ななちん
いとしのななちん。
去年の今頃
パパとママは
手術台の上のナナをかこんで
手術室にいた。
12月15日に手術して、いじれなくて、開腹して閉じるだけだった。
今後食べれなくてもいいように、腫瘍部より下に
だから、腸に腸ろうを作って・・・閉じたおなか。
術後、16日は好調に見えて、最後のゴロゴロだった。
ママは面会にいってうれしくて、動画にとってパパにおくった。
パパとママはナナに元気になってもらうことに必死で、
パパはママの分の仕事もして、
ママができるだけ、ナナのそばにいれるようにいつもしたね☆
17日から、どんどん元気がなくなって
週末になって
大学病院は、かなりの人手がいなくなる。
目がいきとどかない。
ママはかなちゃんみたいに、病院で一人で逝かせたくなかった。
ママは、中心静脈の入ったままのナナをつれてかえる決心をした。
大学の、数時間おきの見回りにまかせてはおけないと思った。
最後のドライブ。
ナナはいつもいいこ。
お家に帰って、3人で寝た。
酸素ボンベも準備した。
開業医の先生に24時間、対応してもらうお願いをした。
なにか、あったら。
そして、状況の悪化も視野にいれて
ナナの血液型、希少なB型を、獣医さんの勉強会で、たくさんの人の前で、
供血を呼びかけてもらった。
19日、朝。
バイタルが明らかにおかしい。
呼吸はやい、急な39度までの発熱、おなかぱんぱん。
腹膜炎だ と。
いそいで、開業医の先生に電話。
ママは、酸素ボンベをかついで
ナナを抱いて
車を飛ばした。
パパは、ナナをたのむ って。
仕事がおわる夕方まで、ナナを、
なんとか、ナナを と ママは思った。
大量の腹水がたまり、やはり腹膜炎。
再手術をしてもひじょうに厳しい。
でも、しなければ 確実にナナは助からない。
再手術。
ナナ
目がさめたら、パパが目の前にいるからね!
ハイリスクすぎて、
麻酔からさめないかもしれない手術。
でも、
ナナは きちんと麻酔からさめて
パパの顔をみて
それから意識をなくし
20日
朝方 天使になった。
本当にがんばりやさんで
健気で
甘えんぼで
ほんと、かなわないなーと思うよ。
ほめ言葉しか見つからなくて
1年たつけれど
パパとママは完全にあなたにやられてますから。
ななちん。
大好きだよ☆