50年前、私は東京農工大学自動車部でラリーをやっていましたが、山岳地帯の公道を走るので日本では行われていませんでしたが、レーシングドライバーでもある豊田章男会長の肝入りで愛知県と岐阜県でWRC(世界ラリー選手権)が現在開催されています。私の友達2人がオフィシャルスタッフとして参加しています。
私は赤城山で岩がタイヤに突き刺さってバーストしたり、養老渓谷で側溝に落ちたりしましたが、私の友達は狭山湖に落ちました。車は30秒位浮いていますが、ドアが開かないので、窓から出て足でドアを蹴って車から離れるとのこと。そうしないと、車と一緒に湖底に引き摺り込まれるとのこと。


私は50年前、パソコンやマイコンが無い時代にロジックIC30個でラリーコンピュータを自作しました。5V・3Aも電力が必要でした。距離パルス発生装置は壊れた車のスピードメーターを外して改造しました。当時のスピードメーターは機械式で、1km走ると637回転しました。
①車のスピードメーターへ行っているワイヤーケーブルを分岐し、その先にプリント基板で作った円板が回転出来る機構を作ります。円板には等間隔に穴を開け、フォトインタラプターで距離パルスを発生させます。
②その距離パルスをプリセット付4ビットBCD10進アップダウンカウンター3個にカウントさせ、3個の4ビットDtypeラッチの出力をプリセット入力に接続します。3桁の4ビットBCD10進デジタルスイッチは3個の4ビットDtypeラッチの入力に接続します。
③ 例えば、デジタルスイッチを30.0km/hに設定して速度セットスイッチを押した瞬間から、30.0km進んだ時点で1時間進む様に1秒毎に計算パルスを発生させます。速度セットスイッチを押したら、デジタルスイッチには次の速度を設定しておきます。
④その計算パルスでプリセット付 4ビットBCD10進アップダウンカウンター4個で作った4桁の計算時刻カウンター(分と秒)をアップカウントします。
⑤時計と同じ様に水晶発振子の時間パルスで4ビットBCD10進アップダウンカウンター4個で作った4桁の実際時刻カウンター(分と秒)をアップカウントします。
⑥スタースイッチを押すと計算時刻カウンターのプリセット入力に実際時刻カウンターの数値がインプットされます。
⑦ 実際時刻カウンターと計算時刻カウンターの差を4ビットコンパレータで比較して、同じ数値の場合は「オンタイム」、マイナスの場合は「遅れ」、プラスの場合は「進み」のランプを点灯させます。

⑧実際時刻カウンターと計算時刻カウンターの数値はBCD/7セグメントデコーダで変換されてそれぞれ4桁のLED表示器に表示します。