H④Member・Christmas・謹賀新年特別企画・引き続き・黒祭り開催中・
※こちらの小説は、悪魔でも、チエル・ごん・アスカの妄想ストーリーでございます。御本家様とは、一切関係ございません。
†黒執事・二次小説†
‡The space of the mind is buried.‡
‡序幕‡
時は、12月。
今年最後の日となる大みそかの今日は、新しい年を迎える為のパーティーで貴族達は覆いに盛り上がる。
ここ、ミッドフォ-ド公爵邸でも例外ではない。
いつもより華やかなパーティーに、招待客がわんさか集まる。
その中に、シエル・ファントムハイブ伯爵の姿もあった。
シエルは、ミッドフォード公爵の娘、エリザベス嬢と許婚者同士であり、従姉弟でもある。
普段、どんなにパーティーに招待をしても中々来てくれないシエルが、今回、出席をしている事に嬉しさを隠しきれないエリザベスは、体をぶるぶると振るわせながら、涙目になっていた。
「お……驚かせようと思ってな……。」
いつになく、おどおどしながら話すシエル。
「絶対に来れないって言ってたのに、嬉しい!!」
感激のあまり、シエルに、ぎゅ-っと抱き着くエリザベス。
「エリザベス!人前ではしたない真似はおよしなさい!」
ビクッとするエリザベスの後側で、神々しく立っている母、フランシス・ミッドフォ-ド公爵夫人。
そして、その横に居る、 威厳に満ちた雰囲気は誰もが圧倒してしまうアレクシス・レオン・ミッドフォ-ド公爵。
ジィ--っと見つめられる視線にタジタジしながら、シエルは公爵に挨拶をする。
「ミッドフォ-ド公爵。お久しぶりにお目にかかります。本日はお招きありがとうございます。あの……?」
クワッと見開いた目に、がばぁっとシエルに抱き着いた公爵。
「よく、来たな。未来の息子よ!!いつも、かわい-♪♪」
シエルの頬っぺにブッチュッチュッとしながら、再会を喜んでいた。
「あなた-っっ!!」
フランシス夫人の怒号がこだまする。
「お父様、ずる-いっ!アタシもチュ-をしたい-っっ!!」
エリザベスもまた、シエルに抱き着いた。
「二人とも、いい加減になさい-!!!」
そんなやり取りを周りの貴婦人達が囲みながら、クスクス笑っているとその中にひときわ目立つ背の高いえんび服の執事が居る。
「坊ちゃん。こちらでしたか。探しましたよ。」
「お前が勝手に、何処かに行ったんだろう。」
「あら、セバスチャン。ごきげんよう。ようこそ、いらっしゃい。」
「レディ・エリザベス。今宵は、私までお招き下さり、ありがとうございます。」
「いいのよ。セバスチャンにも会いたかったし。ゆっくりしていってね。」
にっこりと笑うエリザベスに、優しい笑顔で返すセバスチャン。
「今夜は、シエルに紹介したいお姉様が居るの。アタシの父方の従姉妹にあたるんだけど、凄く可愛いお姉様なのよ。」
「リジ-の従姉妹?」
セバスチャンの顔つきが鋭くなり、ピクリと動いた。
目の前から来るレディを睨んでいる。
「お姉様。こちらです。」
無邪気なエリザベスは、レディの腕を引っ張りながら、シエルの前に連れて来た。
「まぁ。この方がリジ-の婚約者なの?お話の通り、素敵な方だわ。」
美しくスラリとしたお人形のような顔の黒いドレスを着たレディがシエルを見て微笑んでいる。
思わず赤くなる彼は、暫くレディを見入っていた。
「お初にお目に掛かります。わたくし、マリア-ジュ・グランチェスタ-と申します。いつもリジ-から、ファントムハイブ伯爵の事を聞いておりました。是非、お会いしたいと思っておりました。以後、おみしりおきを。」
深々とお辞儀をする姿も、とても上品だ。
「シエル・ファントムハイブです。お目にかかれて、光栄です。」
シエルの後ろでセバスチャンは、静かに身を潜め、マリア-ジュから目を離さないでいた。
「素敵なお姉様でしょ?シエル。」
「あ……。あぁ……。」
マリア-ジュから目を反らし、赤くなるシエル。
「シエル??」
「いや……。何でもない。」
シエルの様子がおかしいと感じたエリザベスは、彼の態度が気になって仕方ない。
女の直感というのか、何かひっかかるようだった。
もしかして、シエルはお姉様が気になるのかしら…?
一目惚れ……?!?
悪い方へしか考えられないエリザベスは、涙目になりながら、泣かないように必死に堪えていた。
「ファントムハイブ伯爵はとても素敵な方ですわね。あのような方が婚約者とは、羨ましいですわ。」
背後からマリア-ジュが突然、エリザベスに声を掛けて来た。
「シエルはお姉様を見て、照れていたみたいですよ。」
「ところで、ファントムハイブ伯爵はどちらへ行かれましたの?姿が見えないですわね。」
「え?あら?シエルったら、何処に行ったのかしら?」
辺りをキョロキョロしながらシエルの姿を探すエリザベスを見て、クスクスと笑うマリア-ジュ。
「そんなにボ-っとしていると、ファントムハイブ伯爵に嫌われますわよ。」
「え……?」
「いいえ。何でもないですわ。」
冷ややかな目でクスクス笑いながら颯爽と去るマリア-ジュの姿に、一瞬身震いをしたエリザベスだった。
‡序幕‡End
◆メリークリスマス!◆
H④MemberのChristmas&ニューイヤー企画を御覧下さり、まことにありがとうございます。
†黒執事・二次小説・The space of the mind is buried.‡をお送り致しました。
これから続きますので、お暇な時間のお供にして頂ければ幸いです。
最後までのお付き合いを宜しくお願いします。
さて、今日はX’masイヴですね^^
素敵なChristmasをお過ごし下さいませ。
チエル・ごん・アスカ。
※黒祭りからいきなり脱線致します^^
どうもでございます♪
チエル・ごん・アスカです^^
いやぁ、ONE PIECE STRONG WORLD ルナミ映画のTVでの放映が終わりましたね♪♪
めっちゃ、
何回見ても最高ですっ♪
ルナミ萌えの方々には、特に最高ですよね-♪♪
チエルさんは、ルナミ萌えの一人であります♪♪
1番好きな場面は、やはり、最後だね-♪♪♪
ト-ンダイアルのメッセージを聞かれたくないナミちゃんと、メッセージが聞きたいルフィのいちゃいちゃシ-ン♪♪♪
勝手にいちゃいちゃしているように見ているだけなんですけど、どう見てもラブ×2にしか見えないんだもの^^
映画館で見た時から、激ツボリまして、レンタルで二回も見ているのですが、何回見ても飽きません^^
つい、最近もレンタルをして見たばかりだったのに、TVでも見ちゃって♪
どんだけ、ルナミが好きなんだ、私☆☆
ナミちゃん、
ルフィ、
最高なカップリングなんだけどなぁ♪♪
御本家のおだっちには、是非とも、ONE PIECEに恋愛話もちょっと混ぜてもらって、ルナミをくっつけて欲しいなぁ♪♪
そうしたら、
萌え倍増しちゃうなぁ♪
(^O^)
最高に萌えまくりなルナミ映画でした♪♪
さて、
ここで…
今後のH④blogの予定ですが…
H④で企画するX’mas&お正月企画で、各自Memberがイラストや小説をUp予定しております♪♪
黒執事・黒祭り開催中では、Gファン 1月号のネタバレ・感想記事を更新予定です♪♪
その他、小説も更新予定でございます。
どの記事にも、よろしくお付き合い下さいませ。
お楽しみに。
(o^-')b
ではでは。
またの機会に。
どうもでございます♪
チエル・ごん・アスカです^^
いやぁ、ONE PIECE STRONG WORLD ルナミ映画のTVでの放映が終わりましたね♪♪
めっちゃ、
何回見ても最高ですっ♪
ルナミ萌えの方々には、特に最高ですよね-♪♪
チエルさんは、ルナミ萌えの一人であります♪♪
1番好きな場面は、やはり、最後だね-♪♪♪
ト-ンダイアルのメッセージを聞かれたくないナミちゃんと、メッセージが聞きたいルフィのいちゃいちゃシ-ン♪♪♪
勝手にいちゃいちゃしているように見ているだけなんですけど、どう見てもラブ×2にしか見えないんだもの^^
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つい、最近もレンタルをして見たばかりだったのに、TVでも見ちゃって♪
どんだけ、ルナミが好きなんだ、私☆☆
ナミちゃん、
ルフィ、
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そうしたら、
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黒執事・黒祭り開催中では、Gファン 1月号のネタバレ・感想記事を更新予定です♪♪
その他、小説も更新予定でございます。
どの記事にも、よろしくお付き合い下さいませ。
お楽しみに。
(o^-')b
ではでは。
またの機会に。
黒祭り開催中・シエル誕生日企画・シエ×リジ ふぉ~いん・らぶ・後編をお届け致します。
◆前編のあらすじはこちらから、入ってお読み下さいませ◆
チエル・ごん・アスカの黒執事・妄想ストーリー
-シエル誕生日企画・ふぉ~いん・らぶ・後編-
エリザベスとメイリンは、好きな人に心の篭ったビ-ズ・アクセサリーをプレゼントしようと決めた。
エリザベスは、シエルに。メイリンは、執事のセバスチャンに。
後日、エリザベスは大量のビ-ズを持ち、ファントムハイブ家へやって来た。
玄関先で、執事であるセバスチャンとメイドのメイリンが彼女を出迎える。
「ようこそおいで下さいました。レディ、エリザベス。」
「ごきげんよう、セバスチャン。メイリン。」
エリザベスは自分の屋敷の使用人を数人連れ、大量のビ-ズをファントムハイブ家の客室に運ぶように指示をした。
「レディ、エリザベス。これは何事でございますか?!」
テキパキとビ-ズを運ぶエリザベスの使用人を見て、セバスチャンはア然としていた。
「女の子同士の内緒な事なの。セバスチャンとシエルは客室に出入りしちゃダメよ!!」
「女の子同士ですか……?」
「そうよ。メイリンとアタシの、内緒よ。」
セバスチャンは内心、この二人はろくでもない事をやらかしそうだと不安げになっていた。
客室に、メイリンとタナカ、フィニにバルドが揃い、カラフルなビ-ズを前にワイワイと賑やかだった。
エリザベスが来た事をセバスチャンに聞いたシエルが、客室に顔を出した。
皆が一カ所に集まっている姿を見て、「お前達、何をしている??」と言った。
シエルの突然の声に一同は、ビクッと動きが止まり、恐る恐る後ろを向く。
「ウワワッ、坊ちゃん…」
慌てる一同は、必死にビ-ズを隠す。
「何だ?何を隠している?」
「あぁ-、坊ちゃん…。僕、庭に坊ちゃんの為に木をロボットにしてみたんですけど、見てください。暴れん坊伯爵も作りましたよ-。」
「うわっ。何だ??」
フィニが慌ててシエルの肩をそっと掴み、その場から連れ出してくれた。
フィニの気転に一同は助かり、ホッと肩を撫で下ろす。
「危ね-ところだったぜ。」
「そうですだ。客室では、いつ、坊ちゃんとセバスチャンさんが来るか分からないですだ。」
「え-、そうなの??タナカさん、何とかならないかしら?」
「タナじぃ。お穣さんの為に何とかしてあげられないのかよ?」
「タナカさん、お願いですだ…。」
皆に頼りにされたタナカさんは立ち上がり、誇らしげに笑った。
「ホッ、ホッ、ホッ。いいですよ。こちらの部屋を自由に使ってください。坊ちゃんとセバスチャンには、当分、入らないように言っておきます。」
「ホント~??タナカさん、ありがとうっっ。」
エリザベスは喜んで、タナカに抱き着いた。
「さぁっ。メイリン、早速、アクセサリーを作るわよ。シエルの誕生日も近いし頑張らなくちゃ。」
「ワタシ、坊ちゃんの誕生日もあるのに、アクセサリーを作ってていいですだか?」
「大丈夫。シエルの誕生日の準備は、セバスチャン達で十分に出来るはずよ。シエルとセバスチャンへのサプライズなんだから、頑張りましょ。」
エリザベスの優しさに感激をしたメイリンは、彼女が聖母マリア様のように見えた。(ちょっとオ-バ-ですが)
「ハイですだ。エリザベス様。頑張りますだ。」
シエルの誕生日まで、残り三日。
ファントムハイブ邸に寝泊まりしながら、使用人Sの協力のもと、カラフルなビ-ズのアクセサリーに愛を込めて、エリザベスは作成していく。
そんな中、彼女達が何をしているか分からないシエルは、客室が気になっていた。
シエルの書斎にて。
「セバスチャン。リジ-は、ろくに顔を見せないが客室に閉じこもったまま、一体、何をしているんだ?」
午前中の怒涛の仕事をこなし、ようやく一休みという時、最初に呟いたシエルの言葉に、お茶を入れながらセバスチャンは意外そうな顔をしていた。
「なんだ……?」
クスッと笑いながら、セバスチャンは口を開いた。
「いえ。何でもありません。ただ、エリザベス様の事が気になるようでしたので、意外だなと思いまして。」
「別に、そんな、気になどしていないが。」
ちょっと赤くなりながら、ふぃっと顔を背けたシエル。
「エリザベス様とタナカさんから、客室には一切入るなと言われておりますので、私は何も存じ上げません。」
「え?タナカが……?」
ビックリして、顔を上げたシエル。
続けてセバスチャンは…… 「メイリンも、最近はエリザベス様と客室に篭りがちらしいので、タナカさんが、代わりに仕事をしているようです。」
何かを考えるようにシエルは、黙り込んだ。
「ふん。まぁ、いい。タナカがきちんと、相手をしているようなら、問題ないだろう。」
「坊ちゃん、素直じゃありませんね。」
クスクス笑いながら、意地悪そうにセバスチャンは言った。
「何の事だ?」
ムッとしながら、不機嫌そうに、セバスチャンを睨むシエル。
「本当は、エリザベス様の顔が見たいのでは?
いつもなら、すぐに坊ちゃんの所へ来られるのに、全く姿を見せないので、寂しいと思っているのではないですか?」
「僕が寂しい?くだらない事を言うな!!」
「それは失礼致しました。でも、ムキになる所が怪しいですね?」
楽しそうなセバスチャンの態度に、益々、怒るシエル。
「うるさいっっ!!!」
大声で怒鳴り、顔を真っ赤にしながら書斎から出て行ってしまった。
「ちょっとからかい過ぎましたか……。」
クスクス笑いながら、セバスチャンはお茶の片付けをしていた。
台所にて洗い物をしていると、両手に沢山の食器を持ったタナカがやって来た。
「セバスチャン、ご苦労様。」
「タナカさん。メイリンは、まだ、エリザベス様と何かやっているのですか? 仕事はきちんとやってもわらないとダメですよ。」
「いいんですよ。メイリンは、エリザベス様と大切な用事があるのです。私がメイリンの分の仕事をしますから、セバスチャンは安心してください。」
「はぁ……。」
セバスチャンは、それ以上、何も言えなかった。
「それよりセバスチャン。坊ちゃんの誕生日が近づいていますが、用意の方はどうですか?」
「スムーズに進んでいますよ。そちらはご心配なく。」
「そうですか。では、お任せしましたよ。」
にっこりと笑いタナカは台所から、出て行った。
「……。」
「何となく何か気になりますね……。」
セバスチャンは、タナカが何気に客室を見張っているような気がしてならない。
……次の日。
シエルが書斎から、セバスチャンを呼び出した。
「坊ちゃん、御呼びですか?」
「あぁ。何日もエリザベスが客室から出て来ないのが気になる。叔母様から何か聞かれても何も説明出来ないでは、申し訳ない。 セバスチャン、中で何をしているのか探れ。」
「御意。」
一礼をして、客室へ向かうセバスチャン。
シエルは、溜め息をついて、やれやれといった顔になっていた。
客室前では、タナカが何気に掃除をしながら、うろうろしている。
「タナカさん。掃除までしていたのですか?」
「ホッホッホッ。セバスチャン。ワタシもたまには、身体を動かさないと 、すぐに弱りますよ。」
「一体、エリザベス様達は中で何をしているのですか?」
「それは言えません。エリザベス様との約束です。」
「エリザベス様は、きちんと食事を取っているのですか?坊ちゃんが心配していますよ。」
「坊ちゃんには、何も心配はありませんと伝えてください。エリザベス様は、きちんと食事も睡眠も取ってますから。」
「はぁ……。分かりました。」
タナカのちょっとの隙も与えない態度は、さすがのセバスチャンも中を探るのは無理で、別な方法に変更しなくてはと思っていた。
夜になり、外側から客室を覗き込むセバスチャン。
タナカは、客室前の廊下を見張っているようだ。
フィニやバルドは、台所で夕飯の後片付けに追われていて、シエルは書斎でセバスチャンからの報告を待ちながら、仕事の資料を見ている。
客室では、
エリザベスとメイリンのアクセサリー作りは既に終わり、それを箱に詰め、綺麗にラッピングをしていた。
「これで、シエルは明日、喜んでくれるわよね?」
「はいですだ。エリザベス様。」
彼女達の様子を見ていたセバスチャンは、なぁんだ、坊ちゃんの誕生日プレゼントの為に何か作っていたのですねとちょっと冷ややかな目だった。
「坊ちゃん、失礼します。」
シエルの書斎に報告に戻ったセバスチャンは、にっこりと笑い彼に一言。
「何も心配はございません。」
「はぁ?どういう事だ?セバスチャン。お前はエリザベス達が何をしていたのか見たのだろう?」
「いいえ。何をしていたのかは見ておりません。エリザベス様の至って元気なお姿だけを確認しただけですので。」
セバスチャンの態度が腑に落ちないシエルだが、何かを隠し通そうとしているのは分かった。
「元気なら、もう、いい。」
「そうですか。失礼致しました。私はまだ、仕事が残っておりますので。」
一礼をして書斎を後にしたセバスチャン。
なんだ、あいつまで……。
皆に隠し事をされて、面白くないシエルだった。
そして、
明日はいよいよシエルの誕生日当日。
ようやく朝になり、メイリンは客室で寝込んでいるエリザベスを起こそうとしていた。
「エリザベス様。朝でございますだよ。朝一番でご自分の屋敷に戻って、坊ちゃんの誕生日パーティーの準備をして来るんですだね?」
いつもより早めに起こされたエリザベスは、まだ、目が覚めない。
「うぅ-ん……。パーティー用のドレスを持って来てないから、一旦、帰らないと……。」
「お迎えの馬車が、こっそり見えてますだよ。坊ちゃんはまだ、お目覚めではないですだ。今のうちにこっそり屋敷に戻った方が良いですだよ。」
「う……ん。メイ…リン。そうす…るわ。」
覚束ない足どりで、エリザベスは馬車に乗り、一度、自分の屋敷に戻った。
彼女をこっそり見送ったメイリンは、両手に力を入れ、気合いを入れる。
「今日は、坊ちゃんの誕生日パーティーですだ! その準備とその後は……。」
大好きなセバスチャンに、手作りのアクセサリーを渡す事を考えただけで、緊張をしてしまう。
「顔から湯気が出そうなくらいですだね。」
「何から湯気が出そうなのですか?」
突然、メイリンの耳元で囁くセバスチャン。
「セ…セ…セバスチャンさんっっ……。」
「今日は、坊ちゃんの誕生日パーティーですからね。忙しくなりますよ。」
「ハ……ハイですだ!」
「それと、エリザベス様のお相手をずっとしてくださって、ご苦労様でした。」
メイリンの大好きなニヒルに笑うセバスチャンの顔にドキッとした彼女は、顔を赤らめていた。
その日の夕方。
シエルに近しい人達を集めた、彼の誕生日パーティーが始まり、綺麗に着飾った人々が次々とファントムハイブ邸に入って行く。
シエルはセバスチャンを従え、来てくれたお客さんに挨拶回りをしていた。
「シ……っシエルっ!」
背後から声がする方向に彼が振り向くと、とびきりオシャレをしたリジ-が立っていた。
今まで、見た事もないくらいの大人っぽい彼女に、一瞬誰か分からなかったくらいだった。
綺麗な純白のドレスに、頭には白い花のコサージュを付け、まるでウェディングドレスのようだ。
「リジ-?!」
ちょっと顔を赤らめるシエル。
「あの……誕生日おめでとうシエル。あの……それでね、このプレゼントなんだけど、アタシの手作りなの。」
「手作り?」
「うん。気に入ってくれるといいんだけど……。」
リジーが両手で必死に差し出すプレゼントをシエルは受け取ると、にっこりと微笑んだ。
「ありがとう。リジ-。」
彼女の目には涙が浮かんでいたけれど、嬉しそうなこぼれんばかりの笑顔だった。
「それとね、セバスチャンにサプライズがあるの。」
ぱっと顔の表情が変わり、メイリンを探すリジ-。
「私にですか……?」
きょとんとするセバスチャンの前に、プレゼントを持ったメイリンがやって来た。
「あのあのあの……これは、エリザベスお嬢様と一緒に作ったセバスチャンさんへの贈り物ですだ。貰って欲しいですだよ。」
「私にですか?」
何故、自分が贈り物を渡されるのか分からないセバスチャンは、何気にシエルの顔を見た。
シエルが目で「空気を読め」と訴えている。
セバスチャンは、にっこりと笑って、メイリンから贈り物を受け取り「ありがとうございます。」と言った。
メイリンは、大感激だった。
「良かったわね。メイリン。」
「ハイですだ。エリザベスお穣様。」
シエルは、セバスチャンに手で何かを合図している。
その合図で、セバスチャンが、手を叩くと、突然、音楽が聞こえて来た。
オ-ケストラの生演奏だ。
いきなりパーティーは舞踏会に変わり、周りの客達はダンスを踊り出す。
「さぁ、レディ。一曲、お相手を。」
リジ-に手を差し出すシエル。
「はい。喜んで。」
シエルの手を取るリジ-は、可愛く微笑む。
その二人の様子を見ているタナカを始め、使用人Sも、微笑んでいた。
「ところで、セバスチャンさんからの坊ちゃんへのプレゼントは何かないんですかぁ?」
フィニが無邪気にそんな事を言うと、セバスチャンは余裕な表情で、「もちろん、坊ちゃんへのプレゼントはありますよ。」と答えた。
「お前からのプレゼント?気持ち悪いな。」
「そう申さらずに、受け取ってください。坊ちゃん。」
セバスチャンは、オ-ケストラの生演奏で、HAPPY BIRTHDAYを歌い始めた。
あまりにも素敵な歌声に、メイリンは酔いしれてしまった。
「素敵ですだよ。セバスチャンさん。」
そんなこんなでパーティーも、賑やかで楽しく終焉を迎える。
後片付けもようやく終わり、シエルの部屋にて。
リジ-から貰った手作りの贈り物を、愛おしみながら見ているシエルに、セバスチャンが一言。
「何をニヤニヤしておいでなのです?」
「ニヤニヤなんてしていないぞ!!そういうお前は、あの贈り物をどうしたんだ?」
「あの贈り物でしたら、私には必要ないので後から処分しようかと思っていましたが。」
ぎょっとしたシエルは、すぐにふぅ-と溜め息を付いた。
「まぁ、お前ならそうするだろうと思ってはいたが、処分をするのなら使用人達には見つからない場所でやれ。」
「イエス、マイロ-ド。」
メイリンからのプレゼントは、後々、セバスチャンにより、皆の知らない場所で処分され、二度と見た人はいないという。
‡End‡
最後までのお付き合い、ありがとうございました。
チエル・ごん・アスカ
◆前編のあらすじはこちらから、入ってお読み下さいませ◆
チエル・ごん・アスカの黒執事・妄想ストーリー
-シエル誕生日企画・ふぉ~いん・らぶ・後編-
エリザベスとメイリンは、好きな人に心の篭ったビ-ズ・アクセサリーをプレゼントしようと決めた。
エリザベスは、シエルに。メイリンは、執事のセバスチャンに。
後日、エリザベスは大量のビ-ズを持ち、ファントムハイブ家へやって来た。
玄関先で、執事であるセバスチャンとメイドのメイリンが彼女を出迎える。
「ようこそおいで下さいました。レディ、エリザベス。」
「ごきげんよう、セバスチャン。メイリン。」
エリザベスは自分の屋敷の使用人を数人連れ、大量のビ-ズをファントムハイブ家の客室に運ぶように指示をした。
「レディ、エリザベス。これは何事でございますか?!」
テキパキとビ-ズを運ぶエリザベスの使用人を見て、セバスチャンはア然としていた。
「女の子同士の内緒な事なの。セバスチャンとシエルは客室に出入りしちゃダメよ!!」
「女の子同士ですか……?」
「そうよ。メイリンとアタシの、内緒よ。」
セバスチャンは内心、この二人はろくでもない事をやらかしそうだと不安げになっていた。
客室に、メイリンとタナカ、フィニにバルドが揃い、カラフルなビ-ズを前にワイワイと賑やかだった。
エリザベスが来た事をセバスチャンに聞いたシエルが、客室に顔を出した。
皆が一カ所に集まっている姿を見て、「お前達、何をしている??」と言った。
シエルの突然の声に一同は、ビクッと動きが止まり、恐る恐る後ろを向く。
「ウワワッ、坊ちゃん…」
慌てる一同は、必死にビ-ズを隠す。
「何だ?何を隠している?」
「あぁ-、坊ちゃん…。僕、庭に坊ちゃんの為に木をロボットにしてみたんですけど、見てください。暴れん坊伯爵も作りましたよ-。」
「うわっ。何だ??」
フィニが慌ててシエルの肩をそっと掴み、その場から連れ出してくれた。
フィニの気転に一同は助かり、ホッと肩を撫で下ろす。
「危ね-ところだったぜ。」
「そうですだ。客室では、いつ、坊ちゃんとセバスチャンさんが来るか分からないですだ。」
「え-、そうなの??タナカさん、何とかならないかしら?」
「タナじぃ。お穣さんの為に何とかしてあげられないのかよ?」
「タナカさん、お願いですだ…。」
皆に頼りにされたタナカさんは立ち上がり、誇らしげに笑った。
「ホッ、ホッ、ホッ。いいですよ。こちらの部屋を自由に使ってください。坊ちゃんとセバスチャンには、当分、入らないように言っておきます。」
「ホント~??タナカさん、ありがとうっっ。」
エリザベスは喜んで、タナカに抱き着いた。
「さぁっ。メイリン、早速、アクセサリーを作るわよ。シエルの誕生日も近いし頑張らなくちゃ。」
「ワタシ、坊ちゃんの誕生日もあるのに、アクセサリーを作ってていいですだか?」
「大丈夫。シエルの誕生日の準備は、セバスチャン達で十分に出来るはずよ。シエルとセバスチャンへのサプライズなんだから、頑張りましょ。」
エリザベスの優しさに感激をしたメイリンは、彼女が聖母マリア様のように見えた。(ちょっとオ-バ-ですが)
「ハイですだ。エリザベス様。頑張りますだ。」
シエルの誕生日まで、残り三日。
ファントムハイブ邸に寝泊まりしながら、使用人Sの協力のもと、カラフルなビ-ズのアクセサリーに愛を込めて、エリザベスは作成していく。
そんな中、彼女達が何をしているか分からないシエルは、客室が気になっていた。
シエルの書斎にて。
「セバスチャン。リジ-は、ろくに顔を見せないが客室に閉じこもったまま、一体、何をしているんだ?」
午前中の怒涛の仕事をこなし、ようやく一休みという時、最初に呟いたシエルの言葉に、お茶を入れながらセバスチャンは意外そうな顔をしていた。
「なんだ……?」
クスッと笑いながら、セバスチャンは口を開いた。
「いえ。何でもありません。ただ、エリザベス様の事が気になるようでしたので、意外だなと思いまして。」
「別に、そんな、気になどしていないが。」
ちょっと赤くなりながら、ふぃっと顔を背けたシエル。
「エリザベス様とタナカさんから、客室には一切入るなと言われておりますので、私は何も存じ上げません。」
「え?タナカが……?」
ビックリして、顔を上げたシエル。
続けてセバスチャンは…… 「メイリンも、最近はエリザベス様と客室に篭りがちらしいので、タナカさんが、代わりに仕事をしているようです。」
何かを考えるようにシエルは、黙り込んだ。
「ふん。まぁ、いい。タナカがきちんと、相手をしているようなら、問題ないだろう。」
「坊ちゃん、素直じゃありませんね。」
クスクス笑いながら、意地悪そうにセバスチャンは言った。
「何の事だ?」
ムッとしながら、不機嫌そうに、セバスチャンを睨むシエル。
「本当は、エリザベス様の顔が見たいのでは?
いつもなら、すぐに坊ちゃんの所へ来られるのに、全く姿を見せないので、寂しいと思っているのではないですか?」
「僕が寂しい?くだらない事を言うな!!」
「それは失礼致しました。でも、ムキになる所が怪しいですね?」
楽しそうなセバスチャンの態度に、益々、怒るシエル。
「うるさいっっ!!!」
大声で怒鳴り、顔を真っ赤にしながら書斎から出て行ってしまった。
「ちょっとからかい過ぎましたか……。」
クスクス笑いながら、セバスチャンはお茶の片付けをしていた。
台所にて洗い物をしていると、両手に沢山の食器を持ったタナカがやって来た。
「セバスチャン、ご苦労様。」
「タナカさん。メイリンは、まだ、エリザベス様と何かやっているのですか? 仕事はきちんとやってもわらないとダメですよ。」
「いいんですよ。メイリンは、エリザベス様と大切な用事があるのです。私がメイリンの分の仕事をしますから、セバスチャンは安心してください。」
「はぁ……。」
セバスチャンは、それ以上、何も言えなかった。
「それよりセバスチャン。坊ちゃんの誕生日が近づいていますが、用意の方はどうですか?」
「スムーズに進んでいますよ。そちらはご心配なく。」
「そうですか。では、お任せしましたよ。」
にっこりと笑いタナカは台所から、出て行った。
「……。」
「何となく何か気になりますね……。」
セバスチャンは、タナカが何気に客室を見張っているような気がしてならない。
……次の日。
シエルが書斎から、セバスチャンを呼び出した。
「坊ちゃん、御呼びですか?」
「あぁ。何日もエリザベスが客室から出て来ないのが気になる。叔母様から何か聞かれても何も説明出来ないでは、申し訳ない。 セバスチャン、中で何をしているのか探れ。」
「御意。」
一礼をして、客室へ向かうセバスチャン。
シエルは、溜め息をついて、やれやれといった顔になっていた。
客室前では、タナカが何気に掃除をしながら、うろうろしている。
「タナカさん。掃除までしていたのですか?」
「ホッホッホッ。セバスチャン。ワタシもたまには、身体を動かさないと 、すぐに弱りますよ。」
「一体、エリザベス様達は中で何をしているのですか?」
「それは言えません。エリザベス様との約束です。」
「エリザベス様は、きちんと食事を取っているのですか?坊ちゃんが心配していますよ。」
「坊ちゃんには、何も心配はありませんと伝えてください。エリザベス様は、きちんと食事も睡眠も取ってますから。」
「はぁ……。分かりました。」
タナカのちょっとの隙も与えない態度は、さすがのセバスチャンも中を探るのは無理で、別な方法に変更しなくてはと思っていた。
夜になり、外側から客室を覗き込むセバスチャン。
タナカは、客室前の廊下を見張っているようだ。
フィニやバルドは、台所で夕飯の後片付けに追われていて、シエルは書斎でセバスチャンからの報告を待ちながら、仕事の資料を見ている。
客室では、
エリザベスとメイリンのアクセサリー作りは既に終わり、それを箱に詰め、綺麗にラッピングをしていた。
「これで、シエルは明日、喜んでくれるわよね?」
「はいですだ。エリザベス様。」
彼女達の様子を見ていたセバスチャンは、なぁんだ、坊ちゃんの誕生日プレゼントの為に何か作っていたのですねとちょっと冷ややかな目だった。
「坊ちゃん、失礼します。」
シエルの書斎に報告に戻ったセバスチャンは、にっこりと笑い彼に一言。
「何も心配はございません。」
「はぁ?どういう事だ?セバスチャン。お前はエリザベス達が何をしていたのか見たのだろう?」
「いいえ。何をしていたのかは見ておりません。エリザベス様の至って元気なお姿だけを確認しただけですので。」
セバスチャンの態度が腑に落ちないシエルだが、何かを隠し通そうとしているのは分かった。
「元気なら、もう、いい。」
「そうですか。失礼致しました。私はまだ、仕事が残っておりますので。」
一礼をして書斎を後にしたセバスチャン。
なんだ、あいつまで……。
皆に隠し事をされて、面白くないシエルだった。
そして、
明日はいよいよシエルの誕生日当日。
ようやく朝になり、メイリンは客室で寝込んでいるエリザベスを起こそうとしていた。
「エリザベス様。朝でございますだよ。朝一番でご自分の屋敷に戻って、坊ちゃんの誕生日パーティーの準備をして来るんですだね?」
いつもより早めに起こされたエリザベスは、まだ、目が覚めない。
「うぅ-ん……。パーティー用のドレスを持って来てないから、一旦、帰らないと……。」
「お迎えの馬車が、こっそり見えてますだよ。坊ちゃんはまだ、お目覚めではないですだ。今のうちにこっそり屋敷に戻った方が良いですだよ。」
「う……ん。メイ…リン。そうす…るわ。」
覚束ない足どりで、エリザベスは馬車に乗り、一度、自分の屋敷に戻った。
彼女をこっそり見送ったメイリンは、両手に力を入れ、気合いを入れる。
「今日は、坊ちゃんの誕生日パーティーですだ! その準備とその後は……。」
大好きなセバスチャンに、手作りのアクセサリーを渡す事を考えただけで、緊張をしてしまう。
「顔から湯気が出そうなくらいですだね。」
「何から湯気が出そうなのですか?」
突然、メイリンの耳元で囁くセバスチャン。
「セ…セ…セバスチャンさんっっ……。」
「今日は、坊ちゃんの誕生日パーティーですからね。忙しくなりますよ。」
「ハ……ハイですだ!」
「それと、エリザベス様のお相手をずっとしてくださって、ご苦労様でした。」
メイリンの大好きなニヒルに笑うセバスチャンの顔にドキッとした彼女は、顔を赤らめていた。
その日の夕方。
シエルに近しい人達を集めた、彼の誕生日パーティーが始まり、綺麗に着飾った人々が次々とファントムハイブ邸に入って行く。
シエルはセバスチャンを従え、来てくれたお客さんに挨拶回りをしていた。
「シ……っシエルっ!」
背後から声がする方向に彼が振り向くと、とびきりオシャレをしたリジ-が立っていた。
今まで、見た事もないくらいの大人っぽい彼女に、一瞬誰か分からなかったくらいだった。
綺麗な純白のドレスに、頭には白い花のコサージュを付け、まるでウェディングドレスのようだ。
「リジ-?!」
ちょっと顔を赤らめるシエル。
「あの……誕生日おめでとうシエル。あの……それでね、このプレゼントなんだけど、アタシの手作りなの。」
「手作り?」
「うん。気に入ってくれるといいんだけど……。」
リジーが両手で必死に差し出すプレゼントをシエルは受け取ると、にっこりと微笑んだ。
「ありがとう。リジ-。」
彼女の目には涙が浮かんでいたけれど、嬉しそうなこぼれんばかりの笑顔だった。
「それとね、セバスチャンにサプライズがあるの。」
ぱっと顔の表情が変わり、メイリンを探すリジ-。
「私にですか……?」
きょとんとするセバスチャンの前に、プレゼントを持ったメイリンがやって来た。
「あのあのあの……これは、エリザベスお嬢様と一緒に作ったセバスチャンさんへの贈り物ですだ。貰って欲しいですだよ。」
「私にですか?」
何故、自分が贈り物を渡されるのか分からないセバスチャンは、何気にシエルの顔を見た。
シエルが目で「空気を読め」と訴えている。
セバスチャンは、にっこりと笑って、メイリンから贈り物を受け取り「ありがとうございます。」と言った。
メイリンは、大感激だった。
「良かったわね。メイリン。」
「ハイですだ。エリザベスお穣様。」
シエルは、セバスチャンに手で何かを合図している。
その合図で、セバスチャンが、手を叩くと、突然、音楽が聞こえて来た。
オ-ケストラの生演奏だ。
いきなりパーティーは舞踏会に変わり、周りの客達はダンスを踊り出す。
「さぁ、レディ。一曲、お相手を。」
リジ-に手を差し出すシエル。
「はい。喜んで。」
シエルの手を取るリジ-は、可愛く微笑む。
その二人の様子を見ているタナカを始め、使用人Sも、微笑んでいた。
「ところで、セバスチャンさんからの坊ちゃんへのプレゼントは何かないんですかぁ?」
フィニが無邪気にそんな事を言うと、セバスチャンは余裕な表情で、「もちろん、坊ちゃんへのプレゼントはありますよ。」と答えた。
「お前からのプレゼント?気持ち悪いな。」
「そう申さらずに、受け取ってください。坊ちゃん。」
セバスチャンは、オ-ケストラの生演奏で、HAPPY BIRTHDAYを歌い始めた。
あまりにも素敵な歌声に、メイリンは酔いしれてしまった。
「素敵ですだよ。セバスチャンさん。」
そんなこんなでパーティーも、賑やかで楽しく終焉を迎える。
後片付けもようやく終わり、シエルの部屋にて。
リジ-から貰った手作りの贈り物を、愛おしみながら見ているシエルに、セバスチャンが一言。
「何をニヤニヤしておいでなのです?」
「ニヤニヤなんてしていないぞ!!そういうお前は、あの贈り物をどうしたんだ?」
「あの贈り物でしたら、私には必要ないので後から処分しようかと思っていましたが。」
ぎょっとしたシエルは、すぐにふぅ-と溜め息を付いた。
「まぁ、お前ならそうするだろうと思ってはいたが、処分をするのなら使用人達には見つからない場所でやれ。」
「イエス、マイロ-ド。」
メイリンからのプレゼントは、後々、セバスチャンにより、皆の知らない場所で処分され、二度と見た人はいないという。
‡End‡
最後までのお付き合い、ありがとうございました。
チエル・ごん・アスカ