オーストラリアでwwoofというシステムをつかい、小規模な農家さんの手伝いをするボランティアのようなものをしていた時期があった。
前回書いたように1軒目の滞在を終え、2軒目は
山の上にある宿泊施設のお手伝いだった。
はじめの出会いはいつもドキドキ。
迎えに来た方は少し年上にみえる若い男性で、フレンドリーに優しく話しかけてくれて、少し安心した。
その人が突然「この車にね、豚の足をつんでるんだ。それを今シェフに渡しにいくよ」と言った。
豚の足???
最初は聞き間違いかと思った。
けど、よく見たら私の座席のすぐ後ろにビニールに覆われた豚の足らしきものがつんであった。
さすがにぞっとした。
どうやら、彼が昨日豚をしめたらしい。
彼は、
「みんなお肉とかを気軽にスーパーで買うでしょ。自分で殺さない。どういう過程でスーパーにお肉がならんでいるのかを本当の意味では知らない。それってフェアじゃないと思うんだ。」
どきっとした。
私は、食べるということを本当の意味で知らない。
命を頂くということを分かってない。
農作業を手伝うなかで、もやもやしていたことの1つだった。
そんな考えを持って、たくましく行動している彼は強くて立派だと思った。
「もしかして、私も豚をしめたりするのが仕事、、、?」
と不安になって聞くと、
「それはあなたの仕事じゃないから大丈夫!心配しないで」
と彼は笑って答えてくれた。
私の2軒目のwwoof生活が幕を開けた。