さてさて今日は、今話題のオリンパスについて語ります
オリンパスと聞いて知らない人はいないですよね?
みなさんも電気屋さんのデジカメコーナーとかで一度はオリンパスの名前を目にした事はあるかと思います
カメラでは有名な一流企業ですよね
とまぁ普通は皆さんそう思ってるかもしれませんが実はオリンパス、病院など医療機関で使われる消火器内視鏡で一番稼いでいました。
カメラであるといえばそうなんですが要するに胃カメラとかですね。実に世界で7割のシェアをもつ圧倒的なナンバーワンだったんです
そんなオリンパスですがもう散々ニュースになってましたが、経営陣主導による組織ぐるみの損失隠しが表ざたになり認めざるをえない結果に
まぁ散々ニュースになっていたのでそのへんは何かしたんだろくらいは皆さんもご存知かと思います
で、今日はそういう損失隠しをした経営陣はこの後どんな罪に問われるかというお話をしましょう
損失を適切に計上しなかったということで問われる罪が、金融商品取引法の証券報告書の虚偽記載違反です。
わかりやすく言うと、欲しかった新作のカバンを母親に
『またそんな高い物ばっかり買って!』と問い詰められた時に
『セールで買ったからいつもより全然安く買えたんだもん』と定価で買ったものを嘘をつくと問われる罪です(笑)
実際家庭では親子会議ですみますが、法人の場合はちゃんとした罪になるというわけです
虚偽記載の場合、代表者は10年以下の懲役または1000万円以下の罰金
法人は7億円以下の罰金に処されるという話。
さらに民事でも、会社に与えた損害を賠償するように求める株主代表訴訟や、株価下落で生じた損失を会社や取締役を相手取り損害賠償訴訟が起こされる可能性があります
過去の例をみてもオリンパス同様に証券の損失を先送りしていた山一証券という会社は自主廃業を発表しその翌年に元社長らが東京地検に逮捕
皆さんが知ってる会社でいうと化粧品会社の カネボウ なんかも売上高を水増しなどの粉飾が判明し、上場廃止の挙句、化粧品事業を切り離すなど事実上解体という結末。
ライブドアもその一つなんです。売り上げを架空計上したとういうことで、当時社長のほりえもんさんが実刑判決をそしてつい最近ですがライブドアという社名は消滅しました
こうしてみると企業が刑事責任を取られた上に会社は身売りや解体を余儀なくされることが今後の展開。
いずれにせよオリンパスが現在の姿のまま生き残るのは厳しそうですね
これ以上話を続けるとみんなの頭もパンクしちゃうので今日はこのへんで(笑)