私は神経痛で1日3回ビタミンB12錠剤を飲んでいます。時々飲み忘れますが、特に冬は神経痛で足の脛が痛くなります。ビタミンB12錠剤を飲み始めると痛みが和らいで行き、3回服用すると痛みが無くなります。この不思議な薬が体の中で、どの様に働いているのか調べました。

ビタミンB12は細胞の中にある細胞質やミトコンドリアの働きを促進する酵素の様です。だから、末梢神経の修復や血液の造血をするのですね!自分の体の細胞が新しくなって行く感覚があります^_^

VitaminB12がどのように吸収されるかを解説します。食物中のvitaminB12は胃の壁細胞から内因子(IF:intrinsic factor)が放出され、それと結合します。これが回腸末端で吸収され、門脈系と通して血中へ行き、血液中ではトランスコバラミン(TC: transcobalamin)と結合(全体の20%程度・細胞内輸送に関与する)、もしくはハプトコリン(HC: haptocorrin)と結合 (全体の70-90%程度)します(下図参照)。このうち前者のトランスコバラミンと結合したvitaminB12のみが細胞内に取り込まれ、細胞質でのホモシステインをメチオニンへ変換する補酵素として、またミトコンドリアでメチルマロン酸CoAをスクシニルCoAへ変換する補酵素として働きます。VitmainB12不足は最終的にこの細胞内でVitaminB12が欠乏することで障害を引き起こします。

メチオニン(Methionine)は主に中枢神経を含めてメチル基の供給に重要であり、葉酸(Folate)はDNA合成に関与しています。