H4ー2 OTAKU日和 -52ページ目

H4ー2 OTAKU日和

愉しいヲタク L I F E




空気が重くなるのに耐え切れず、思わず口を開く。


「ユチョ……?」


背中越しのユチョンの温もりが優しく伝わる。


「ジェジュ、無理するな?俺は、ジェジュが心配だよ。」


「ユチョ……。」


「見てられないよ。辛そうなジェジュ。」


俺の胸元にあるユチョンの手を掴み、唇に当てた。


「ありがとう。ユチョ。俺の事は心配しなくても大丈夫だから。ユノが居なくて、寂しいだけだよ。」


悲しげな表情で俺を見つめるユチョンに、俺はニッコリと微笑み返した。


すると、ユチョンの顔が少しずつ近づき、俺の唇とユチョンの唇が軽く重なった。


「……?」


ユチョンは、ニッコリと笑って口を開いた。


「ジェジュが元気になれるように、おまじないだよ。」


俺は、思わず顔を赤らめて笑った。


「だからって、キスするのかよ……。」


「ふふっ。ジェジュの唇の形が綺麗だから、キスしてみたかったんだ。」


リビングからクスクス笑っているジュンスの声が聞こえる。


俺はちょっと意地悪な気持ちになり、言った。


「ジュンスがヤキモチを妬くぞ。」


ユチョンは偉そうに言い返す。


「俺達は、そんな小さな事でヤキモチを妬かないよ。」


思いもよらない強気な言葉に何も言えなくなった。


スゲーな。俺とユノの間で、そんな強気な言葉、言った事あったかな?


今の現状では、とても自信があるような事など、言えない。


ユチョンとジュンスの絆の深さに、愛情の強さを感じた。


ユノ……。


ユノは今、何を考えているのだろう?


俺の事を……俺との事を考えてくれているだろうか?


ユチョンやジュンスのように、俺達は強い絆で結ばれているだろうか?


ユノ、今の俺は、俺達の関係の脆さを感じてしまっているよ。


ユノが……
こんなにも遠い……。


それでも、ユノを愛している気持ちは変わらない。



明くる日から、毎日のように忙しい日々が続き、ユノと会えない時間が尚更過ぎて行った。


何としてもユニット活動を成功させて、俺達を待ってくれているファンの皆の前に出たいと、ユチョンとジュンスと俺は必死だった。


何処かユノの居ない寂しさを紛らわすように、忙しい毎日に救われていた。


そんな時、前の事務所のマネージャーから突然、俺達に会いたいと連絡が入り、とりあえず俺一人で会う事にした。


前事務所のマネージャー、オ・スンハは俺達と仲が良くて、色々な面で信頼出来る一人だった。


俺とユノ、ユチョンとジュンスの関係を知っていて、何かと協力をしてくれた。


東方神起がバラバラになって、勿論、会ってはいない。


今日は、数ヶ月ぶりに顔を合わせる。


行きつけの隠れ家的なカフェで待ち合わせをして、一番奥のテ-ブルにスンハは座っていた。


俺の姿に気が付くと、スンハは立ち上がり、泣き出しそうな声で「ジェジュンさん!!」と叫んだ。


「オイ。大声で叫ぶな。」


「だって、ジェジュンさん……。」


スンハの目からは涙が溢れ出ていた。


「相変わらず、困った奴だな。スンハ。」


優しいスンハは、今回の俺達の騒動でどれだけ心配をして、苦しんで、悩んでくれたのか。


いつも、そうだった。


何かあれば必ず、スンハも一緒に背負ってくれた。


「スンハ、ゴメンな。心配させたな。」


「いいえ。ジェジュンさん。そんな事、ありません。」


スンハは、泣き顔なのに、精一杯笑おうとしていた。


「ところで、スンハの話って何?悪いけど、あんまりゆっくり出来ないんだ……。」


早速、本題に入るとスンハの顔つきが変わった。

「ジェジュンさん……。東方神起に戻る気持ちは無いですか?皆、元のメンバーに戻って欲しいと願っています。」


「ユンホやチャンミンも同じ気持ちなのか?」


「勿論です!!」


「けど、俺達は何回も話し合いをして、出した結果でこうなったんだ。ユンホやチャンミンも納得してるはずだよ。」


スンハは再び涙目になり、必死に何かを訴えようとしていた。


「ジェジュンさん!!メンバーで住んでいたマンションを出てからのユンホさんは、辛そうで見てられないですよ!!」


「え……?」


俺は震える手を必死で抑えながら、スンハの話を聞いた。


「ユンホさんは、今もかなり悩んでいるみたいで、痩せましたよ。元気も無いですし。チャンミンさんは、何とか最近になって前向きになって来たみたいですけど。」


「さすが、チャンミンだな。一番、しっかり者だからね。」


スンハに動揺をさとられないようにと必死で平気な態度を装っていた。


ユノが痩せるくらいに悩んでいる??


手紙では吹っ切れたような印象だったのに、嘘みたいだ。


「ジェジュンさん。今日、僕はユンホさんに内緒で来ました。ジェジュンさんにユンホさんと会って欲しいとお願いしに。」


思いもよらないスンハからの言葉に、ただ茫然自失となった。


「実は、ユンホさんのマンションの合鍵をジェジュンさんに渡そうと思って、持って来たんですよ。今のユンホさんを支えられるのは、ジェジュンさんしかいません。」


「え……?!」


「これがユンホさんのマンションの鍵です。」


スンハが一つの鍵をテ-ブルの上に置いた。


「でも、俺がユノのマンションにいきなり行って、いいものかどうか分からない……。」


さすがに動揺を隠し続ける事は無理だった。


「ジェジュンさん。何を言っているんですか。僕は、ユンホさんとジェジュンさんの絆の強さを見て来ているんですよ。何を今更、自信なげに言っているんですか。」


「俺とユノの絆の強さ?」


「そうですよ!ジェジュンさんとユンホさんは、いつでも一心同体のようにお互いを支えあってこれまでやって来たと思います。」


スンハは俺とユノの絆が強いと感じてくれていた。


でも、俺達がいつでも一緒に居たから、そう見えたんだ。


ちょっとでも距離が遠くなっただけで、俺達はこんなにも脆い。



「ジェジュンさん。チャンミンさんも最初はかなり落ち込みが激しかったんですよ。」


「チャミが?」


いきなりチャンミンの話を出したスンハは、言っていいものか迷いながら口を開いた。


「でも、ほら、日本人の年上の彼女が毎日のように、メ-ルや電話で励まし続けていたみたいで。 今は、お互いに日本と韓国を行き来出来ない状況ですしね。」




※いきなりCMです!


チャンミンの日本人の年上の彼女とは、この5LDKシリーズで出ています。読んでみて下さいませ。



†その③へ†

※こちらの小説は、チエル・ごん・アスカの悪魔で妄想ダケの世界です。




御本人様とは、何も関係ございません。




東方神起BL小説・5LDKの秘め事・「遠距離」





ずっと変わらずに、


ずっといつまでも、


一緒にいれると信じていたのに……。


人生は、何が起こるのか分からない。


東方神起として⑤人でデビューをした俺達は、この数年間でたちまちトップクラスのア-ティストに成長をした。


次々と入って来るスケジュールに⑤人の団結力は強いもので、何があっても頑張ろうと誓っていたのに、忙しさと引き換えに無くしたモノがあった。


それは、色々な意味での自由。


時間が無い。
ゆとりが無い。


次第に心の自由までが無くなりつつあって、俺達は全てに耐えられなくなっていた。


メンバー同士で、何回も繰り替えされる話し合い。


このままでは、俺達が全員ダメになる。


俺達を守る為にそれぞれが出した答えは……


ジェジュン、ユチョン、ジュンスの三人は⑤人で、今の事務所を離れて、1から別な事務所で活動をスタートさせる意見で一致。


だが、ユンホとチャンミンは、事務所から離れる事に反対だった。


俺は、意外だった。
ユノが事務所から離れないと言うなんて……。


普段⑤人で住んでいるマンションの一室で、俺とユノはいつもこれからの東方神起について夢を語っていた。


狭いシングルのベットで、ユノと俺は愛し合いながら、幸せな未来を語り、幸せな時間を過ごしていた。


ずっと、このままでいれるのなら俺は何があっても、東方神起を守る。


俺とユノの固い決意。


だが、ユノと俺の意見が分かれ、対立となってしまった。


何故、このようになってしまったのだろう。


ユノは人一倍、昔からの恩をけして忘れない情に熱い性格だ。


ユノのそんな内面に強く惹かれた。


俺だって、昔から面倒をみてくれている事務所に恩が無いわけではない。


ただ何よりも、東方神起を守りたい一心だった。


結局、最終的にユノとチャミ、そして、俺達三人は 、対立したままバラバラとなった。


俺は、ジュンス、ユチョンと共に、ユニット結成を決め、それぞれの名前の頭文字をユニット名にして、JYJとして再デビューに至った。


再デビューまで、俺達は毎日のようにダンスレッスンやボイストレーニング、取材等で忙しかった。


その間、⑤人で住んでいるマンションから、ユノとチャミが何も告げずにいつの間にか出ていて、二部屋が空いた。


空っぽのユノの部屋には、元々取り付けてあったカ-テンだけが残っている。


忙しい毎日に身も心もへとへとになり帰宅をした俺は、ユノの空っぽになった部屋で、月明かりに照らされた窓際を見ていた。


ユノ、俺達はこれで終わるのか?


今、どうしているんだ?

会いたいよ、ユノ……。


俺達は、どうしてこうなってしまったんだ。


どうして?
どうして?


頭に次々と浮かぶ言葉は、どうして?だけだった。


しかも、あんなに俺達が愛し合ったこの部屋から、何も告げる事もなく出て行ってしまうなんて……。


度重なるショックで、俺は疲れ果てた。


「ジェジュ?」


ドアから、ちょっとだけ顔を出しているユチョンが声を掛けて来た。


「何?」


「うん。大丈夫か?」


ユチョンの後ろには、ジュンスが居て、二人とも心配そうな顔をしている。


思わず、ふっと笑えた。

「大丈夫だよ。俺は。ユノやチャミの方が辛いと思うし。」


「そうか。」


優しく微笑むユチョンが部屋に入り、一枚の手紙を俺に渡した。


「これは?」


「ユノからだって。マネージャーが俺に渡して来たんだ。」


「ユノから?」


「うん。一人で読んだ方がいいだろ?俺とジュンスは、リビングに居るからな。」


「あぁ。」


ユノからの手紙だとは、ビックリだった。


ユノの気持ちが詰まった手紙。


心して読んだ。


「ジェジュ。


突然、俺とチャミがマンションを出て行く事になり、皆に話す時間がなかった。


心配かけて、ゴメン。


俺とチャミは、事務所が所有しているマンションに引っ越した。


ジェジュ。


一緒に⑤人を守れなくてゴメン。


ジェジュやユチョンやジュンスに賛同出来なくて、ゴメン。


俺は、俺なりに色々と悩んで考えた結果が、事務所に残る事だった。


三人と同じくらいに、俺とチャミも悩んで考えた。


その結果、チャミの答えも俺と一致していた。


こんな形になってしまい、非常に残念な結果になってしまった。


でも、俺は今でも東方神起の⑤人を家族のように思っている。


ジェジュの事、もちろん愛している。


たとえ、⑤人の道がバラバラになってしまったとしても、お互いを大切に思っている気持ちはいつまでも変わらないと信じているよ。


ユノ。」


「ユノ……。」


手紙を読み終えた俺は、涙が溢れ出て止まらなかった。


ユノからの愛情が沢山詰まった言葉達が愛しい。


でも、愛しい気持ちと同時に押し寄せる寂しさ。


「ユノ、会いたいよ。」


ユチョンとジュンスに聞こえないように小声で何度も呟いては、涙で声にならなかった。


連絡手段は手軽に何でもある。


携帯電話やメ-ル、それだけでも直ぐにユノと連絡は取れる。


でも、マンションに帰ればいつでもユノが居て、ユノの部屋の狭いシングルベットで何度も愛し合って、幸せなつかの間の時間。


同じマンションにユノが居ない……。


寂しい。
哀しい。


切ない気持ちに押し潰されそうになっていた。




「ジェジュ・・・・・・?」




突然、ドアの向こうから声が聞こえ、ユチョンがちょっとの隙間だけ開いた扉から覗き込んでいた。




「大丈夫?」




涙目だった俺は、急いで顔を手で覆った。


「あぁ。心配かけたな。何回もゴメン。」


照れながら言う俺を見て、ユチョンはクスッと笑った。


「いいや。いいんだよ。ジェジュの気持ちは分かってるから、気にしないで俺やジュンスを頼ってくれ。」


「ありがとう。」


ユチョンの優しい微笑みとジュンスの優しい気遣いにどれだけ救われた事だろう。


家族のような仲間が居てくれて本当に良かった。


考え事をしながらユチョンに背を向けていると、突然、背後から強く抱きしめられた。


いきなりの出来事に、俺は固まってしまった。


†その②へ†

                        


バレンタイン企画トップバッターは

H4メンバー絵師、りんぺい様のイラストです^^




イラストは

「ドッジ弾平」の陸×弾カプでございます(☆∀☆)



H4の素晴らしき萌え・オタ・薔薇色の日々



りんぺい様からコメントをいただいております。

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ども、りんぺいです。バレンタインですねぇ~。

最近は、女の子同士の「友チョコ」が流行ってるよう

ですが、男の子同士の友チョコもあり?

ということで(?)りっくんと弾平のお二人にも

友チョコしてもらお~と思って描いてみましたが・・・

ハートチョコに『LOVE』って書いてる時点で

友チョコちゃうやーん(-o-)/(笑)

まぁ、この二人には友チョコとか関係なく

チョコもとろっとろに溶ける位イチャイチャして

もらいたいですね。ハァハァ=3=3(戻ってこいuu)

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