人に何かを説明するのに
いちいち視覚化するのはめんどくさい!
…と思う人は多いですよね。
それでも、
発達障害の傾向を持つ人たちには
【視覚化は必須と言えるくらい】
欠かしてはいけないものです。
すでに多くの人が分かっている事ですが
おさらいとして確認をお願いします。
**********************
例えば、デリバリーの仕事を任されたとします。
右の店舗から左の常連顧客にフードを届けるとき、
”どのルートで行くかはそれぞれ違います”
ちょっと発達に偏りがあるバイクのAさんは
あらかじめ自分で決めた道を使い
そのルートで行っています。
そしてある日、別ルートを使う自転車のBさんが
Aさんに教えてくれました。
「Aさんのルートは、
工事中だったので通れませんよ。
今日は〇〇ルートがいいですよ。」
実はBさんが使っているルートが早く、
親切でAさんに伝えてあげたのですが
【もしこの図を見ないで
口頭だけで伝えたとしたら】
Aさんに正しく伝わったでしょうか?
(画像は以前使用したものですが
これでもお分かりかと思います)

**********************
このやり取りに関しては
私たちは大体”言葉だけを使って”
意思疎通を図っているわけですが
想像力の弱い当事者には
【言葉からイメージを
膨らませることが苦手なので】
口頭で伝えることによって
”双方のイメージにズレが生じてしまい”
上手く伝わらないことが多いのです。
映像が映らないのではなくて
映っている映像が
【上の地図の、別ルートを見ている】と
考えると良いかと思います。
【地図全体が分かったうえで話すのと、
部分的に分かって話すのでは】
イメージに差が出ると思います。
*****まとめ*****
想像力の弱さについてですが、
当事者が自分の目で見てきたものは
イメージとして定着します。
ですが、
【当事者が自分の目で
見ていないものは】
なかなか想像することができません。
そのため、
通る道の変更を口頭でお願いしても
当事者の考えているイメージは
いつもの道のままなのです。
「視覚化がめんどくさい」から
口頭で済ませたい人は多いです。
ですがそれによって目的地にたどり着けなければ
・人のせいで遅れたと逆切れする
・仕事自体を放棄してしまう
・迷惑をかけるより自分の苦労を訴える
といったことにつながりますし、
顧客からの信用はなくなってしまい
店としての評価も悪化するでしょう。
このように考えてみますと
確かに視覚化するのは面倒かもしれませんが
【後々の損失よりも、今のひと手間】
こちらを選択したほうがよさそうに思いませんか?
「紙に書く」ことは、
大人子どもとか、特性の有無に関してなど
実は誰にも関係なく有効な方法だと言えます。
事実、私たちは覚えきれないことは紙に書くし
何度もやりとりしながらイメージを膨らませています。
それを「最初のひと手間」で省略できるなら
それほど楽なことはないと思いませんか?
参考になれば幸いです。
※この記事は、主観が含まれます。
全員に当てはまるものでもありません。
複数の視点で読めるように心がけていますから
一つの回答に絞られないこともあります。
生き方のマニュアルとしてではなく
あなたが生きるうえでの参考になれば幸いです。



