第三回BGあそびばゲーム会の様子 | ボードゲーム宮殿

ボードゲーム宮殿

地域活動系ボードゲーム会(板橋区・練馬区)

第三回BGあそびばゲーム会

2015年1月25日(日)
13:00~17:00

場所 板橋区上板橋七軒家公園集会所1階
   東京都板橋区上板橋2-38-3


無事終了しました。

小学生12名
大人8名
合計20名でした。
参加して頂いた方々ありがとうございました。

今回は前半はボードゲーム。
後半は「オリジナルハンドシェイカー」作りの二段構成。

一緒に何かを作って、その作ったもので遊ぶ。
そういった取り組みもちょくちょく入れていこうと思っています。
地域に住む大人が持っている隠れた芸、遊び、作りもの、などを子ども達と一緒に体験するという枠です。
意外と凄い芸を皆さん持っています。
眠らすにはもったいないので一日先生みたいな感じで楽しめればいいなと考えています。

ただ毎回だと大変ですので、2回に1度か3回に1度くらいのペースかなと。

さてそれでは今回遊んだゲームとその様子を紹介したいのですが、
今回ゲーム説明する人の手が足りず僕自身、写真が全然撮れませんでした。
ですので家に帰ってからゲームだけを撮りました。
この写真でイメージをふくらませて読んでいただければ幸いです。
それではどうぞ。





ウボンゴ

穴埋め早解きパズル
パズルが解けた時は「ウボンゴ!」と叫ぶ、狩猟系ゲーム。

子ども達の様子
解けた人は声を出して「ウボンゴ!」って叫ぶんだよ。
と、いうのを説明の時に必ず入れているんだけど、子どもによっては「うへえ」「恥ずかしい」って顔をします。
けれど、いざゲームが始まってしまうと勢いで「ウボンゴ!」って言っちゃって、「あれ?案外悪くねえぞ」的な表情を見せますね。
パズルが解けた気持ちよさと、声を出す気持ちよさがリンクしていて、子ども達にもすんなり受け入れられている気がします。
シャイな子がいる時は一緒の卓の大人が楽しそうに「ウボンゴ!」って言ってると、抵抗が減るかもしれません。




メイクンブレイク

積み木早積みゲーム
手先の器用さと再現力を問われる知能テスト系

子ども達の様子
小学生低学年の鉄板ゲーム四天王の一つ。
ルール説明も1分で済むし、その時点でゲームの楽しさが容易に想像してもらえるので重宝。
今回初めてゲーム会に来てくれた子もスルッと楽しんでいた感じですね。
大人だとやや簡単な難易度なんだけど、小学生低学年ならちょっと手こずる絶妙の難易度だと感じました。
うんうん唸り、時間に追われ、十分にゲームを楽しんでましたね。
今回3人で遊びましたが、一人は積み木、一人は審判、一人はタイマー係りと役割分担したので、誰ももて余さずに良かったです。
タイマー係はスタートしたら持ってるだけなんだけど、小学生的に任された役目を全うしようと真剣でした。






ブロックス

ブロックを使った陣取りの傑作

子ども達の様子
今回初めて出してみました。
小2二人、小3一人、小5一人の四人でプレイ。
この時に手の空いている大人がいなくて、子どもだけの卓にしてしまったのはちょっと失敗でした。
他の卓へルール説明をしに行って、戻ってきたところゲームが停滞していました。
一人の子が、手詰まりなのに「まだできる」と突っぱねていたんですね。
停滞したその状況を子ども達だけでは解決できなかった。
「それはもう詰んでいるから降参だね」と大人が声をかけてようやく進みました。
この件に関して反省です。
このゲーム会の目指すところは、ボードゲームに限らずですが遊びにおいて、子ども達でルールを守り、自治する力をつけるという事ではあるのですが
まだそういった考え方や手法を伝えてはいない中で、放任するべきではなかったです。
今後そういった事を具体的にどう伝えていくか考えていきたいですね。
ゲーム自体は真剣に遊んでいたので楽しかったのではないかと思います。
続けて2回目もやろうかと促したところ悪い感触ではなかったので。




フェイスアクター

顔面を使った表情カルタ。

子ども達の様子
カードに書かれた表情をして、どのカードか当てるというゲーム。
初対面同士の子どもだと恥ずかしがったりしてうまくいかない事もありますが
場が温まっていればかなりの破壊力のあるゲームです。
僕がこのゲームの好きなところは、「人の顔を見る」という所ですね。
ボードゲームはボードやカードを見ながら相手とコミュニケーションを取る、間接型の遊びです。
相手の顔を見ないでも話や打ち方でコミュニケーションが図れます。
それはシャイな子でも間合いを近付けられる素敵な面があるのですが、さらにそこから一歩踏み込む何かが欲しいところでもあります。
当ゲーム会では、最後に必ず集団遊びをして、直接的なコミュニケーションのゲームをしますが、その中間の役割をこのゲームは担ってくれます。

そんな感じでこのゲームで遊んでいるわけですが、毎回思うのは
子どもにとって表情を作るというのは意外と難しい事なんだなという事。
顔の筋肉を自在に使って表情を「作る」というのは実は「表現」であって、小学生にとって高度な事なんですね。
逆に「表情を読み取る」力は相当あるんだなと感じました。
あまり大きくない顔の動きに、ピンポイントで当てていきました。
「観察する力」が自分が思っていた以上にありましたね。




ワニに乗る?

積み木バランスゲーム

子ども達の様子
「とりあえずビール」じゃないけど、とりあえずワニに乗る。
今回初めて来た子にどのゲームで遊んでもらおうかと悩んでいたところ
常連の女の子が「これがいいんじゃない?」とセレクトしてくれました。
ゲームの習熟度に合わせて選べるなんて、なんかこうゲーマーっぽくて感心しました。

さてこのゲームの良いところは「落ち着ける」という所ですね。
低学年の男子だと動きが激しいです。
ともすれば興奮に近い感じになることもありますがこのゲームでは一旦クールダウンできます。
不用意に動いたり、駒を雑に扱えば崩れてしまいます。
崩れたら負けです。
負けたくないから真剣に、慎重になります。
このゲーム以後はゲームに対する集中力がちょっと違う感じがしますね。
背筋がピーンみたいな感じです。





ペンギンパーティ

損切りの決断を迫られるマネジメントゲーム

子ども達の様子
低学年が多い当ゲーム会では、どうしてもパズルや反射神経系が多くなります。
が、このゲームは低学年でも遊べる思考系ゲームとして重宝してます。
初プレイの時は、ただ法則にしたがって並べていく感じですが
ある時に「わかった!」って顔をするんですよね。
その子が次のゲームの時に初めての子に
「こうやって邪魔できるの!」って生き生きと説明しています。
今回も初めての子が”邪魔する”に至るまでにそんなに時間がかからなかったですね。
悲鳴と歓声が上がり続けていました。





ドブル

図形認識早取りゲーム

子ども達の様子
これもとりあえずビール的なゲーム。ドブル。
今回初めて来た男の子二人組に出してみました。
「ゲームってなにやんの?」「面白いのそれ?」
といったちょっと緊張した感じでした。
ルールを説明して淡々と進んでいたので、
ん?あんまり面白くないのかな?どうかな?と冷や冷やでしたが
だんだんと集中してきたその時に
「言い間違え」という何てことない事だけどもワッと笑いえる瞬間があり
そこからは打ち解けて笑いながら遊べました。
集中と緩和、そしてそれを共有するというのがグッと距離を詰めたのかなと。
アイスブレイクには最適ですね。





クイズいいセン行きまshow!

中間を答えるクイズパーティゲーム

子ども達の様子
「六本木ヒルズに住んでる人の平均年収はいくらでしょう?」
といった答えのないクイズに回答して回答者の中で中間を答えられた人の勝ち。
盛り上がった。
盛り上がったのだけど、設問選びが難しかった。
小2だとまず、
「六本木ヒルズって?」
「平均って?」
「年収って何?」
でした。
言われて初めて、そうだよね、わかんないよね、ってなりました。
理解できる設問を探してなんとか遊んでみたんですけどね。
ゲームのシステム自体は盛り上がります。
テレビ番組風の読み上げをしたり、
一人づつ回答する時にジャカジャンと効果音を言ってみたりしてきゃきゃっと楽しんでいるのですが
単語や単位がまず難しい感じはありました。
以前遊んだ時は小4以上だったので何事もなく遊べましたが、小2が入ってくると難しい。
たった2年ですが、ここまで開きがあるものかと再確認です。
子どもってものすごい勢いで成長してるんですね。



さてここからは後半のハンドシェイカー作りです。
ボール紙の中に、ボタンや小豆など音の鳴るものを入れて蓋をします。
とても手軽な手作り楽器です。
しかし今回は出来上がってからの装飾、デコレートに焦点を当てています。



まずは大人たちが準備してきた見本から。
布であったり、和紙であったり、工夫を凝らした装飾です。




まずは作り方の説明。
それぞれどういう手順で飾り付けをしたか説明していきます。
それを聞いて、自分がどういうのを作りたいかイメージを膨らませます。
結構真剣に聞いていますね。



製作開始です。
中に入れるものも選べます。
プラスチック系は音が軽いとか、小豆は自然な音とか
ここでも自分の趣味が反映されます。
実際に試して何度もやり直せるのです。
超真剣です。



彼は和テイストで攻めるようです。
見本はあくまで見本で、みんないろいろ組み合わせ、完全なオリジナルを作ってましたね。
こだわりの時間です。



こちらは螺旋状にようじを突き通しています。
中のものが階段状にゆっくり落ちて行くんですね。
よく考えるなあ。
結構きれいに作るの難しいですよこれ。



じゃーん
完成です。
世界に一つだけのオリジナルハンドシェイカーです。
音も形も全部違います。
自分の好みに作るのって気持ちいいですよね。
自分が好きなものは何か?
そんな確認にもなったかもしれません。

また近いうちに何か作りもの系もやっていきたいですね。



最後にお約束。
次回はこれに
「ルールを守って遊ぼう」を追加します。

それでは次回告知

第4回BGあそびばゲーム会

2015年2月22日
板橋区七軒家公園集会所1階
東京都板橋区上板橋2-38-3
13:00-17:00

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