サーブの練習をテニスコートでしかやらない人が居ますが、これではサーブは旨くなりません。室内で毎日練習してください。ラケットも必要ありません。また、シャラポワのサーブは腕の筋肉を使わないので、肩や肘や手首を痛めません。

私はもうすぐ70歳ですが、1日に4時間連続してテニスの試合をしても痛くなりません。太腿と腹筋は痛くなりますが、風呂に入って一晩寝れば直ります。ラケットを下から上へ鞭のように振り上げるのがポイントです。腕力ではなく、体全体を使います。特に、大腿四頭筋と腹筋(特に右の腹横筋)を使います。上腕二頭筋を使わずに、腕はラケットの回転を加速するロッドとして使いますので、角度だけ気を付けて下さい。
1、トスアップ
腕を伸ばして、ボールを手の掌の真上に上げます。正確に手の掌の上に落ちるまで練習します。頭の上に上げるようにトスを上げる人はトスの位置がばらつきます。頭の方をボールの下に動かした方が安定します。トスがばらつく人はこれが原因です。
2、トロフィーポーズ
膝を深く曲げ、左手(トスを上げる手)を上に挙げ、右手(ラケットを持っている手)を90度曲げます。膝を曲げて、太ももと腹の筋肉を使います。肘も90度曲げないと前腕の回転スピードが上がりません。鏡に映して、角度を良く確認してください。
3、上腕内旋、前腕回内
上腕内旋は肩関節回りの回転で、肘を90度曲げたときに最大スピードになります。前腕回内は手首の回転ではなく、2本の骨をひねる動作です。これができないと、トップスピンは掛けられません。ストロークのトップスピンはボールの上を擦りますが、サーブのトップスピンはボールの後ろを左下から右上(右手の場合)へ擦ります。
4、ダブルフット(両足ジャンプ)
ダブルフットすれば、フットフォルトにならないで、エンドラインより50cm内側でインパクトできます。50cm前へ踏み込むことで、重たいサーブになります。