久しぶりに北海道の富良野に行って来ました。キハ22→キハ40→H100に変わっていました。富良野のぶどう畑には六花亭の新しいお店が出来て、そこから十勝岳が良く見え、ぶどうの剪定作業の向こう側にH100形ディーゼルカーが走っています。


H100はハイブリッド車ではなく、VVVFインバータと三相モーターで走るディーゼルカーです。


動力はディーゼルエンジンで主発電機を駆動して得られた三相交流電源をPWM(パルス幅変調方式)コンバータで一旦直流に変換し、それをVVVFインバータ制御で三相可変電圧可変周波数交流に変換して主電動機の三相誘導電動機を駆動させることで得ている。主電動機の制御は1C2M方式を採用した。

機関は小松製作所製のSA6D140HE-3形燃料直接噴射式4サイクル直列6気筒横形ディーゼルエンジン(定格出力331kW≒450PS/2,000rpm、総排気量15.24L)で、噴射装置はコモンレールを採用した。

主発電機(N-DM100)は開放形強制通風方式の定格出力305kWのものを搭載し、機関とは直結駆動され、車両に必要な電力を供給する。機関始動には主発電機を用いるためスターターは省略された。

主変換装置はPWMコンバータ・VVVFインバータ・補助電源装置が一体で構成され、主回路に半導体、ダイオード側素子にSiCを採用した三相2レベル方式電圧形PWM方式を採用した。補助電源装置部は変換した直流を三相または単相一定電圧一定周波数に変換して車両の補助回路機器に電力を供給する。

動台車(N-DT100形)を車体後位、付随台車(N-TR100形)を車体前位に配置する。いずれも軸梁式ボルスタレス台車軸距は2,100mmである。車軸軸受は円錐ころ軸受を採用した。基礎ブレーキは踏面片押し式のユニットブレーキとし、付随台車にはディスクブレーキが加わる。制輪子にはJR北海道車両の特徴である合金鋳鉄制輪子を用いた。また、空転防止のためのミュージェット噴射装置を装備した。

主電動機は全閉形自己通風方式のかご形三相誘導電動機(N-MT100形、出力105kW)を動台車に2基搭載する。

制動指令には電気指令式空気ブレーキを採用しており、常用ブレーキ・非常ブレーキ直通予備ブレーキ耐雪ブレーキの4つのブレーキ系統を有し、各軸ごとの滑走再粘着制御によって、エゾシカなどとの接触回避のため急ブレーキを扱った際の踏面損傷を防止する。

また、付随台車のブレーキパッドが冬季に凍結・固着することにより生じるブレーキ不緩解を防止するため、一定の条件を満たした状態で運転台のスイッチを扱うと、付随台車のブレーキ圧力が開放される機能を持つ。

電動空気圧縮機は潤滑油が不要なタイプのオイルフリースクロール式空気圧縮機(N-RC400D-1)を各車1台設置する。

屋根上には集中形空調装置(N-AU100形、冷房能力38.4kW、暖房能力16kW、換気機能は省略)を搭載する。空調装置室外機は耐寒耐雪のため上面カバーを板厚増加・補強追加している。また、空調装置側面寄りには歩み板が設置される。別途設置の室内電気暖房器は24.85kWの容量を持つ。

連結器はJR北海道の一般形気動車で初めて密着連結器を採用し、緩衝器はマヤ35形客車と共通のものを用いた。


昼食は富良野駅前にある「唯我独尊」でオムカレーを食べました。




羽田→旭川はエアドゥのアローラロコン(キツネのポケモン)ジェットに乗りました。