。


…それよりも、使用人達には、セバさんは死んだ事になっているのになんて説明をするつもり??

☆シエルを一人にしないって約束


いきなりセバさんのお葬式が始まり、使用人達やアグニン、ソ-マ、リジ-達も集まった。


お墓も建てられて、アンダーティカ-の手で土に埋められる。


悲しんでいる後ろ姿のシエルに、リジ-が抱き着いて、セバスチャンは嘘つき!!シエルを一人にしないって約束したのに!!と泣く。


(//△//)
シエリジ萌え~には、溜まらない場面ダヨ!!!

横からソ-マもシエルに抱き着き、オレ達はずっと一緒だからな!と泣きついた☆


(-_-メ)
ソ-マ余計なとこで出て来て、シエリジの邪魔をしないで欲しいんだけど☆


シエルは、
こんなに想われてアイツも僕も幸せだと柔らかい表情で言った!!!


この時のシエルの顔に、 キュキュ-ン!!!
(〃д〃)


皆で屋敷に戻る瞬間、お墓のベルが鳴る。


アンダーティカ-いわく、あのベルが鳴るってことはセバさんは生きているよ。


お墓を掘り起こす一同☆

セバさん、棺の中から起き上がり、やっと出られましたねと一言。


飛び掛かる一同。(笑) 飛び掛かったMember。
バルド、
メイリン、
フィニ、
リジ-。


泣きながら、セバさんの復活を喜ぶ一同。
オデコをぶつけたセバさん(笑)


安全棺桶にしていて良かったねぇ。


いや、まったく。


疑問)安全棺桶って、どんな棺桶なのだろう??
(゚ω゚?)


はうあ~のアグニン。
奇跡ですと泣いている☆

あの程度のショックでごまかされてくれて助かりました☆


涙と鼻水まみれのセバさん(笑)


能天気すぎるのも考えものだが。


疑問)(゚ω゚?)
何故に、誰も生き返るセバさんに疑問を感じないのかしら?


(?_?)不思議だ☆
いくら能天気でもねぇ☆


タナカさんから、ファントムハイブ家執事であるバッチを返される☆


-というわけでセバスチャン、今日からまたお前が僕の執事だ。


御意。
嘘が真実に変わるその日まで、誠心誠意お仕え致します。


疑問)(゚ω゚?)
嘘が真実に変わるその日までって、何の事なのだろう??


お互いに微笑み合うシエルとセバスチャン。


(-.-;)
※腐向けには、あえて突っ込みは致しません。


それからエリザベス様、 一つだけ訂正を…


? あたし何か言ったかしら??


私は、嘘はつきません。

疑問)(o・ω・o)?
リジ-さん、泣き出した時にセバスチャンは嘘つきだわと言っていたのに、もう、忘れてるの??

それは、あまりにも忘れっぽ過ぎないですかぁ?


…というわけで、
ここまでが11月号のネタバレ&感想です。


12月号からは、新章突入です^^


次回は、新章突入のネタバレ&感想をお届け致しますので、宜しくお付き合い下さいませ。


ありがとうございました。
こんにちは♪

獄寺・パラリーナ・銀子です(*^▽^)/★*☆♪


私達H4メンバーによる†黒祭り・開催中†です♪


長らくお待たせしました!

「その執事・黒薔薇」番外編、お時間の許す時にでもどうか読んでやって下さいませ(⌒‐⌒)



それでは、本文へどうぞ☆




「おはようございます。坊ちゃん。お目覚めの時間ですよ」



カーテンを開けながら、執事セバスチャンが声を掛ける。



シエルはベッドでもぞもぞと動き、窓から射し込む朝の光りに目を細めながらゆっくりと起き上がる。



その後、セバスチャンの淹れたモーニングティーを楽しむのがファントムハイブ家当主シエルの、いつもの朝の光景である。



「今日の予定は?」



シエルは、カップを口へ運びながら聞いた。



今朝のティーセットは、金の縁取りにボルドー色の薔薇が華やかに彩られたもので、紅茶は上質な香りと鮮やかな紅褐色のアールグレイだった。



ティーセットも紅茶葉も、セバスチャンが全て主人に合う最良のものを、自らの目で選び購入して来る。



「本日のご予定は特にございません。ちょうど天気も良い事ですし、お庭を散歩などされてはいかがでしょうか」



シエルはカップを受け皿へ置きながら、意外そうな表情をした。



「何だ。予定がないとは珍しいな。…そうだな。たまにはのんびり散歩でもするか」



そして、身仕度を整えた後シエルはフッと笑みを見せた。



「ただし、お前も一緒にだぞ。セバスチャン」



「光栄です。マイロード」



その後、朝食を済ませセバスチャンと共に中庭へ出たシエルは、驚きのあまり目を見張った。



「これは…」



中庭の全ての花壇が、シエルお気に入りの白薔薇を筆頭に、ピンク、赤、黄、紫と色とりどりにその可憐で優美な姿を咲かせている。



「綺麗だ…。そうか。今朝のティーセットの柄といい、お前が庭を散歩とは珍しい事をと思ったが、この為だったんだな」



シエルは振り返り、セバスチャンに悪戯っぽい笑みを向けた。


セバスチャンはニコッと微笑み、



「ええ。是非とも坊ちゃんにご覧になって頂きたいと思いまして」



「それに…」と続けると、



「フィニも、坊ちゃんに喜んで頂こうと、懸命に世話をしておりましたから」



「そうか。たまにはフィニを褒めてやるかな」



薔薇の高さはシエルの肩くらいまであり、それが通路を挟んで左右いっぱいに広がり、青く澄み渡った空の下美しく咲き誇っている。



正に、見事なローズガーデンと言おうか。



シエルはゆっくりと歩を進める。セバスチャンも後ろから静かに付き従う。



歩いて行くと、左右から甘い香りが漂い二人を優しく包む。



ふいに静かな風が吹き、花びらが数枚空に舞った。



やがて中庭の中央まで来ると、左右を見渡しセバスチャンに笑みを向けた。



「まるでお前と二人、薔薇達に囲まれているようだな」



「ええ。坊ちゃん」



二人は、優しく微笑みを交わす。



ふいにセバスチャンの顔が近づき、あっと思う間も無くキスをされた。



シエルは目をパチクリし戸惑いを見せたが、触れた唇の暖かさや自分達を包み込む薔薇の香りに、いつしか気持ちも軽くなりゆっくりとセバスチャンの背中に腕を回していった。



二人が今いる場所は、屋敷からは見えない。セバスチャンはその事を良く承知していた。



やがて唇が静かに離れると、シエルは頬を赤らめ慌てながら辺りを見回し、



「ばか!こんな所で…。使用人達に見られたらどうするっ」






「ご心配なく。この場所はちょうどお屋敷からは死角になっておりますので」



セバスチャンはニコッと微笑む。



「そ、そうか。…でも、ここではやめろ」



シエルはふいに踵を返すと、



「そろそろ戻るぞ」



「はい、坊ちゃん」



二人が来た道を引き返して行くと、屋敷の方からフィニが何やら慌てた様子で走って来るのが見えた。



「ぼっ坊ちゃ~んっっ」



「どうした。騒々しい」



フィニはシエルの前まで来ると、荒い息を整えるのももどかしく口を開いた。



「いっ今、エリザベス様がいらしてるんですっ」



「エリザベスが?…分かった。すぐ戻るから応接間で待つように言え」



「はい~っ」



フィニが屋敷へと急ぎ戻って行くのを見ながら、シエルはセバスチャンと顔を見合わせフフッと笑う。



「のんびりした時間は、ここまでだな。セバスチャン」



「さようでございますね。…本音を申しますと、私としては少々残念ですが」



セバスチャンは、ややかがみながらシエルの耳元に囁くように言い、笑みを見せる。



「ばかっ。くだらん事言ってないで戻るぞ」



「御意」



シエルは先に立って屋敷へと足早に戻りながら、小さく呟いた。



「…そんなの、僕だって同じだ」



―一方、屋敷のホールではメイリン、フィニ、バルドの三人が困惑した表情で、所在なげに立っていた。



「シエル坊ちゃん、まだお戻りにならないのだか。婚約者様をあまりお待たせしちゃ失礼だよ」



「僕、お庭で見つけてちゃんと伝えたよっ。そろそろ来るんじゃないかなぁ」



「庭と言やぁ、フィニが坊ちゃんに見てもらうんだって、随分頑張って世話してたよな。どうだ。呼びに行った時何か言われたか」



「ううん。さっきは急いでたから…。でもいいんだ。見てもらえただけで」



フィニはヘヘッと笑う。



そこへシエルとセバスチャンが戻り、三人に目を止めると、



「どうした、お前達。そんな所で」



「あっ坊ちゃん。お帰りなさいっ」



「坊ちゃんっ。エリザベス様が…」



「ああ。フィニから聞いた。行くぞ。セバスチャン」



「はい」



シエルは再び歩き出した足をふと止め、振り向くと、



「フィニ」



「は、はいっ」



「薔薇がとても綺麗だったぞ。頑張ったな」



シエルはニコッと微笑むと、エリザベスが待つ応接間へと歩いて行く。



思いもよらなかった主人からの嬉しい言葉に、フィニはしばらくぽかんとしたままシエルの背中を見ていたが、やがて大きな瞳を更に大きく開かせると、



「ありがとうございます!」


と、思いきり頭を下げた。


再び顔を上げたフィニは、頬を紅潮させ、嬉しさを顔いっぱいに表しその瞳にはうっすら涙が滲んでいた。



フィニのそんな様子を、メイリンとバルドは微笑みながら見守っていた。



その頃、応接間では…。



「シエル~ッ、会いたかった~っっ」



「わ、分かったからエリザベス、会う度いちいち抱きつくのやめろっ」



「あーまた言った。もう、リジーって呼んでって言ってるでしょう」



以上、毎回恒例となっているシエルとその婚約者リジーことエリザベスとのやりとりである。



シエルはエリザベスの強烈な挨拶から何とか離れると、軽く咳払いをし、



「ところでリジー、また伯母様に内緒で来たのか?」



「だって、シエルに会いたかったんですもの」



エリザベスは微笑み、チロッと舌を出す。



「いらっしゃいませ。エリザベス様」



「あら、セバスチャン。ごきげんよう」



セバスチャンのキチッと一礼した挨拶に対し、エリザベスもドレスの裾をちょっと持ち上げ貴族のレディとしての挨拶で応える。



「お客様のおもてなしもせず、申し訳ありません。実はエリザベス様にぴったりの、とっておきのティーセットをご用意してございます」



セバスチャンは、指を自分の唇に当てながらニコッと微笑む。



「まぁ!セバスチャンのとっておき?早く見たいわっ。ね?シエルッ」



「あ、ああ」



「では、レディ・エリザベスへのおもてなしも兼ねてすぐお持ち致します。少々お待ち下さいませ」



セバスチャンが紅茶の用意をするべく席を外すと、エリザベスは「そういえばっ」と思い出したように手を叩き、



「さっきシエルから薔薇の香りがしたわ。香水でも着けてるの?」



「そ、そんな訳あるかっ。さっきまでフィニが育てた薔薇を、セバスチャンと見に行ってたんだ。その時服に香りが着いたんだろう」



「まぁ!薔薇を?」



と、瞳を輝かせてシエルの手を取り、



「素敵!私も見たいわっ。お願いっ。シエルッ」



「ああ。紅茶を飲み終えたら、一緒に見に行こう」



シエルは、微笑みながら言った。



「お待たせ致しました。坊ちゃん。エリザベス様」



セバスチャンがカートを押しながら入って来る。



「こちらがエリザベス様にお似合いと思い取り寄せました、イギリスはバーレー社の〔アジアンティックフェザンツ〕でございます。紅茶はハーブのローズヒップをご用意致しました」



セバスチャンは、二つのカップに静かに紅茶を注ぐ。



暖かな日差しが差し込む中、ハーブの爽やかな香りがゆっくりと部屋を満たしていく。



「ありがとう、セバスチャン。素敵な香りね。それに、さすがセバスチャンのとっておきのティーセットだわ。すごい素敵!私のがレッドでシエルがブルーね。…あら、これは何かしら。鳥?」



エリザベスはカップを持ち興味津々で見入ってたが、カップの模様に目を止め首をかしげた。



「エリザベス様、それは孔雀という東洋に生息するきじ科の鳥でございます。ティーセットの〔アジアンティックフェザンツ〕というのも、[アジアの孔雀]という意味ですので」



セバスチャンはいつもの如く、ハキハキと答える。



「ほんとセバスチャンはすごいわ!紅茶の淹れ方もとても上手だし。ねっ、シエル」



「ああ…。ところで、お前がハーブティーを出すとは珍しいな」



「はい。本日はレディ・エリザベスがお見えですから、美容に良いと聞くローズヒップを…」



シエルは、飲みかけの紅茶を吹き出しそうになるのを何とか堪え、



「おい、ちょっと待てっ。僕に美容は関係無いだろうっ」



「あら、いいじゃない。一緒に綺麗になりましょうよ」



エリザベスはフフッと笑う。



シエルはぷいっと顔を背け、残りの紅茶を飲み干す。



「そうだ。セバスチャン。レディが薔薇を見たいとのご要望だ。後で中庭へ案内するぞ」



「かしこまりました」



かくして、シエル達三人は中庭へと向かう。



ローズガーデンを目の当たりにしたエリザベスの反応は、シエルの想像以上だった。




綺麗!素敵!とピョンピョン飛び跳ね、両手を広げクルクルと回り出す。



今のリジーを、伯母様に見られなくて良かったと、シエルは心底そう思った。



だが、薔薇に囲まれ幸せそうなエリザベスを見ている内に、シエルの顔に自然と笑みが零れた。



「エリザベス様、あんなにお喜びになって…。これは、何かフィニに褒美を執らせては如何でしょうか。坊ちゃん」



「ああ、そうだな。…よし、フィニをここへ呼んで来い。セバスチャン」



「御意」



セバスチャンがその場を離れると、ちょうど入れ違いにローズガーデンを存分に堪能したエリザベスが戻って来た。



頬を上気させ、息を弾ませている。



「とっても綺麗だったわっ。ありがとう、シエルッ」



「いや、礼なら僕じゃなくフィニに言ってくれ」



「ああ、ここを作った庭師の人ね。もちろんそうするわ。…あっ、戻って来たっ」


シエルがエリザベスの視線を追うと、セバスチャンがフィニを連れてこちらへ来るのが見えた。


「お待たせ致しました。坊ちゃん」



「ああ。フィニ、セバスチャンから聞いたと思うが、この素晴らしい庭を作った件で何か褒美をと思ったんだが」



「そんな…。僕は、ご褒美なんていりません。坊ちゃんやエリザベス様が喜んでくれただけで、とても嬉しいです」



フィニは、照れたように頭を掻きながらニコッと笑う。



「そうか…」



シエルは、褒美はいらないときっぱり言ったフィニに優しく微笑む。



フィニ、メイリン、バルドとファントムハイブ家の使用人は、本当に無欲で謙虚である。



強欲な大人ばかり見てきたシエルは、フィニ達使用人を見ていると、心が安らぐ自分に気付く。



「とても素晴らしかったわ!ありがとうっ。あなたってほんとすごいわっ」



エリザベスはフィニの手を取り、微笑んだ。



「あっあの、エリザベス様。僕の手、汚れてて…」



「あら。そんなの、どうでもいいじゃない」



まさか使用人である自分が、主人の婚約者から手を握られるとは思ってもみなかったフィニは、慌てて手を引っ込めようとするがエリザベスは更に強く握り、離さない。



「ありがとうございます。エリザベス様」



最初、戸惑っていたフィニも遠慮がちに顔を伏せ、ニコッと微笑む。



「どうでしょう。坊ちゃん、エリザベス様。本日のランチはこちらで召し上がって頂いては」



セバスチャンの提案に、エリザベスはパアッと顔を輝かせ、



「素敵!ここでお食事が出来るなんてっ。ね、そうしましょう。シエルッ」



「ああ、そうだな。せっかくだから、フィニやメイリン、バルドにタナカも呼ぼう」



青く澄み切った空に爽やかな風が吹く中、ローズガーデンから楽しげな声が聞こえる。



当主シエルと本日の功労者フィニを中心に、皆が幸せそうに笑う中をセバスチャンが微笑みながら見守っている。



シエルは、心の中で強く思った。



『セバスチャンにリジー、使用人達とのこの日々を、三年前のあの時のように二度と手離さないっ』と…。



―完―


いかがでしたでしょうか♪
今回も、かなりお待たせしてしまいスイマセン!!!

番外編という事で、今までとはちょっと違う感じにしてみました(^-^)b

少しでもお気に召して頂けたら、幸いです(o^-')b