大人になればなるほど


春は特に桜を眺めることもせずに

桜の木の前を足早にとおり


夏はお祭りに行くこともなく

冷房のきいた部屋にこもり


秋が近づいて行くなかで

きっと同じように

きれいな月を眺めることもなく

大好きな焼きいもを食べることもなく


時間がすぎ

新しい年を迎えるの

だろうか。


ただ目の前の時間を過ごすことに抵抗を感じ

もっと意義のあることを

もっと効率よく


時間がかかることはなるべく避けてきた


小さい頃

夏の夜を外で過ごすのが大好きだったこと

パパとよく海に行ったこと

枯れ葉を集め焼き芋をするのにわくわくしたこと


忘れてた


気づいたら今は夏なのか秋なのか

何月だったか今日はなんの日か


忘れてた


とりあえず

家で焼き芋でも食べてみよ